このろくでもない世界でのレビュー・感想・評価
全36件中、21~36件目を表示
盗んだバイクで走り出す
結局、(微妙なカンケイな)義妹とバイクで街から逃走する訳だけど、、
なぜこの「ろくでもない世界」に留まらくてはいけないのか? の、ヨンギョなりの理由
を描いて欲しかったです。
その分主人公のヨンギョと、とりまく周囲のどうしようもない環境はよく描かれていて、作品の世界観には入りやすかったです。
あと、こちらが見落としてるのかピンとこなかったのは、
最後のヨンギョが鉄砲玉となって、親分に背いた議員候補の男を殺しに行くまでは分かる。
誰かの(チゴンの元弟分)工作でバイクが大破、命からがら逃げだす。
兄貴分であるチゴンを疑い殺しに行く。
一方チゴンは失敗したと分かって、ヨンギョに代わり親分に納めるはずの金を工面する。
チゴンは弟分のヨンギョをかばうかたちになる。
戻ったヨンギョは、最初は怒に任せチゴンを殺そうと、激しいバトルになるわけだが・・
拮抗するうちに、攻めのはずのヨンギョがいつの間にか自尽する行為に変わり、それを止めようとするチゴンになり・・
そうこうする内に今度は逆に、自害しようとするチゴンと、それを止めようとするヨンギョになり。。と(逆だったか?失念)
そんな二人の両極の心情の振り切れ具合が、一連の格闘のさなかで展開されるので、見ていて?とまではならないが、(チゴンがツンデレなだけあって)非常に戸惑う。
説明してもらわなくてもいいので、腑に落ちる描写がどこかで欲しかったです。
そんなツンデレのチゴンですが、いつもポーカーフェイスで表情の乏しいキャラクターは秀逸でした。
ずっと愛を知らず底を見つめるような物悲しいたたずまいは強烈に印象に残ります。
演ずるソン・ジュンギは魅力的でした。
家庭の事情
一人の高校生が闇に落ちて行く全く救われない韓国映画。 本年度ベスト級。
日本円で約30万円位の示談金を巡り、1人の高校生が闇に落ちて行く姿を描いた作品って感じだった。
ある理由で暴力事件を起こし停学となったヨンギュ。
変則的な4人家族のヨンギュ。
お酒に明け暮れ暴力を振るう父。
腹違いの妹のハヤン。
母親。
家が結構狭い(笑)
示談金が必要なヨンギュは頼れる人がいなくアルバイトでお金を稼ぐ感じ。
そんな中、金貸し業を隠れ蓑にした犯罪組織の中ボス的なチゴンに救われ組織の一員となってしまう展開。
悪い事に悪い事が重なっていく負のスパイラル感がハンパない。
どんどん悪の深海にハマってしまうヨンギュが観ていて辛い。
ヨンギュに優しくする犯罪組織のソン・ジョンギさん演じるチゴン。
イケメンで優しい感じなんだけど白黒がはっきりしていて恐ろしい。
ヨンギュと妹のハヤン。
仲が悪い感じだけど腹違いの兄妹だけど心が繋がっていた感じ。
犯罪組織や家族がどんどん壊れて行く感じが容赦無い(笑)
最後に少しだけ光が見えた感じに希望が持てた感じでした( ´∀`)
邦画でも出来ないかな
虚無感しか残らない
無情とか非情とかの言葉が似合う世界観
「このろくでもない世界」を
出口もなければ救いもない「このろくでもない世界」を抜け出すたった二つの方法は、「すべてを捨てて逃げ出すこと」と「死ぬこと」だった。
出口を求めて足掻き続けたヨンギュと、諦めていたチゴンの唯一の違いはハヤンという護るべきよりどころだったのかもしれない…
ストーリー、ディレクション、撮影、演技、すべてが高いレベルで実現された本作で、世界に誇る韓国ノワールに新たな1ページが加わった。
絶望の果て
かなりヘビー😱
ソン・ジュンギさん凄い
韓国ノワール
全36件中、21~36件目を表示