劇場公開日 2024年10月18日

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まるのレビュー・感想・評価

全147件中、81~100件目を表示

3.0ちょっとした世にも奇妙な物語。

2024年10月21日
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鑑賞方法:映画館

でもでもこうして地球は廻ってる。
理解不能なことも、理不尽なことも、ある日突然何かが変わることも、いつまで経ってもなにも変わらないことも、ぜ~んぶ引っくるめての人生。

剛、丸いなー。
とりあえずキャストが最強。
早乙女太一、なんで好きなんだろ。
円周率のオッサン、三角のおっさんになってるしww

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らまんば

5.0円相

2024年10月21日
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鑑賞方法:映画館

今の時代を映し出すかのような摩訶不思議な作品。なかなかの秀作。人との関わりに翻弄される主人公が、なんとも言えないいい味を出している。ゆったりした流れとホンワカした関係が、いいね!剛が歌うエンディング曲は、素敵!最高です。

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DnaH

4.0開通記念日

2024年10月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

堂本剛が堂本剛過ぎるし、綾野剛が綾野剛過ぎる。けど、それを生かしたキャラクター性とストーリーですごく面白かった。クセ強な役者をこんなに集めて、よく自分のものにできるよね。流石、荻上直子監督。日本映画界に欠かせない存在になってきました。
予告の期待通りの作品で、言っちゃえば意外性はさほど無く結構想像できる展開なんだけど、細かな演出やセリフに笑ってしまったり更には心動かされたりと、今回もまた荻上監督らしいところに惹かれてしまった。

かなりアートなお話。絵という美術をテーマにしながら、薄気味悪い人間社会や日常的にはびこる思想、宗教に近い集団認識という洗脳なんかをフワッと描いているため、どちらかと言えば人間ドラマに重点を置いている作品ではあるんだけど、美術に限らず、芸術そのものに対する向き合い方によって好き嫌いは顕著に現れそう。
自分は明確な取り決めや思考がなくとも、曖昧な作品でも割と受け入れることができるし、印象画のような作者にしか分からない世界みたいなのを見るのもすごく好き。だけど、人によってはちゃんとメッセージが欲しい!ハッキリして欲しい!と思うだろうし、その気持ちも分かる。でもこの映画は〈まる〉というとても不明瞭な絵のように、これを伝えたい!とかそういうのがない作品だから、ちょっと気をつけた方がいいかも。

だけど、個性豊かな登場人物、言っちゃえば現実世界の等身大のような人々が放つ言動や行動には、共感したりハッとさせられるものがあって、どんな人でもひとつは自分の心に深く刺さるものがあると思う。そこがこの映画の好きなところ。FilmarksのジャンルにはSFとか抜けたこと書いてあるけど、そんなことは全くなくて、むしろ逆くらいのテイスト。舞台挨拶中継付き上映で見たのだけど、司会者が「いちばん共感できるな〜自分と似ているな〜と思う登場人物は誰ですか?」という質問をキャストに投げかけていて、それこそがこの映画の持つ魅力なんだなと鑑賞後に感じた。

荻上監督といえば、シチュエーション作りの天才。今回もその才能をいかんなく発揮。これまでの監督作ベストシーンは「川っぺりムコリッタ」のムロツヨシが松山ケンイチの家に手作りの野菜を持ってくる代わりに、風呂に入って、米食って、自分の私利私欲を思う存分満たすシーンだったんだけど、本作の開通記念日はそれを超してしまう最高のシチュエーション。笑い声を抑えるのに必死になるくらい面白かった笑笑
1人で喋って、1人で怒っている綾野剛に対して、たまーにボソッと返答する堂本剛。この空気感、一生見てられる。綾野剛演じる横山が、「川っぺりムコリッタ」のムロツヨシ演じる島田と重なって、荻上監督って、不器用だけどすごく真っ直ぐな人なんだな〜と思えた。

自分の好みとしては最後はもうちょっと面白味のあるオチにして欲しかったなと思ったし、せっかくいいキャラ設定しているからサワダ含めそれぞれもっと活躍する場面があっても良かったかなと。吉岡里帆演じる矢島は特に、サワダとの絡みをもっと増やしても良かったんじゃないかと感じた。その分、コンビニ店員モーは最高に良かったけどね。森崎ウィンがすげぇ。

賛否結構分かれてるみたいだけど、見て損は無いと思うし、前述の通り必ず自分の心に刺さるものが確実にあるだろうから、是非とも見に行って頂きたい。まるのなかのアリ。あの演出は惚れた。役者目当ての方は楽しめること間違いなし。あ、でも戸塚純貴目当てはやめたほうがいいよ。

