まるのレビュー・感想・評価
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刺さらなかった。
事故ったら
妙な映画
まる
堂本剛君の久しぶりの演技
いきなりまるを描いて一躍有名になるが、
うまくまるが描けなくなる
どんどん目の下のクマが酷くなっている
よこやま役、綾野剛
妙な隣人
漫画家
普通ならちょっと近寄りがたい
そして吉岡里帆も
妙な同僚
富裕層に搾取されていると訴える
妙なお茶の先生柄本明
妙な古物商の片桐はいり
妙なつちや、早乙女太一
妙な人ばかり、、、
でもミャンマー留学生役の森崎ウィン良かった!
さわだはまた自転車事故を起こして終わるが、事故ってまるで有名になったから、また事故って何か新しい絵が生まれるのかなぁ
始まりも終わりもない
まるだから
永遠に続く
堂本剛ファンの感想です
’97からずっと剛のファンですので、かなり甘い採点をしていると自負しております。
ーが、既に採点の数字を見ても分かる通り、ファンの欲目で見てもこの数字が限界です。
レビューも書くかずーっと迷っていました。
有名芸術家の下で日々使われているだけで日の目を見ないとか、隣人が毎日奇声を上げるヤバい人だとか、現実でも有り得る事だろうけれども余りにも凝、し過ぎて沢田が呪われているのかと思った(笑)
横山は奇行が激し過ぎて、最初は薬物中毒かと思っていました。
蟻も一匹位ならば兎も角、あんな何十匹も家の中に入り込むとか日常的に食い散らかしているか糖尿病の人位ですよ?
賃貸物件なのに壁や床、ルーフバルコニーにまで丸を描くのは異常行動なので、既にあの時点で沢田もおかしくなっていた?
他の方も書かれていますが、コンビニ店員モーくんの前向きな思考やピュアさだけがこの作品の唯一の救いです!
秋元は勿論の事、コンビニのチンピラ客も、沢田を見下しておきながら有名になった途端に掌返す吉村も、取り壊し予定なのに壁の修繕費を請求しようとする強欲大家も、(自分の作品ならば兎も角)人の作品を汚して飼い殺しを訴える矢島もドクズだらけでイラッとしますが、彼等に何ら罰が当たる訳でも無く日々が過ぎて行きます。
新たに丸を描いても「欲が有る」と見抜かれ、途中で宗教チックになったり最後は都会から田舎に移った沢田が長閑に暮らして行くのかと思ったら、また不穏な空気でエンドロール。
思わずえ?って言ってしまいました。
この監督の作品を見るのが初めてだから馴染めないのかも知れませんが、世にも奇妙な物語の中の【まる】って作品だった方が納得いったと思います。
アイドル時代では無く、アーティストとして活躍している今だからこそ剛にオファーしたのだと思うのだけれども、正直予告編から「あ、コレつまらないヤツだ」と分かってしまいました。
剛が出るから観た。パンフも剛の写真集が990円で買えると思えば安いと思ったので買った。
そんな作品です。
鏡のような映画
普段観る映画は洋画でエンタメ性の高い作品多めなので、落ち着いた画面の印象の邦画は少し苦手意識あった自分が、その認識をガラリと変えて「映画って面白いんだ」と思わせてくれた作品。
ストーリーは起承転結が曖昧で波が小さい。
こう書くとネガティブっぽいが、だからこそ疲れずにずっと集中し続けることが出来た。
というか、起承転結がはっきりしていてクライマックスが画面的にも話し的にも見せ場です!という作品ばかり観て、映画とはそういうものと思ってた人間からすれば、真逆なのに面白いことが不思議で、初めての映画体験が出来て感動した。
どの主要人物の主張にも共感でき、沢田や横山、矢島のアーティスト側の思いも、若草オーナーや怪しい美術商の土屋の商業側の考えも理解できる。
個人的に好きなのは、別にどの人物も善い悪い、正しい正しくないで描かれていないから、その辺りも観ていて楽に感じる点かもしれない。
ラストの1シーン以外は沢田視点なため、本人の知らぬ所で状況が動いて祭り上げられる気味の悪さが分かりやすく、ぞわぞわした。
考察大好きな人にはオススメしたい作品。
比喩が多くてリンクするシーンも多いので、二回目以降観ると、ここってこういうことか~と考察が進むので楽しい。
人によって印象に残るシーンや受け取るものも大きく変わる、自分の過去や今を映す鏡みたいな不思議な映画。
まるでアートのような映画
「まる」に閉じ込められたさわだが脱出するまでの話
*
自分が縦に首を振っても他人は首を傾げる
まるを描いていても、描いていなくても、
生きていれば誰でもそんな経験はある
自分は良いと思っているけれど
周りはそう思っていない
あれ?自分が間違っているのかな?
