室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
全267件中、101~120件目を表示
心平はだいじょぶだよぉ
なぜあんな吹雪の中放し飼いしてる秋田犬探す必要があるのか…。しかもいつものジャンパーだけの軽装で。
風呂沸かしとけでフラグ立ってたし。
たかひと君が吉岡秀隆さんに見えた人はいっぱいいそうです。
飯島直子さんがキーパーソンかななんて深読みしてしまいましたが何にもなかったです笑。事件うんぬんじゃない話です。加藤浩次さん上手かった。
子供好きで泣きたい人はぜひ見て下さい。ハンカチとティッシュ忘れずに。
室井慎次という人について・・・
改めて「3」と「4」を見直して、後編の鑑賞となりました。
前編の中途半端な終わりから、モヤモヤしたままが長かった。ホンっと、やっとって感じです。
すっごい楽しみにしてたんですが・・・
う〜ん、微妙ですね。決して、面白くないわけじゃない。好きな作品ではあります。
室井慎次という人を描いた作品としては、良いと思います。でも、「踊る大捜査線」じゃないんだよね。まぁ、元々「室井慎次」というタイトルなんだから、彼の事を描いた作品で間違いはないんだけど、あまりにも踊ると雰囲気が違う感じがした。
【ネタバレ】
警察を辞めてるから、事件がメインになることは無いと思ってたけど、あまりにもあっさりしすぎ?
結局、「2」の時の犯人が出所後、再結集して犯罪を起こしたけど、仲間割れから殺人になったってだけの話。松下さんの妄想が証明されれば面白かったんだけど。
室井さんの最期もね〜・・・
作品自体が、室井さんの想いが生き続けるってことを訴えているんだろうけど、あの死に様ってどうなんだろう?犬を探して遭難・・・
色んな人が訪ねてきてたけど、出来過ぎ感が見え見えで、ちょっと冷めちゃいました。
エンドロールの松山千春さんの歌は良かったです。
最後の最後で織田裕二さんが出てきたけど・・・
単なるサービスカットだね。なくても良かったような。
無理矢理前後に分けた。
1時間半くらいで終わる話を4時間くらいに引き延ばして、前後に分けた話。
無意味に登場して、ぬるっと解決する展開が早すぎてモヤモヤが溜まる。
最後の青島登場して室井さんの家に入るかと思いきや、電話がかかってきて捜査に戻ると。あれ???携帯繋がらないんじゃなかったっけか???
室井慎次の生き様
室井慎次はいつまでも生き続けます。室井慎次の寡黙さがとても良かったです。
私と友人共々泣きました。
ぜひ、映画館で観て欲しいです!
追伸
室井慎次は引退してるので事件や刑事のことはメインではないのでご理解して欲しいですね。
気になる点あるけど
室井さんのナマハゲシーンは見てられませんでした。狙い以上のものになっている気がします。こんな室井さんは嫌だ。どんなの?いきなりナマハゲ。
どんな展開で犯人が捕まったのかも謎。
2度と会わないでくださいねって稲盛いずみに言われるシーンもなんでそんな言われ方されるのって思うし。
最後にあの人が出て また期待させられるっていう。
やれば見ますけど。
2部作にしなくて良かった気がします。
松山千春ラストじゃ 踊るじゃない気もします。
踊るレジェンド、大団円! …ならず
前提として私は踊るの大ファンであり、
過去作(特にMOVIE1と2)は何十回と見てきた。
前後編併せての今作のレビューになるが、
個人的には大満足するものだった。
