「雰囲気は良し」しあわせなんて、なければいいのに。 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気は良し
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Leminoで鑑賞(Leminoオリジナル)。
雰囲気は良い。日本映画らしい深いテーマ性を秘めた(ように見える)、賞レースに食い込みそうなテイストの作品だ。
しかし、雰囲気だけ、である。きっと北川悠理はこう云う感じの映画や小説が大好きなのだろう。それは伝わった。
脚本は正直荒削りだ。筋は通っているのだが、芯を捉えきれていない印象。監督の手腕で作品として成り立っている。
乃木坂46の四期生総出演、と云う触れ込みが無ければきっと素通りしていただろう。彼女らの好演に癒された。
キーアイテムの「雨が降る前の夜」を読みたくなった。存在しない小説だが、北川悠理なら書けそうな気がするのは私だけだろうか。作家の素質はある。もっと磨けば大成するはず。
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