そんなふうに思って自分の価値観を隅に置き
いいよ〜と周りに合わせてみたりする
人の価値観に従って生きていると
自分がどんどん自分ではなくなっていく
「あれ?自分って…なんだっけ…」
生きているようで生きていないような…
ここにいるようでいないような…
他人の価値観にがんじがらめになると
首を縦にも横にも傾げたりもできなくなる
さわだの場合は救世主が登場してくれた
個展をぶち壊してくれた女の子
「まる」に閉じ込められて
動けなくなってしまったさわだに
突破口を開けてくれたみたいだった
(終盤にこれを可視化したようなシーンがある)
帰宅して今度はチェンジザワールドしたい男と話す
しかしそれは言葉を詰まらせながら
ゆっくりと自分と向き合う時間でもあった
涙が溢れた、胸の奥からの熱い涙
チェンジザワールドしたい男は黙って聞き
「おつかれ、おかえり、おやすみ」と言った
壁の穴のふちを優しくぽんぽんと5回ほどして
身体に触れずともその男の手のひらは
さわだの背中をじんわりとあたためた
そんな穴の空いた壁の横でぼんやりとする
ただ絵を描くことが好きな男
そこにいるのはさわだじゃない、沢田だ
*
雨のなかを飛ぶ鳥の気持ちの考え方が
ミャンマーのコンビニ店長と沢田で真逆
沢田は「羽が重くて飛びづれぇ」
店長は「飛びながら洗えて超ラッキー!」
物事の捉え方で考え方も変わってくる
いつも前向きでいいよね、と
沢田は少しだけ羨ましそうに褒めていた
それを聞いた店長の顔は少しずつ曇っていく
「そうじゃないと色々やっていられないから」
いつも笑顔な人だけど笑顔の裏には
色々なものを抱えて生きている
自分のまわりにもきっと同じような人がいる
笑顔の人にはちゃんと笑顔で応えよう
あなたの笑顔に救われているよ、と
*
綾野剛さんの演技を観たのは
ラストマイル以来ですが本当に大好きです
愛おしくて可愛らしいキャラクターでした
世界を変えることはむずかしいけれど
自分の世界はいつだってチェンジザワールドできる
横山に幸あれ!と願っています
「円相」を巡る円環の物語
なんとなく引っかかった「まる/3.14」と「蟻」に、多分本人も無自覚にインスパイアされて描いた絵が、勝手に「円相」と解釈されて、えらいことになる話。
円相を巡る話だけど、ストーリー自体が一つの円環になってるところがよい。
始まって終わり、また始まる。
でもその始まりは最初と同じではない。
そんな展開が心地よかった。
主人公・沢田の心理や、柄本明演じる先生、吉岡里帆演じる矢島が何度も「まる」越しに沢田を覗くシーンを踏まえると、「円相」はむしろ「円窓」(己の心をうつす窓)ともいえるのかもしれない。
円の内側がはっきりしたとき、他人の評価や悩みは円の外に切り離される。
ただ起伏があまりないので、面白くない、退屈という意見があるのはわかる。
もともと小さい起伏を、俳優陣のちょっとした表情、動き、声によって解像度を高めることで見えるようにしているような作品なので、その芝居を楽しめないと向かないのかもしれない。
で、ここからは堂本剛、というよりも、ENDRECHERIが好きな立場から見ると、最後の「街」が効いていた。
ファンク色が強まってからの彼の曲やパフォーマンスが好きなので「街」という曲に私自身、特別な思い入れはない。
でも、なんというか、20代、まだファンクにも出会わず、苦しんでいたころに作った「街」とい曲は、もはや彼の曲の中では異色にも思えるのだけれど、それが今、20年たって本人を映したような作品のエンディングにこういう形で使われること。このことこそが、円環よなと思ったりもする。