確かに今作は踊るシリーズに求める痛快さはほとんどない。だから、踊るシリーズの熱心なファンでない方や、『事件は現場で起きてるんじゃない!』や『どうして現場に血が流れるんだ!』に通ずる熱いものを求める客層にはマッチしないのは至極当然の結果かと。
しかしながら、これは「容疑者…」にも共通する為、あくまでもスピンオフであり「室井慎次」を描いた作品であると鑑賞前から割り切っていたので、個人的には想定の範囲だった。
まぁ、ところどころに見られる作り込みの粗さ的なものもあるにはあるが「まぁ、映画(フィクション)だから…」で個人的には納得。
室井の結末に賛否があることも当然と言えば当然だと思うが、個人的にはそれにも優って「これで踊るレジェンドも大団円か…」の感情が込み上げてきた。
ただ、その思いもポストクレジットシーンで裏切られることに…
そんなポストクレジットを見て、ふとMOVIE 1のラストの青島の台詞を思い出した。
『(室井が)なんか見舞いくるとか言ってたみたいだけど。来たらね、蹴り入れて追い返してやるんすよ。
こんなとこ来る暇あったら、もっともっと偉くなってくれって』
きっと室井もこの映画のラストで
こう言ったんじゃないかと思う。
『こんなとこ来る暇あったら、被害者の為に現場に戻って捜査を続けろ』
…なんてな。
室井慎次の映画
踊る大捜査線ファンからすると賛否両論、意見が分かれそうですが、「室井慎次の映画」という見方をすると納得、感動すると思います。エンディングに松山千春の曲が流れ、さらに感動し、評価5としました。
これはヒューマンドラマだったんだ。ただリアリティーの面で・・・
この映画、死体遺棄事件の行方はどうでも良く、室井慎次と里子3人(今回は特にリク)とのヒューマンドラマだったんだと途中でやっと気づきました。その意味では、実父と暮らすことになったリクが再び室井家に戻ってきたときは心底驚いたし、追ってきた実父に立ち向かうときの室井の言葉「これは親の仕事だ」は非常にカッコよかったと思います。ただ前編から気になっていましたが、室井の生業は何なのか(田んぼとか畑の話が出てきますが)、生業の収入(農業が生業なら冬場は収入はなさそうだし)と退職金と年金収入で里子3人養えるのか、独身男性が女子も含めた子どもの里親となることは法的に問題ないのか(それとも元警官という特別な扱いなのか)などリアリティーの面で気になります。
またセリフで気になったのが里子3人を前にして室井が述べた「(君たち)3人のことを悩み考えるのが楽しかった」という言葉です。「君たちの親で居られて幸せだった」とか「君たちのおかげで親にしてもらえた」などという言葉なら分かりますが、リクが家を出ていく前の、「家族4人」で過ごす最後の時間で「楽しかった」はないでしょう。「親子の結びつき」は「楽しかった」という言葉で表現するものなのでしょうか。この映画が描きたかったのは里親里子でも真の親子関係を築けるというものだったはず。にしては「楽しかった」発言は軽すぎるという印象を受けます。
最後のシーン、織田裕二が登場しますが、よれよれのコートなど、見た目はヒラ刑事のままのようです。織田主演の踊るシリーズ最後の公開から10年以上たっても昇進していないのもリアリティーに欠いているように見えます。
ドラマとしてはよかった
2つ合わせての評価。正直評点は迷うところだけど。犯罪に関わる子どもたちにフォーカスして世相も反映していたし、それぞれの成長とその過程の葛藤が丁寧に描けていたと思う。
数々の古参メンバーの登場は内輪ウケっぽいけど、古くからのファンとしてはご褒美であった。
ところで、問題なのはシリーズ通して見たときに、室井さんの居ない踊るは踊るなのか?
