まるのレビュー・感想・評価
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予想はしていたけれども……
なかなか面白そうな予告だな、と思いつつ、荻上直子監督なので、想像したそのままの展開にはならないだろうな、とは思っていました。
うーん。作り手が伝えたいことは受け止めてるとは思うのですが、お話としては終始ピンと心に刺さるところがなく、シニカルさや批評性も中途半端なものに思えました。
何より堂本剛さん演じるサワダは、飄々としたキャラで、ことあるごとに「いいことげ」なことを口にするため、一人の人間として「描く」ことにかける情熱をそこまで強く燃やしていたようには見えず、涙のシーンやあの破けた絵ですら一部から評価される皮肉なラストが空振りに終わってるように感じてしまいました。
また劇中に出てきた円相については、サワダが最初に描いたものこそ素晴らしく、それ以外は微妙。また、個展で飾られてたものより、ペンキぶっかけられた状態の方に魅力を感じたのは私だけでしょうか?
吉岡里帆さん、綾野剛さん、森崎ウィンさんなど共演陣も各々味があり、素晴らしかったです。
柄本明さんの
存在感はすごい!
ジタバタOKでもう、、涙腺ゆるみ込み上げるものがあった
このストーリー自体がサワダ役の堂本剛さんは役なのか本人なのかと思いを巡らせながら観た
結果、本人らしく生きることをどう折り合いをつけていけるかなんだな
いちばん丸かったのは、堂本剛
役作りで丸くなっていたのかな、丸く見せるために、ニットキャップ?かぶっていたのかな。
とにかく丸かった。
NFTってなんか変だよね、ってことを描きたかったのかな。
現代アートも、そんな感じだけれど。
とはいえ、理解できないからといって、アート、美術を破損するのは正当化しちゃいけない。
円窓の話が出たところで、十牛図とか、禅とか、そういう話にもなるかと思ってしまったが、そんな深い話じゃなかった。
崩された平穏
たんたんと穏やかに生活してきた主人公がひょんなことから世界中に注目されることになる。周りの人間の接し方が大きく変わり戸惑う主人公が描かれている。今にも壊れそうな不安定な状況が、ハラハラするが羨ましい状況でもある。柄本明の役柄が気まぐれな神様のようで気になってしまう。
役者さんの演技はよかったです。
主演の堂本さんはもちろんいい演技をしてますが、森崎ウィンさん、綾野剛さんの演技が光ってました。ミステリアスな演出で社会や集団の不気味さを描いた場面が多かったですが、森崎ウィンさん、綾野剛さん、柄本明さんとの関わりの中で、主役の沢田が自然な感情や人間性を取り戻して成長して行くストーリーとして見れば面白かったです。しかしながら長めのシーンが多く、テーマはわかりやすいものの演出が坦々としすぎているので(ラスト以外は)、人を選ぶ映画だと感じました。
演者の演技は良かった。
予告で流れてて堂本剛、久しぶりに見たなーと思い綾野剛も出るしと気になって見てみました。
事前の出演者チェックはしてなかったので冒頭に個人的に演技が大好きな戸塚純貴さんが出てきてめっちゃテンション上がりました!が、ちょい役で最初しか出てきませんでした。ま、今お忙しいですしね。
とにかくこの作品、出演者が豪華!堂本剛、綾野剛、吉岡里帆、吉田鋼太郎、柄本明、早乙女太一と連ドラですか?ってレベルの豪華さと確かな演技力なので本当にずっと引き込まれて見ちゃいました。
その中でも森崎ウィンさんの役柄、演技がとても良かったです。あと、綾野剛さんはやっぱりうまいなーと!以前からアウトローな役はやるけどアウトローはアウトローでもこういうタイプもやれちゃうんだと感心しました。
堂本剛は何考えてるかわからない感じが普段バラエティとかのテレビの印象そのままの彼の感じに見えました。
上記のように演者の皆さんが素晴らしかったのですがストーリー的にはちょっとよくわからない部分や疑問が残る感じで深いというか不思議というか謎というか。
ファンタジーっぽくもあるし、トンネルっぽいとこでさわだが追い詰められるとこなんかはSABU監督や黒沢清作品のようなホラーみたいな要素もあったし、まああんまりストーリーを追わずに考えず見れば楽しめるかと思います。
とりあえずあれだけちやほやされ有名になったのにさわだが金持ちになった描写はなくずっと生活は変わらないのはなぜなのか。さわだの周りは彼を妬んだり群がってきたり、あれはなんとなく地位や名声、金などに群がる世の中の感じを描いているのか。でも森崎ウィンだけは変わらずに接してくれていて、
しかし最後に森崎ウィンが色紙に描いてとお願いしてきた時は「やっぱりお前もかい!」と思ってしまったがあれは純粋にさわだからまるを書いてほしかっただけなのか。
ま、このように各場面にいろいろと想像や考察ができるそんな作品ではあります。
ただ、こういうのを考えるのがめんどうな人はたぶん嫌いな映画だと思います。たぶん人によっては全く意味がわからないとしか思わないかもしれません。
とりあえず主題歌が堂本剛で一番好きな曲の街だったのはすごく嬉しかったです。
自分が高校時代にたしかこれが金曜ドラマの主題歌だったからそんな懐かしさも思い出しました。
左手で描く“まる“
…主人公沢田の仕事は絵を描くこと
でも画家ではなく有名画家の
アシスタント
一緒に働く仲間から矢島(吉岡里帆)
いい様に使われ給料も
搾取されている~と叫んでる
右手を怪我したらクビ!