音楽活動の始まりに作った曲が、苦しみの末に到達した今(多分再録ですよね?)の堂本剛=ENDRECHERI自身の歌唱によって歌われている。その曲もまた、始まりのころの歌と同じ曲であっても同じではないという事実。
荻上監督はよくぞここまで当て書きに振り切ったものだ、本人に断られたら間違いなくお蔵入りだったよなぁと思わされた。
芝居においても繊細にも大胆にも表現できる演技力と身体性を秘めた人なのだから、円の外と内がはっきり切り分けられたなら、たまにはまた芝居を見せてほしい、と一映画ファンとして思った。
街
"まる"を描いたアーティストが世間に翻弄されるというお話で奇怪な感じが上映中ずっと続いていて楽しかったです。
売れっ子芸術家の元でアシスタントをしている沢田がひょんな事で"まる"を描いて有名になるってのはXでのバズりに近いものを感じました。
美術に精通している人物が"まる"を評価した途端周りの人物の対応が変わったり、キャーキャー持て囃したりするところは現代の流行の移り変わりの早さと通ずるものがあるなと思いました。
全体的に憎たらしい人物が多く出てくるのも特徴的でした。
沢田は無気力だから側から見たらやる気がなさそうに見えますし、横山は面倒臭さが爆発してて厄介(人間味もありますが)ですし、売れっ子芸術家は自分で働かずアシスタント任せでデカい口を叩く典型的なおクズさん。
矢島はまだ演説するだけならまだしも美術展を破壊しにいっちゃうアクティブ派だし、美術屋の店主はコロッコロ対応を変えるし、大家は小うるさいし、最初のコンビニに来た若者2人の外国語いじりは一番嫌いでしたし、悪意が分散しているような作りはかえって面白く映り、それ故にモーくんの太陽のような優しさが緩衝材になっていました。
"まる"を真似する人物が横山はじめ少しずつ出てくるあたりは近年ではバンクシーで感じた事がありましたし、シンプルなまるなら自分でも行けるという心理はバチコリ分かるわ〜となってしまった自分も共犯者です。
そこからまるを纏った人たちに囲まれて、まるを描いた時にありが外に出られなくなったような状況に陥っていたときは悪い夢を見てるんじゃって映像が繰り広げられていて軽くホラーでした。
終わりそうで終わらないという展開がずーっと続いたので助長に感じる事が多く、ここでスパッと終わってれば終わってればが後半多かったのでそこは勿体無いし、引き伸ばししすぎだよなと思いました。
欠点こそあれど怪しげな雰囲気を纏いまくったオリジナル作品が観れただけでも十分収穫でした。
鑑賞日 10/24
鑑賞時間 12:20〜14:30
座席 L-2
少し不思議な物語
分からなくもない。
芸術か?職人か?はたまた、ただ金銭の為か?
周りに振り回される人達。
価値とは何か?
けど、内容が「世にも奇妙な物語」みたい。つまり短編向けの話を2時間近く見せられるのは、しんどい。
#まる
予想はしていたけれども……
なかなか面白そうな予告だな、と思いつつ、荻上直子監督なので、想像したそのままの展開にはならないだろうな、とは思っていました。
うーん。作り手が伝えたいことは受け止めてるとは思うのですが、お話としては終始ピンと心に刺さるところがなく、シニカルさや批評性も中途半端なものに思えました。
何より堂本剛さん演じるサワダは、飄々としたキャラで、ことあるごとに「いいことげ」なことを口にするため、一人の人間として「描く」ことにかける情熱をそこまで強く燃やしていたようには見えず、涙のシーンやあの破けた絵ですら一部から評価される皮肉なラストが空振りに終わってるように感じてしまいました。
また劇中に出てきた円相については、サワダが最初に描いたものこそ素晴らしく、それ以外は微妙。また、個展で飾られてたものより、ペンキぶっかけられた状態の方に魅力を感じたのは私だけでしょうか?
