「スカーの過去」ライオン・キング ムファサ トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
スカーの過去
CGアニメ映画「ライオンキング」の続編で
シンバの偉大な父親「ムファサ」の前日譚
ライオンキングの敵だったスカーの物語も含まれている
個人的にはスカーのほうが気になった
ムファサは野良ライオンで洪水により
両親と別れてしまい
その後、王族の血筋を引く王子タカ(後のスカー)と出会い
兄弟になっていく
白いライオンのキロスの集団が襲ってきて、タカの両親を殺し
ムファサ達も付け狙う
キロスは自分の子供を殺された怒りによって
執念深く追いかけてくる。
なんというか、前作よりも過酷な状況が多いような気がする
タカは出会ったメスライオンのサラビに惚れるが
その恋は実らず、サラビはムファサを選ぶ
失恋によってタカは裏切り
キロスの仲間になって、新天地ミレーレにキロスを連れ込んでしまう
そこで、ムファサはミレーレにいる動物たちを奮起させ
キロスの集団と闘うように呼び掛ける
ムファサはキロスとの闘いに勝利し王様になった
裏切ったタカは名前を封じられスカーと呼ばれるようになる。
前作を観ていると
タカは王の血筋を引いているのに
周囲はムファサのほうを認め
母親が危機のときに助けることができず
サラビとの恋も実らなかったという闇落ちしていくところは
ちょっと観ていてつらい
ただ、キロスの集団で裏切りを受け入れられたところと
決起させるムファサの演説は説得力があまりないように思った
タカはムファサが落ちそうになったのに
裏切ったあとでも助けて
「ライオンキング」では助けなかったのは
ムファサは王の血筋を引いていないのに
シンバに血筋で王座を譲る(ように見えた)からなのかな?
マンドリルのラフィキは今作のほうが出番が多い?
ムファサはよそ者なのに王になったとか
演説の内容とかが少しポリコレを意識しているか?
でも、敵であるキロスも白い見た目で追い出されたとあったので
そこまで今回のディズニーはポリコレ的ではないと思う。
ミュージカルシーンは大半はそこまで気にならないが
キロスがバイバイと歌うところだけ変な感じだった