使い捨てされている
非正規雇用問題
売れない漫画家矢島(綾野剛)
働きアリの二割は働かないアリだと
人間の社会と同じで俺たちも
その二割に属すると
…俺は人の役に立ちたいけど
なかなか夢が叶わず常に
不満をぶつけてくる
売れて有名人になりたいが
夢が報われない
コンビニ店員の(森崎ウィン)
すごく前向きなミャンマー人
どうしてそんなに前向きなのか
尋ねると…
前向きじゃないと
生きていけないから
もしかしたら主人公沢田よりも
生きるのが大変だったのかも
外国労働者の問題
怪我して
左手で沢田が無欲で描いた○まるが
世の中、世界に認められ
円相として売れてから
様々な問題が起きて
眠れない日々が…つづく
社会問題と仏教の教え…?
こんな具合に話は進行し
色んな意味合いも沢山あって
キャスト陣も笑える人たちなのに
何故か…笑えない
モヤモヤしてすっきりしない
オモシロさを満喫できなかった
沢田は二割の中の僕だけど
…自分は絵を描きたいんだと
本音を語るがそれでいい
でも…
少し空しさが残った
さわだが右手で描いた画
上手く描いたのに○を描いた方が
売れると言うことになって
画商に反抗して“まる“の真ん中を
ぶち抜いた画がとても印象的で
穴が開いたまま素敵に飾られている
…芸術…とは。
なんでもアリ?ありなのか
常連の
小林聡美さんはじめはいりさん
早乙女太一さんおいでやす小田さん
がおもしろくて笑える~
あっ森崎ウィンさんも
キャストと演技は良い
感想が分かれる映画というのが観終わった直後の気持ちでした。
皆キャストもハマっていて、演技も良い!
主演が久しぶりと思えないくらい堂本さんも良かった。
ただ観る前から不安材料が…。
ファンなので色々情報見てから行きましたが。
主演の堂本さんが言ってたのは、
「起承転結が無い。終わりが決まっている(無気力な人って映画紹介であったから、気力取り戻すんだろうと想像出来る)。遠回りしちゃったよって人の話し。」
「(鑑賞後)で?って話です。自分はどうなの?自分の人生は満足かな?って考えてみて}
って言ってたので、実際観たら確かに起承転結が無い。
良いシーンもあるし、綾野さん演じる横山と堂本さん演じる沢田の関係とか好き。
でも、脚本上は横山はもっと嫌なヤツだったとか。
綾野さんが作ってきた横山が憎めない人になっていたとかで、綾野さんのアドリブでおつかれ、おかえり、おやすみってセリフが素晴らしくって一番良いシーンになっていた。
てことは、脚本上は性格も違って、そのセリフも無かった訳で…。
展開も無くて、単調で…。
〇を題材にしたのは良かったけど、バズった感じが描き足りない感じ。
自分的には、穴の開けた絵が向きが変わって評価された理由と、先生が三角もって叫んでいたのが、?と?で終わって、分からないで終わってしまいました。
久しぶりの主演で嬉しかったから、もっと楽しかったとか、癒されたとか観て良かったって感想になる映画を期待した。
でも、好きなシーンはありましたし、口笛の下りとか、コンビニでモップで100万…、200万てしている所とか、沢田の涙からの横山の壁穴トントンとアドリブのセリフとか。
ウィン君演じるモーに癒されたし最後に本音が出るのも良い。
結果、キャストに助けられたと思いました。
劇半も堂本剛さん(ENDRECHERI)でしたが、とても馴染んでいて良かった!