吉岡里帆さん、綾野剛さん、森崎ウィンさんなど共演陣も各々味があり、素晴らしかったです。
柄本明さんの
いちばん丸かったのは、堂本剛
役作りで丸くなっていたのかな、丸く見せるために、ニットキャップ?かぶっていたのかな。
とにかく丸かった。
NFTってなんか変だよね、ってことを描きたかったのかな。
現代アートも、そんな感じだけれど。
とはいえ、理解できないからといって、アート、美術を破損するのは正当化しちゃいけない。
円窓の話が出たところで、十牛図とか、禅とか、そういう話にもなるかと思ってしまったが、そんな深い話じゃなかった。
崩された平穏
役者さんの演技はよかったです。
主演の堂本さんはもちろんいい演技をしてますが、森崎ウィンさん、綾野剛さんの演技が光ってました。ミステリアスな演出で社会や集団の不気味さを描いた場面が多かったですが、森崎ウィンさん、綾野剛さん、柄本明さんとの関わりの中で、主役の沢田が自然な感情や人間性を取り戻して成長して行くストーリーとして見れば面白かったです。しかしながら長めのシーンが多く、テーマはわかりやすいものの演出が坦々としすぎているので(ラスト以外は)、人を選ぶ映画だと感じました。
演者の演技は良かった。
予告で流れてて堂本剛、久しぶりに見たなーと思い綾野剛も出るしと気になって見てみました。
事前の出演者チェックはしてなかったので冒頭に個人的に演技が大好きな戸塚純貴さんが出てきてめっちゃテンション上がりました!が、ちょい役で最初しか出てきませんでした。ま、今お忙しいですしね。
とにかくこの作品、出演者が豪華!堂本剛、綾野剛、吉岡里帆、吉田鋼太郎、柄本明、早乙女太一と連ドラですか?ってレベルの豪華さと確かな演技力なので本当にずっと引き込まれて見ちゃいました。
その中でも森崎ウィンさんの役柄、演技がとても良かったです。あと、綾野剛さんはやっぱりうまいなーと!以前からアウトローな役はやるけどアウトローはアウトローでもこういうタイプもやれちゃうんだと感心しました。
堂本剛は何考えてるかわからない感じが普段バラエティとかのテレビの印象そのままの彼の感じに見えました。
上記のように演者の皆さんが素晴らしかったのですがストーリー的にはちょっとよくわからない部分や疑問が残る感じで深いというか不思議というか謎というか。
ファンタジーっぽくもあるし、トンネルっぽいとこでさわだが追い詰められるとこなんかはSABU監督や黒沢清作品のようなホラーみたいな要素もあったし、まああんまりストーリーを追わずに考えず見れば楽しめるかと思います。
とりあえずあれだけちやほやされ有名になったのにさわだが金持ちになった描写はなくずっと生活は変わらないのはなぜなのか。さわだの周りは彼を妬んだり群がってきたり、あれはなんとなく地位や名声、金などに群がる世の中の感じを描いているのか。でも森崎ウィンだけは変わらずに接してくれていて、
しかし最後に森崎ウィンが色紙に描いてとお願いしてきた時は「やっぱりお前もかい!」と思ってしまったがあれは純粋にさわだからまるを書いてほしかっただけなのか。
ま、このように各場面にいろいろと想像や考察ができるそんな作品ではあります。
ただ、こういうのを考えるのがめんどうな人はたぶん嫌いな映画だと思います。たぶん人によっては全く意味がわからないとしか思わないかもしれません。
とりあえず主題歌が堂本剛で一番好きな曲の街だったのはすごく嬉しかったです。
自分が高校時代にたしかこれが金曜ドラマの主題歌だったからそんな懐かしさも思い出しました。
左手で描く“まる“
…主人公沢田の仕事は絵を描くこと
でも画家ではなく有名画家の
アシスタント
一緒に働く仲間から矢島(吉岡里帆)
いい様に使われ給料も
搾取されている~と叫んでる
右手を怪我したらクビ!
使い捨てされている
非正規雇用問題
売れない漫画家矢島(綾野剛)
働きアリの二割は働かないアリだと
人間の社会と同じで俺たちも
その二割に属すると
…俺は人の役に立ちたいけど
なかなか夢が叶わず常に
不満をぶつけてくる
売れて有名人になりたいが
夢が報われない
コンビニ店員の(森崎ウィン)
すごく前向きなミャンマー人
どうしてそんなに前向きなのか
尋ねると…
前向きじゃないと
生きていけないから
もしかしたら主人公沢田よりも
生きるのが大変だったのかも
外国労働者の問題
怪我して
左手で沢田が無欲で描いた○まるが
世の中、世界に認められ
円相として売れてから
様々な問題が起きて
眠れない日々が…つづく
社会問題と仏教の教え…?
こんな具合に話は進行し
色んな意味合いも沢山あって
キャスト陣も笑える人たちなのに
何故か…笑えない
モヤモヤしてすっきりしない
オモシロさを満喫できなかった
沢田は二割の中の僕だけど
…自分は絵を描きたいんだと
本音を語るがそれでいい
でも…
少し空しさが残った
さわだが右手で描いた画
上手く描いたのに○を描いた方が
売れると言うことになって
画商に反抗して“まる“の真ん中を
ぶち抜いた画がとても印象的で
穴が開いたまま素敵に飾られている
…芸術…とは。
なんでもアリ?ありなのか
常連の
小林聡美さんはじめはいりさん
早乙女太一さんおいでやす小田さん
がおもしろくて笑える~
あっ森崎ウィンさんも
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