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サプライズ

3.0堂本剛くん推しのための映画

2024年10月21日
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単純

う〜ん、何とも言えない…
とにかく、堂本くん演じるサワダの顔が実にまるいのは納得。森崎ウィンくんのミャンマー人は最高で、あれ、この方、外人さんでしたっけって思うぐらいハマってました。
周りを固める役者さんたちも素晴らしい方達ばかり、綾野剛、吉岡里帆、柄本明、小林聡美などなどクセ強、キャラ濃い目です。

でも、その方達にサワダがすごく影響を受けて、人生が変わっていくわけでもなく、一時通りすがった人達ぐらいの感じでストーリーは進んでくので、なんだかちょっと物足りない気分でした。

結局、絵描き、漫画家などアーティストは自分の描きたいものは世間に認められず、お金にはならなくて、お金が欲しけりゃ、自分は描きたくもない作品を描かなくてはいけなくて、このジレンマや矛盾を通して、あなたなら何を選択する?どう生きる?という問いかけをされたように思いました。

そして、同時に有名になった途端に、手のひらを返したように態度が変わる人達。人間の裏の嫌な一面も見せられた気がしました。また、情報の一人歩きの恐怖も感じました。何が本当なのか、誰が本人なのか、確かめる術は果たしてこの情報社会にあるのかなと思ってしまいました。

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さくらん

2.0堂本さんは歌が上手い

2024年10月21日
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寝られる

主人公が◯を書いた作品が脚光を浴び、社会現象まで起こすが主人公は何も変わらないという話

予告編を観て、もっとハチャメチャになるのかなぁと予想して視聴したので自分的には期待ハズレ

劇場じゃなくても良いかも…堂本さんは歌が上手いなぁという印象が残った作品

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pantara

3.0人生何が起こるか解らない事がテーマだった感じだったけど自分には刺さらず。

2024年10月21日
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人間の欲望を風刺した感じもあったけど、終始退屈な感じだった。

人気美術家のアシスタントとして働く沢田。
自転車で転倒し右腕を骨折。
コンビニでアルバイトをする事になった沢田が何気に書いた「○」の絵がある人に認められ有名になってしまったストーリー。

美術家のアシスタントだった吉岡里帆さん演じる矢島がいきなり「搾取」に対する抗議デモをしたり、柄本明さん演じる金持ちが道路工事の警備をする姿等が印象に残る。

変わらないのは漫画家志望の綾野剛さん演じる横山。
森崎ウィンさん演じるコンビニの先輩のモーも何も変わらず。
モーのカタコトの日本語が自分的にはツボだった(笑)

ラストの堂本剛さんの歌は素晴らしかったです( ´∀`)

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イゲ

5.0自分を見てくれてる人はいるよね。

2024年10月21日
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泣ける

笑える

幸せ

自分と意図しない方向に周りは変化していくけれど、ちゃんと見てくれていて心配してくれる
隣人やアルバイト先の仲間の優しさで心を取り戻していく、静かな演技が演技とは思えないくらい自然でした。息づかいまで感じられる映画館でもう一度観ようと思います。

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さくら

3.5まるに まるをあげられない!

2024年10月21日
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笑える

知的

難しい

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The silk sky

3.5堂本さんは歌の方が良いなぁ

2024年10月21日
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役によって空気感も顔付きも全く変えてくる綾野剛さん、凄い。

堂本剛さんは、芸能人としては好きな方ですが、
唯一感情を露わにする場面がイマイチで、、

ラストの歌は作詞作曲もされてるんですね。
あちらの方から今回の作品のサワダの雰囲気が伝わってきました。歌上手い。

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ゆうすい

4.0堂本剛のファンムービーだけじゃない

2024年10月21日
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怖い

幸せ

萌える

堂本剛が主演でスクリーンを占領して、エンディングまで歌う。まさに堂本剛ファンのための映画です。ファンは必見です。
ファンの評価は高そうですね。

ただ、、、ファンだけの映画でもない。
予告からちょっと不思議なふざけた内容なのかと思ったら、以外と深い。
SNSのせいで、価値を自分では決められない。価値のないものももてはやされる感じが不気味でホラー。
壁に落書きしてるあのアーティストみたいだな。
とはいえ、作品展行ったしお土産買ったけど。

最後の方の畳みかけは良かった。
「寿司」「縦横」などちょっと皮肉にスッキリする。
森崎ウィンとのやり取りも良かった。
堂本剛の丸い顔が、無表情からクマができて最後はスッキリする。

