「上がアカと言えばアカ」流麻溝十五号 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
上がアカと言えばアカ
1953年台湾東部沖の緑島(旧)火焼島)にあった思想改造施設、新生訓導処の話。
政治犯と認定された女性たちが上陸し収監される様子から始まり、強制労働と処内での人権を無視した反共強要とその中で生きる姿や抗う姿をみせていく。
かなり厳しい施設だし、どこまで事実かわからないけれど、命の危機までは考えていないのか、収監者社たちは思想を曲げず、媚びぬ退かぬ省みぬだったんですね。
まあ、署名しても帰れる確約はないですからね…。
哀しい歴史の一部を描いたフィクションで、それなりに見応えはあったけれど、主人公の境遇が比較的温くて、映画としてはイマイチ盛り上がりに欠けたかな。
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トミーさんのコメント
2024年8月17日
共感ありがとうございます。
メインの三人のヒロイン中、思想的なのは1人しか居なかったので途中迄収容所の苦しさしか目立たない感じでしたね。
アカ=下剋上と支配者たちは恐れてたんでしょうが、現在の共産主義の体たらくを見れば単なる権力争いでお笑い草だったのに。