意思を後輩が受け継いでいく展開は良いが、これで退場になってしうのはやや不本意。制作陣は死んでしまったとしているけれど、演出は明確な死を描いておらず、見舞いとも見れるような濁し方をしている。もしかしたら監督だけは抗ったのかもしれない。
青島中心の続編はもう動き出していそうだが、その建付け方次第で、今回のこの作品の評価が決まりそうな気がする。
凡作になってしまった。。。
「敗れざる者」が期待以上の出来だったので、「生き続ける者」を楽しみにしていました。
しかし、「生き続ける者」はあらかじめ決められた結末を語るだけの作品に成り下がってしまっていました。
話の起伏が左程ない前後半通じてのストーリーですが、それでも「敗れざる者」では登場人物の心情をわりと丁寧に辿っていたと思っています。
それが、この「生き続ける者」では、その決められた結末に到達するために、全ての人間関係が都合よく表面的に扱われ、無理矢理エンドにするという残酷な表現に終始していました。部分的には感情を揺さぶられる場面もありましたが、作品として見ると、とても軽く、感動に値しない物語だったと感じています。
商店での若者との絡みは明らかに唐突で、しかも話に絡ませなくてもいいエピソードなので、不要だったと個人的には思っています。
そんな不要なエピソードを入れるぐらいなら、もっと他を丁寧に語ってほしかった。
児相もムショ帰りの親に簡単に子供を返すなんて有り得ないし、あんなに賢いシンペイが何もされていないのに迷い犬になるのも普通ではありません。ラストに近づけば近づくほど脚本の粗が目立ち、白けて席を立ちました。とどめは。。。
ラストの青島、あそこまで来て帰りますかねw
最悪な後編、なのに満点。
前編の終わり、室井さんのコートが小屋の中で燃えていたのが、まるで火葬のようだった。
でも、室井慎次は死んでいない。
保護した子達とは本当の家族になった。温泉に入って、ラーメンを啜ってさ、あんな幸せそうな室井さんを見られて嬉しかったよ。
たださ。
誰が何のために死体を埋めたのか、小屋を燃やしたのかなど前編で謎な部分を見せておいて、肝心の謎解き部分はまったくないのは、拒絶反応を示す輩が大量発生してしまいますよ。配信者がこぞって酷評してるけど、酷評した方が視聴数増えそうですから、そんな輩はほっといて、無視してはいけないのは踊る大捜査線のファンが満足することのないストーリー展開、演出だと思います。低評価をつけてしまうファンも仕方ない。容疑者室井慎次以上に、主人公が何もしてないのはダメでしょ。犯罪者にカリスマがあるかもしれませんが、そこは切り離しておいて欲しかった。
でも満点です。映画を見てて過去のシーンが蘇ります。
すみれ「ねえ、あなたさ、いつもここ(眉間)にシワ寄せてて疲れない?」
室井「別に」
すみれ「東京生まれ?」
室井「秋田だ」
すみれ「寒いとこで生まれるとそういう顔になっちゃうんだ」
室井「(目をそらす)」
すみれ「それとも東大出はみんなそうなのかなあ」
室井「東北大だ」
すみれ「なんだ、そうなの?」
室井「なんだとはなんだ」
すみれ「官僚ってみんな東大出だと思ってた」
室井「……東北大のどこが悪い」
すみれ「あー。それ、コンプレ?」
室井「何言ってる」
すみれ「そうなんだ。コンプレックスでいつもこんな顔になってんだ(室井の顔まねをする)」
室井「早く取り調べに戻れ!」
すみれ「はーい……早く、警視総監なってね」
室井「君たちを見てると自信がなくなる」
室井さんの出生を知り、どんな人生を歩み、何を抱えて湾岸署に来たのか。
現在の室井さんは、このあたりから大きく変わっていく。
周りのシワも増え、眉間のシワが目立たなくなったけど、かっこいいですよと茶化ししたら、きっとこう答えてくれる。
室井「……」
こりゃまた失敬。
新たに増えるシワの数だけ、室井さんの葛藤や苦労があったはずだ。そんな不器用な室井さんがかっこいい。
冒頭でも触れたが、室井さんの幸せな暮らしが見れただけで十分です。笑いジワが増えた。苦しみ続けた警察官時代からの解放であるように見えた。
ラストシーンについて。
秋田の風景、残された子供たちの笑顔、そして見慣れた背中。はい、目に焼き付けました。
北の国から、次はどこに舞台を移すのか。
潜水艦事件を小説でもいいんだよ、と生き続ける者の願いを込めて。