ただ、、私はあまり堂本剛が好きでは無いので入り込めないし泣けないけど。
でも単純に良い映画ではあります。

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だるまん

3.0まるがまるでわからない

2024年10月20日
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怖い

知的

難しい

予告を見て世にもみたいな話かなと思い見に行ってきました。見てみると世にもみたいなようでそこまで止まりでした。
さわだの日常を描いた話で、まるを描いた事によって知らない所で描いたまるが有名になっていて、さわだの知らない人や知っている人、身近な人が欲にまみれてさわだに絡んでくる。まるなら誰でも描けると周りも描き出す。
作品を作る人も裏側では大変な人間模様があってやりたい事でもない事をたださせられようとする日常から、自分を大切にやりたい事をやって行ってほしいという思いがこもった映画だったのか…
思い返してみても何を伝えたかったのかわからない
円相がなぜあんなに有名になってしまったのかもわからない。どこまで有名になっていたのかもわからないし、まるを描いたのは、さわだ本人だと証明できたのかもわからない
先生は一体何者だったのかもわからない
感想を一言で言えば、さわだの日常です。
見終わった後、ほんの少し気持ちが暗くなってしまいましたが、見ようかなと迷ってる方には一度まるを見てみてくださいと言いたいです。
後、エンディングで流れる音楽、堂本剛くんの街は心に響いてとてもよかったです。歌詞の表示があればよりよかったと思いました。

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arumo

3.0コメディなんですよね‼️❓真面目に演じてるけど‼️❓

2024年10月20日
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綾野剛も吉岡里帆もわざと下手に、わざとらしく、してるので、あゝ、コメディなんだ、でも、笑えないんだ、撮影期間短くて、費用も掛からなくて、あゝ、こんな映画なんだ、テレビなら四倍速だよ。
でも、エンドロールの歌、上手いんだよな、誰だよ主演だよ。
主演の演技、後を引きずるよね、応援したいよね。
余談だけど、宇宙の星は、全て、円形なんだよね、例外は無い、⭕️で良いじゃない、成功でも無く、なんでも、生きていれば、良いじゃない、何にも響かないけれど、嫌な気持ちにもならない、それで良いじゃない。

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アサシン5

3.5世にも奇妙な映画版?

2024年10月20日
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マーマレード

3.5主人公が流れに流される様をただ眺めていた

2024年10月20日
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人生に対して気力がない状態でなんとなく描いた絵が高評価を得て、なんだかよく分からないままに持ち上げられていく主人公をただただ眺める作品。自分の意思がなく大衆の意見に翻弄されている現代人、SNSによる拡散と誘導、格差、差別…色々な主張や想いが込められているのだと思いますし、片鱗を感じることは出来ましたが、全体を通しかなり抽象的に描かれるので、理解するのが難しかったです。

個人的にはそれらの想いを読み取るよりも、ふわふわして流れに流されつつも戸惑い考える主人公を演じる堂本剛さんの演技が印象に残りました。コンビニバイトでのモー君との会話が、どれも良かった。

面白かったかというと微妙なのですが、嫌いではないです。

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まだまだぼのぼの

3.0監督と主演者の間で葛藤があったのではと想像。おそらくそのためややクセの強い作品になってます。

2024年10月20日
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横浜ロケされている。我がホームシアター(勝手に思っている)横浜ジャック&ベティ周辺の黄金町や野毛もたっぷり登場。うれしかった。
映画の企画自体は現代アートを巡るドタバタといったもので、あらすじに書いてある通り。それ以上でもそれ以下でもない。結末もまあ予想通り。
サワダの描く「まる」は、映画の中では付加価値のついた芸術表現として「えんそう」と呼ばれているのだがこれは「円相」あるいは「円窓」か?
予定調和になりそうな作品の中で一つだけ異様なのが主役サワダを演じる堂本剛の存在である。
この人は旧ジャニーズ事務所系のタレントの中でも最もナルシズムが強い人だと私は思っている。それは外見だけではなく生き方そのものに及んでいる。彼のデビュー以降30年のキャリアは全て自分がカッコよくありたいという願いと努力と様々な取り組みを積み上げてきたものだ。(ちなみに私はその彼の生き方を激しく肯定している)
一方、この映画は、演出と脚本が同じ荻上直子で、要するに彼女の映画である。「かもめ食堂」で小林聡美が演じたサチエが代表的だが、荻上の想定する主役は、知的で、常に自分をコントロールできる都市生活者という特徴がある。さてそれで今回は荻上はいつものような演出プランで、サワダを描こうとしたが、堂本の地金があちらこちらから覗いてしまい、結果としてサワダは矛盾だらけの謎多き人としてフィルムに残ってしまった。2人のずれは、本編と全く関係のないエンドロールの堂本の楽曲に現れている。あれは堂本が求めてきたカッコよさであり、荻上が求めていたものとは違うことは良くわかる。
でも、だからこそこの映画を救っているのは、結果としての堂本剛なのである。綾野剛も小林聡美もよく演じてはいるが演出の範囲内であり、企画自体の底が割れている以上あまり面白くはない。

