「言葉の力 電波の力」劇場版 アナウンサーたちの戦争 tnk_sanさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉の力 電波の力
戦時下における放送と戦争の知られざる関わりを題材に、プロパガンダの先頭に立ったアナウンサーたちの葛藤や苦悩を、実話をもとに描いたドラマ。
実話をもとにしたドラマという見方をしましたが、登場人物は実名でもあり、ドキュメンタリー作品ともいえるかもしれません。言葉の持つ力を、国営放送アナウンサーからの視点で映像化しています。
虫眼鏡で見て調べて、望遠鏡で見るように話す。とても良い言葉でした。活字のように物理的には残らなくても、発した言葉は聞いた人の記憶に残ります。だからこそ、自分の目で見て、耳で聞いて、心で感じたことを、自分の言葉で喋る大切さを思い知ります。
身のまわりに情報がたくさんある今の時代、情報をへの接し方を考える良い機会になったと思います。
この映画を製作するにあたっては、関係者の皆さまにはご苦労があったと思いますが、素晴らしい作品になっていると思います。ありがとうございました。
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