「わからないならジタバタする!」まる nevila21さんの映画レビュー(感想・評価)
わからないならジタバタする!
堂本剛さん出演のドラマフリークです。20年前、自分が学生だった頃好きでした。元カレ、夢のカリフォルニア、サマースノー、君といた未来のために。受け身な主人公を演じるのが非常に上手く、今でも好きな作品ばかりです。
今作では
人生はきっと何が起こるかわからないから。わからない状況に立たされたら、とにかくジタバタもがくしかないという教訓を学べました。最後EDに流れた街movie.verを聴けて良かったです。
以下、脚本中心に勉強のために記録残します。
どうしたら良くなるのか、を考えたいと思います。
脚本以前の問題で、娯楽としての作品評価は0点です。
具体的な問題点を1つ挙げます。途中の男性器を描写するシーンです。この映画の視聴者層をどこにみていますか?小学生や中学生相手なら、笑えるシーンになるかもれません。リアルな男性器を怪我をした右腕の包帯の上に描いて、病院で先生に見られるという描写は、成人した視聴者層は笑いません。ただただ下品です。
始まりから終わりまで、仏教の描写がありました。わたしは途中で席を立ちたかった。ただ苦行を耐え忍ぶ修行僧の気持ちで乗り切りました。堂本剛くんの街は映画館のサウンドめっちゃ良かったけれど、この気持ちを昇華できるわけがないです。
綾野くんのなんで絵を描くのかの問い掛けに対して、なんか主人公泣いて答えてた。答えが泣ける内容ではなく、このシーンも意味不明だったよ。もうプロットとか構成とか何でもいいんだね。脚本の勉強なんていらない。雰囲気で作るだけ。それでこういう映画出来るんだもんな。日本の映画って最近なんでこういう傾向なのかな。
それはそれとして、どうすれば良くなるか考えよう。
構成から
まず始まりは雰囲気で良い。主人公とりほちゃんの会話、受け答えまでは好き。
ここで主人公事故。
知らんおっさんと公園で話す。円周率の話
ここ1stターニングポイント
まる を書いてみる試み。
胡散臭い骨董品屋にまるを預ける。
世間で評価
ここだ。楽しみのシーンが描写不足なんだ。主人公が自分からSNS発信しないとダメだったんだ。受け身は良いけど、決断はしないとダメなんだ。それでバズって世界的に有名にならないといけなかった。すべて受け身だと視聴者が共感できないから、1stターニングポイントをここに持ってくれば良かったんだ。主人公と綾野くんはスマホ使えてる描写あるんだから、SNSで拡散されているだろう描写もあるんだから、主人公がスマホ使えていいんだよ。
まる 描いた後、SNSで発信したらバズってた。これで良い。骨董品屋いらん。時代にあっていない店は出す必要がない。
サブプロット入ったっけ?覚えてない
楽しみのシーン。
ここ弱かった。世間的に有名になったらもっと演出あったんじゃないか?まずもって主人公が1つまるを描いて100万円のシーンは必要ないとして。
主人公ならどうする?世間的に突然有名になったら。
いや、もう まる だけにまるっと構成変えた方が良いな。
メインプロット まる描いただけでSNSで世界的にバズった(ジャンルは難題に直面した平凡なやつ)
サブプロット 恋愛
せっかくだから吉岡りほちゃんを使おう。活動家だけではあんまりにも可哀想だ。堂本剛くんの結婚も相まって、連れ合いの年齢的にもしっくりくる。
綾野剛くんも含めた3人でのかけあい。りほちゃんがいてくれたおかけで2人の人生が進みはじめる。
りほちゃんが突然いなくなる理由(秘密)を作る
綾野くんの人となりを深掘りもいいのかも
テーマは それでも自分が描きたいものを描く
オープニング 始まりの仏教の文言シーンはいらない。只管、自分の描きたい絵を描くシーン。そこでテーマは提示されるものとする。
セットアップ 画廊での仕事シーン、りほちゃんとの掛け合いはそのまま。法隆寺は誰が作ったか、のシーンは後半の主人公の成長比較になるからとても良いシーン。ちなみに、ここでりほちゃんからテーマの提示にも関われる。
事故に遭う。
利き手を怪我して仕事をクビになる。吉田こうたろうさんは終始悪の存在としてあり。
りほちゃんとの掛け合いをここで強く持ってくる。SNSを交換する。主人公受け身でいい。
悩んでいる時 公園で謎の老人との掛け合い。ここで円周率、まるの存在。日常からまるの存在。
りほちゃんからどういうの作ってるのかSNSで連絡がある。
1stターニングポイント 主人公が自らの意思で行動
用紙に蟻を囲うようにまるを描いていくのをSNSへUP。
サブプロット 主人公の家に吉岡りほちゃんが来る 隣に住む綾野剛くんとの掛け合い
隣に住んでて、実は漫画家
わたしも絵を勉強していて 等
主人公の家へ
主人公のSNSの様子にりほちゃんが気づく。世界的にバズる。
お楽しみシーン
世界的に有名になる事で人生はどう変わるのか
ここは視聴者が想像して楽しめるシーンを入れたい
りほちゃんと主人公の恋愛模様
まる だけが評価される主人公の苦しみ
主人公が世間からチヤホヤされるシーンは昔アイドルだった堂本剛くんならではで良いと思う
それに対する綾野くんの嫉妬
ただ綾野くんも新たに漫画作品描いたりチャレンジを見せる
主人公とりほちゃんの恋愛模様がピークに
ミッドポイント
突然、りほちゃんが主人公の前から消える
りほちゃんの職場の悪(吉田こうたろうさん)を出すよね この方はここで活きてくる
すべてを失って
主人公の葛藤 死のイメージ
ここで公園で謎の老人との掛け合い
わからないならジタバタする
綾野くんとの掛け合い
自分が作りたいものを作る
主人公が まる から離れて、りほちゃんの存在に
改めて気づく
第2ターニングポイント
りほちゃんの居場所を知る
主人公 行動 ここで走るシーンとか入れればいいよ。音楽は恋のカマイタチって曲のサビ入れよう。
浜辺とかに向かうといいんじゃない。交通標識持たせて謎の老人出そう。底辺✖️高さ➗2だ。って言わそう。
「三角形と同じ。君が底辺で彼女が高さだ。君がどんなに有名になっても、彼女がどんなに悪い部分があったとしても、君と彼女を掛け合わせたものを、2人で背負っていけば大丈夫。」こんなセリフでいいだろ。
浜辺でりほちゃんと主人公の掛け合い。無音、波の音。
最初主人公の突然の登場に驚くけど、にこやかなりほちゃん。
主人公がプロポーズ。昔のオドオドした感じの演技でいいじゃん。僕の気持ちはまるだ。みたいな感じで指輪出せばいいんだよ。そこでいい感じのりほちゃんの顔を出して、一気にエンディングの街movie.ver。
エンディングでサブプロット回収 悪(吉田こうたろうさん)は報いを受ける
綾野くんが漫画を出版社に持ち込んで奮闘してる
最後に 部屋に最初描いた まる の絵
あとはペアリング
ドラマではいつも必ず堂本剛くん演じる主人公は、最後決断して行動していた。