口笛のフレーズ、アレンジされた音が数か所で鳴っていて、最後に音楽として流れる流れがとても良かった。
ムビチケ複数枚買っていたので、リピート観劇して劇半の工夫に気づきました。
こういうのを探すのはリピートする楽しみではありました。
まる
予告をみて観てみたいなと。
役者さんたち皆役にピッタリ合いすぎていて楽しい。
レビュー読むと皆さん賛否両論みたい。
私は…まるい心でいれたらいいなと優しい気持ちになれた。
綾野剛が壁ぶち破るたび、びくっとしてしまった笑
堂本剛の長いPV(しかもひと昔前に流行ったナンセンスもの)
想像通りでした。
ナンセンスもの。
オチは想像通りだし、先生がただの交通整理してるのもそう。そんな感じでオチをつけたらふっつうのナンセンスで終わり。
超えてほしかった。
良かったとこは久々に聞いた歌声くらいかな。
周りに踊らされる登場するモブの気持ちを味わいたい方にオススメ。
不思議映画。
堂本剛さんが主演、予告動画の内容。
概ねの予想で合っていた。
????、という。
深いのであろう。剛くんにあて書きしたそうで、不思議いっぱいだった。
評論家の人がみたらたくさん感想をかくのだろうけれど、素人の自分では
むーーーーー という…
あそこまでの人が熱狂するものはどんなものなんだろうとは思った。
綾野さん演じる役は綾野さんがチャーミングさを加えてくれたと剛くんが言っていたが設定はどこまで嫌なヤツだったのという位けっこうな人だった。
なんとも、レビューをかくのもみるのも素人には難しい作品でした。
丸じゃなくて円なんですね
ケガで現代美術家のアシスタントをクビになった男が、何気なく描いた「◯」が気づけば世界で大騒ぎの円相として扱われる話。
現代美術家のアシスタントをして4年目、アイデアを搾取されたりしながらも職人に徹していたが、自転車で事故って右腕を骨折し呆気なくクビになり巻き起こっていくストーリー。
自宅でキャンバスの上を歩く蟻を囲む様に描いた◯を、古美術商に持っていったら、ある日自宅に1枚100万円で円相を買い取ると言う男が現れて…。
昔こち亀でも良くネタになっていたなんでもCDにグッズにじゃないけれど、なんの価値もないものが大バズりで大人気という、不条理な筈なのに実際に起き得る出来事を揶揄した作品だと思うけれど、個人的には「あなたの犬歯にふれたくて」の方が気になるw
最初の画廊の名刺はまだしも、お手を触れないでからの流れでの名乗りはちょっとねぇ…祇園精舎で語るには盛者になった根拠も乏しいからねぇ…。
そして、結構話しがクドいしテンポもイマイチだから、半分ぐらいで飽きて来て、模倣とか襲撃とかの辺りは、もう良いかなって感じ。
そして終盤も、もっとふざけちゃえば良いのに、つまらなくはないけれど、この流れでキレイにまとめられてもね…と言う感じ。
百万って聞いても一回も喜ばないし、壁からいくら足が出てきても一回も...
百万って聞いても一回も喜ばないし、壁からいくら足が出てきても一回も怒鳴らないから、喜怒哀楽が見えないし何も考えてないように見えるけど、泣きながら寝ちゃったシーンでは外には出さないだけで自分の中にだけ熱い思いを大切にもってるんだ、、って素敵すぎてぐっときました。
自分を生きたいって言ってまるじゃなくて絵を描き続けたの、綾野剛ばりに自分の絵を殴った時は感情が見えたの、良かったです
私は思い出せば思い出すほど沢田が好きです。
出演者は豪華だが、堂本剛を見に行く映画
出演者は豪華で、堂本剛が約半世紀ぶりに映画主演と話題の作品。
だが、レビューが伸び悩んでいるのが、鑑賞したら理由はなんとなく分かる。
マルを描いたら自分の知らないところで世界に拡散してしまった主人公を堂本剛が演じると言ったらかなり面白そうと思ったが、、
それでも彼のファンならみて損はないはず。
舞台挨拶にて鑑賞。 キャストのお芝居はいいんだけど、、、つまらない...