※感想作成にあたり、クイックジャパンウェブのブログ記事をお借りしました。踊る愛のある記事でした。
最後のあの終わり方は納得できない
前作を観て,堅い感じの室井さんではなく柔らかくなった室井さんは俺はいい味を出してて良かった。だが,所々「ん?」と思う所はあった。例えば,今回の事件の犯人の捕まり方や動機が不明なところ,加藤浩次が「生活保護ってどう貰えますか?」って言った後の児相の対応とか諸々言いたいところはあった。なんといっても室井さんがしんぺーを探しに行って遭難して生き絶えたという終わり方はやっぱり納得できないなぁ。そこまでして製作陣はギバさんを室井慎次から離したかったかね。最後に青島が出てきたけど「これから青島主役で続編出します!」って言われても踊るファンは納得しないぞ。こんなボロクソに言ってる俺だけど,家族ストーリーとしては良い作品だった。
終盤グダグダ…
途中までは非常に良かった。途中と言っても8割くらいまでは。事件よりも家族愛をテーマとした人間ドラマがメインで、踊る大捜査線ぽくはないがそれはそれで良かった。里親になった理由を語るシーンでなるほど!と思った。(前編鑑賞後にTVシリーズを見たので余計ジワりと来た)
しかしながら、終盤からグダグダになった。「えっ、死んだの?」ってなって「はぁ?」と思った。けれど、北の国から風のエンディング見ながら、「いや、きっと死んだと見せかけて入院か何かなんだろう。新城さん来たとき車無かったし。遺影は出て来なかったし。退院するまで子供たちの世話をしてもらってるんだろう。ほら子供たちを荷台に乗せて車戻ってきたでしょ?…」この展開ならギリ説明がつくと思ったが……非常にモヤモヤして終わりました。ちなみに、青島が出てくるのは想定内だし、逆に出て来なかったらもっと評価下がっていた。
いろいろ書いたが、最後に意味が分からなかった点を挙げておきます。
・リクが逃げ帰って父親が室井の家に来たとき、リクが寝ていた部屋から室井が戸を閉めず出ていったのが気になったが、てっきり2階か家の奥の部屋かと思ったが、玄関のすぐ横に居たんかい!と思った。(戸開けっぱなしで)
・リクの父が来たとき、瞬時にタカがあの頼りない警察官を呼んだのが唐突で不思議。
・杏が猟銃の金庫の番号を知っていたのは分かっていたが、なぜ瞬時に弾を充填できたのか?
・普段からほとんど放し飼いのシンペイが、首輪を外されたからってあんな遠くまで行ってしまうのか?(全然懐いてないじゃん)
・消防隊の無線が何でアニメ声優っぽいのか?「犬が離れませーん!」っておい…
・シンペイはどうして自力で帰ってきたのか?(あの場に放置されたのか?)
・リクが父親から逃げてきたが、冬の夜道を歩いて来たの?距離感が分からんが相当な体力だし、さすがに商店のおばちゃんとか誰かに目撃されるだろ。
・ヤンキーの関係性が分からない…いじめているようにみえたが、見た目皆ヤンキーだし。室井の家に最後来たが、なぜ改心したのかよく分からんし、来たのは4人のうち2人だけだし。
・リクの父が生活保護を受けたがっていたが、ちゃんと養える分からないのに児童相談所が簡単にリクを返したのが謎。
・日向真奈美が室井を狙って信者や杏を洗脳しているのに、うやむやになって終わった。
室井が死んだのかははっきりと名言されていませんが、死ぬ→遭難させる→犬が逃げ出す→リクの父を自暴自棄にさせる→リクを玄関の近くの部屋に寝かせ且つ部屋の戸を閉めない、みたいに死から逆算させて無理矢理作った展開に思えてならない。
2回見て納得。素晴らしかった。
先行上映で見た時は涙が止まらなくて「俺の室井さんを返してくれ!」という怒りに似た悲しみが1週間続いたが、2回目は少しだけ落ち着いて見られた。でも涙は止められず、周りからも鼻をすする音が聞こえていた。
2回目で室井さんの結末を受け入れられた。架空の人物ではあるが、どこかで生きていて頑張っているから、自分も頑張らないとと思ってきた。馬鹿のつくくらい真面目で嘘のつけない室井慎次が永遠の存在になった。この映画は同年代の人を中心に、愚直に生きる勇気を与えてくれる。
色々と評価はあると思う。でも深いところで理解したい。この作品を世に出してくれて、本当に感謝している。
最後に、高かったが室井コートを注文した。届くのが楽しみだ。青島コートと併用する。これからも踊る大捜査線と室井慎次と、ともにいたい。
そんな権利が誰にある?