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あんちゃん

3.0アート感性がない私には…

2024年10月20日
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難しい

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かざまま

3.5タイトル通り見どころは観客に「まる」投げです

2024年10月20日
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楽しい

知的

幸せ

ゆるい感じの予告がおもしろそうだったので、公開2日目に鑑賞してきました。舞台挨拶中継付き上映だったので、観客もまずまずの入りでした。

ストーリーは、これといった夢や目標もなく有名美術家のアシスタントとして惰性の日々を送っていた沢田が、自転車事故で右腕をケガしたことでクビになり、使える左腕でなにげなく描いた○(まる)を知り合いの古道具屋に引き取ってもらうが、その○が沢田の知らないところで高く評価され、沢田の周囲はにわかに騒がしくなっていくというもの。

瞬く間に自分を取り巻く生活が一変してしまい、戸惑いながらもその流れに乗ろうとする沢田が、実に人間らしくていいです。さらっと描いた○が100万円で売れるという衝撃から、身のまわりに○を描いては100万円、200万円と呟く姿が印象的です。しかし、その後の沢田の作品は、その裏にある「欲」を見透かされて買い取ってもらえません。

そんな沢田に関わる、隣人の横山、バイト仲間のモー、職場の同僚だった矢島が、さまざまな影響を与えます。横山は社会の役に立たない存在に意味を見出せず、モーは社会にとけ込むために我慢と前向きさを備え、矢島は社会を変えたくて抗います。三者三様の生き方に触れ、沢田がいろいろなことを考え、自分を見つめ直し、取り戻していく感じが、とても自然に描かれています。もう一度、心を無にして描く中で、○に意味を見出していく感じもいいです。

初めは、それしか描けないから描いただけの○。でも、それが誰かにとって価値あるものなら、「自分は役に立っている」と考えて描き続けたのではないでしょうか。しかし、それは必ずしも自分が描きたいものではなく、どこまでいっても○を求められ、しだいに追い詰められていきます。求められる自分と本当の自分、その狭間で沢田はやっと気づいたのでしょう。画商の目の前で自身の作品をぶち破る姿が印象的です。横山が明けた壁の穴へのアンサーのようにも受け取れ、○に囚われていた沢田が、○から解放されたかのようで痛快です。

しかし、それさえも価値付けされて美術館に展示されてしまうラストが、なんだか皮肉めいています。また、沢田の意図とは異なる向きで展示され、美術館員と思しき二人がカリフォルニアロールを食べに行こうと会話する姿から、ひょっとしたら沢田の解放はまだ先なのではないかと案じられます。始まって終わったつもりが、終わってまた始まったようで、まさに円相を感じさせるラストが秀逸です。

他にも、沢田のつぶやく「祇園精舎」、モーの語る「福徳円満円満具足」、先生の語る「これ食うて茶飲め」など、物語に奥行きを感じさせる仕掛けがいくつもあるのが印象的です。ラストで工事現場で働く先生が三角形の求積公式を叫ぶ姿からも、意味深なものを感じます。

主演は堂本剛さんで、飄々とした演技が沢田にピタリとハマっています。脇を固めるのは、綾野剛さん、吉岡里帆さん、森崎ウィンさん、小林聡美さん、早乙女太一さん、江本明さんら。

舞台挨拶中継では、堂本剛さん、綾野剛さん、吉岡里帆さん、森崎ウィンさん、戸塚純貴さん、荻上監督が登壇され、楽しいお話が聞けました。印象的だったのは最後の堂本さんの挨拶で、「映画の見どころはみなさんそれぞれに存在するので、タイトルどおり丸投げです」というようなことをおっしゃっていました。まさにそんな感じの作品だと感じます。

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おじゃる

3.0世にも不思議な物語?

2024年10月20日
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単純

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セイコウウドク

3.5偉大な功績の影に名もなき職人あり‼️

2024年10月20日
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笑える

知的

幸せ

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活動写真愛好家

3.0この世の色々を皮肉った? 作品

2024年10月20日
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笑える

難しい

誰からも評価されないのは悔しいけれど

世間が好みそうなものを望み通りに提供し続けるのはなんか違う

お金が無いと生きていけないけど

お金に執着し過ぎると苦しくなる

自分がしたい事

自分が満たされる事

自分が妥協できる事

自分が諦められる事

バランスを保つのは難しい。

堂本剛が久しぶりの演技という事で観てみましたが、綾野剛との絡みは中々珍しいものを見たな、という感じでした。

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BAMBi