舞台挨拶にて鑑賞。
キャストのお芝居はいいんだけど、、、つまらないって言えばつまらない。
雰囲気が良い映画。堂本剛と綾野剛でもってる映画かな。
監督独特なストーリーで不気味でなんじゃこりゃって感じ(笑)
メッセージをなにか伝えたいんだろうけど退屈な映画でした。
YouTubeの伏字の◯も円相の一種だろうか
2024年映画館鑑賞100作品目
10月20日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
監督と脚本は『バーバー吉野』『恋は五・七・五!』『かもめ食堂』『川っぺりムコリッタ』『波紋』の荻上直子
自転車の運転操作を誤り転倒し利き腕を骨折し美術家のアシスタントをクビになった沢田
大きな紙に左手で◯をいくつか描き古道具屋に売ったが大きいと言われ鋏で◯を一つずつに切って渡した
しばらくするとその作品は円相と呼ばれ大変高く評価された
やがて沢田は有名人になる
『金田一少年の事件簿』でともさかりえに「はじめちゃん」と呼ばれていた頃に比べるとずいぶん丸々と太ったような気がしてならない
いや『33分探偵』ときだってシュッとしていた
なんだ役作りか
渡辺徹だって役者バカだから役によって太ったり太ったり太ったりだもんな
綾野剛演じる売れない漫画家横山だが画力は良い
ならば原作をつければ良いのではないかと思うがこんな人格だから編集者のアドバイスは一切聞かないんだろう
うだつが上がらないのは自業自得である
いちいち沢田の隣の自分の部屋で奇声をあげるのは笑える
吉岡里帆演じる芸術家アシスタント矢島は格差社会反対などと活動家に成り果てた
アーティストが戦争反対を訴えるのはまだわかるが格差社会反対とか笑わせてくれる
そんな人は芸術家なんかやめて堅実な仕事に転職しろ
若い人がこんなステレオタイプの左翼思想にハマるなんて正気とは思えない
搾取がいやならさっさと独立しろよ
こんな悪い意味でバカな役を吉岡里帆にやってほしくない
高橋洋一氏によると芸術家も文系だという
文系は感性に訴え理論がない
理論がないのに主義主張し議論をしたがる
議論をしても結論は出ない
議論なんか無駄だ
無職の暇つぶしか知識人のプロレスだ
アーティストと左翼は相性が良い
理論がない理想主義者だ
共産主義は崩壊しLGBTとか環境問題とかに食い下がる
理論がなく感性だけで主張するので極論になりがちだ
それゆえに多くの人から支持を得られることはない
それでもいいと思っている
自分らは特別な人間だと思い込んでいるから
現代美術の良さなんて自分にはわからない
ポップアートのウォーホルとかリキテンスタインとかさっぱりだ
吉田鋼太郎演じる秋元洋治がアシスタントに指示し制作する現代美術作品はまるでドイツの現代美術の巨匠ゲルハルト・リヒターを彷彿させた
こんなものでも億単位の価値があるのだろう
国立とか県立とかそういう公的な美術館がそういう絵を高額な値段で買えば一部バカが税金の無駄遣いだとくってかかるが自分はそういう連中に共感はできない
専門家のみんながみんな高く評価しているならなんの問題もない
税金をたいして払ってない奴ほど税金の無駄遣いだといちゃもんをつける
俺だって裕福じゃないがこんな奴らと行動を共にするなんてまっぴらだ
作品全体を通して言えるのは荻上直子なりの皮肉なんだろう
浅いようで深い
深いようで浅い
配役
人気現代美術家のアシスタントだったが自転車事故で利き腕を骨折したことで仕事ができなくなりクビになる沢田に堂本剛
沢田が住むアパートの隣人で売れない漫画家だがそれでは食えないのでウーバーイーツの配達員で生計を立てている横山に綾野剛
人気現代美術家のアシスタントだが格差反対の活動家になってしまう矢島に吉岡里帆
沢田のバイト先の先輩でミャンマー出身のコンビニ店員のモーに森崎ウィン
現代美術家の新人アシスタントで大学院卒の田中に戸塚純貴
沢田の高校時代の同級生で現代美術に投資をしている吉村においでやす小田
沢田と横山が暮らすアパートの大家で夫が大病を患っている濱田マリ
スーツ姿の若い女性に「先生」と呼ばれている謎の男に柄本明
沢田の描いた円相で出来が良ければ100万円で買うというアートディーラーの土屋に早乙女太一
「ここは質屋じゃない」が口癖の古道具屋の店主に片桐はいり
アシスタントを務めていた沢田を怪我によりクビにした人気現代美術家で態度は大きく嘘つきで性格が悪い秋元洋治に吉田鋼太郎
ギャラリーオーナーの若草萌子に小林聡美
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