全てのシリーズを映画館で観ているファンです。映画版に関しては第一作と個人的に好きなレインボーブリッジ以外、色々言いたい事はありました。でも今回のは全然違う不満があります。
柳葉敏郎を室井慎次から解放する為にって理由で死なせちゃう権利、制作陣にあります? 穿った見方をすれば今後、織田裕二を主役にした踊るを作りたくても柳葉敏郎は出たがらない、室井慎次が出ないとストーリーが不自然。なら室井慎次を死なせよう。主役なら柳葉敏郎も出演してくれるだろう。そんな理由を想像しました。
それが下衆の勘繰りでも、世に出た作品はそれを支えたファンに誠実にあるべきでしょう。ストーリーでここで死ぬしかない、って言うんなら納得もしますが、そうじゃないでしょう。犬は賢いんだから戻って来ます。車から子供を庇うとかした方がマシじゃないですか? 室井さんを無駄死にさせないで欲しかった。別にトップガンマーヴェリックを作ってくれという無茶振りはしてないです。でも北の国からを作るのは駄目だと思う。トップガンマーヴェリックのスタッフの爪の垢でも煎じて飲め、というのは誹謗中傷が過ぎるでしょうか。それでもこの映画を観た時は、世の中にはあんな完璧な続編を作る人達もいるのに比べてこっちはまあ……でした。
シリーズの過去の栄光に縋り晩節を汚す作品
前編を見た時点で恐らくつまらないだろうと思いながら
乗りかかった船なのでと思って観に行った後編。
まさか予想を上回るつまらなさだとは思っても見なかった。
全体的に、ここで笑わせたいのだろう、泣かせたいのだろう
とは思ったがつまらないしチープでしかなかった。
ただ、年配のお客さんは声を出して笑ったり泣いたりしていたので
製作陣と同年代の人は楽しめるのかもしれない。
今回も冗長だし、下の子にクローズアップされてはいたが
話がなにもかも中途半端。
室井さんがいいことを言った風のシーンはいくつもあるのだが
別に大したいいことを言っていないのが問題。
なのにヤンキーは骨抜きになり容疑者は自供を始める。
そんなに信頼関係が築けているのかと思えば、リクを父親の元に戻すと言われて
タカの第一声が「投げ出すのか」だし
児童相談所の対応があいも変わらず目茶苦茶でどこも筋が通っていない。
書面で許可は降りていると言えば良いものをわざわざ沖田さんに電話で話させる
というのも、『やりたかったんだろうなぁ』と思うだけで
筋が通ってはいないし、青島くらいのキャラがやって面白いのであって
ぽっと出の桜や乃木にしゃしゃられても困る。
石津家の長男が戻って来る美談にしても警察を私的利用しているし
ならどれだけ室井さんが凄い人だったのかと言えば、正直過去のシリーズでも最後は微妙で
今回だって約束もできず何もできず、罪滅ぼしのつもりでいるという台詞もあったくらいなのに。
結局大して良いところもなく、この村ではよそ者でも雪国出身者なのに
あんな軽装で犬を探しに行って遭難死とは、室井慎次というキャラクターに対して
酷い仕打ちではないか。
そもそもよっぽどあほのこでなければ、犬は外にほうられたくらいですぐ遠くに行ったりしないし
吹雪いていたらなおのことだ。
静かな音楽に無線のやり取りだけで表現は、それは過去作では感動もしたけれど
今回のこの話運びで同じやり方をされても、あの表現方法自体が感動できる訳ではないのに
勘違いしているのだろうか。
犬が離れない!なんて感情的に言う隊員に笑ってしまう。
その割にシンペイはひとりで薄汚れて帰って来るし。犬が!と言いながら犬だけ山中に放置したのか?
意味深に登場させた割に杏も『被害者』でまとめられ、どうもうまく改心して
みんなでうまくやれそうらしい。
室井さんが死んでしまってから訪ねてくる青島も何がしたいのか謎。
また異動になったのだろうか。
室井さんが生きていてあのラストならまだ胸も踊っただろうが、到底この続きが見たいとは思えなかった。
北の国から(秋田版)
本当に「北の国から」だよねって思わず言いたくなるような話。
踊るシリーズを観たかった人には物足りない作品で、室井さんの警察を辞めてからのその後を観たかった人向け作品。(秋田版北の国からを作りたかったのか?)
室井さんの回りの人物の話がちょっとずつ出てきて終わりの繰り返し。
どれもちょっとずつがこう。
事件も昔の事件のからみから室井さんが出てきて安直解決、杏の母親の呪縛は室井さんの猟銃を使わせて簡単に消えた?、りくの親父は生活保護をもらってでもりくを引きとると言った時点で児童保護所?の職員は止めなきゃ変。と言うふうに変な感じです。メインの話がない。
突っ込みどころが一杯で凡作になって犬の為に◯◯◯しまって虚しい終わり方でした。
良かった。いや良過ぎた。
めっちゃネタバレ書いてますから、映画見てない人は見ないでくださいませ。
序盤の静かな展開が長くて、少し不安になりましたが、じっくりじっくりと描かれたことによって、中盤以降の気持ちの入り方が大きくなったんだと思います。
室井さんの想い。被害者、加害者関係なく、事件当事者や関係者への優しい気持ち。
昔、ナウシカでババ様がナウシカの行動を見て言った「いたわりと友愛」の心を思い出しました。
移住者と地元の人との確執(との表現が適格かわかりませんが)とか。
それこそ、タカをフッた女の子だって、心の底では葛藤したのかもしれない(にしても切り替え超速だけど笑)。
それぞれの生きる環境があり、守るものも違えば、生きることだけで必死な人もいる。
相手をやり込めて、自分の思いを達すればそれでよいのか。
1人で生きていれば、それで自分自身疑問もわかないかもしれない。
ただ、家族や恋人、友人、仲間とかペットだって、自分以外の大切な人たちの存在があると、その人たちへ、またそれ以外の人たちに対しても思いやりやいたわる心が出てくるのかもしれない。
それは室井さんもだし、一緒に暮らす杏にもその気持ちが伝わって、杏自身にもその気持ちが伝わったのかもしれない。
杏の母親の呪縛は簡単に剥がれないように感じますが、室井亡き後、タカとリク、村の人達と触れ合うことで優しい気持ちを維持できるんじゃないのかなぁとか。
散々、長文書いちゃいましたが、前編のレビューで書いた新城はやる気を取り戻し、心の奥底にある理想の炎を燃え上がらずことに。
室井の意志は新城にも、沖田は協力してくれているし、タカは同じ道を進むかもしれないし。想いは引き継がれていく。
実は他の映画のレビューでも書いたのですけど、登場人物を亡くならすの嫌いです。
殺さず感動させてよと思うのです。
だから、その部分は減点でした。
でも、その減点も挽回できる全体の出来でした。
最後に松山千春の歌がフルコーラスなのかな?流れていまして、感動するとともに、こちらも長く流すなぁと思ってたのですけど、あぁ、年配者が多い踊るファンたちのグズグズに泣いた顔を少し戻すのにちょうどいいかと思ってたら。。。。
最後の最後、感激し過ぎて、涙が止まらなかったですよ。
映画館を出てショッピングモールを歩きながら、最後のシーンを思い出したら涙出ました。
しばらくして思い出しても涙が。完全に変な人になってたと思います。
とにかく、前編、後編+サプライズ、すべて良かったです。
最後の「戻ります」のセリフ、淡い期待を抱いておきます!
*映画終わってから、パンフの外見に一目ぼれして購入しました。
「室井モデル草案」です。じっくり読んで楽しんでます。
見て1日経つのに興奮冷めやらずということですかね。
長いレビュー失礼しました。
エンディングの後に映像あり
前編がなにも進まず終わったので後編どう回収するのか、残り1時間しかないけど事件の犯人は?!とか思ってたけどこれは事件の話ではなくて室井慎次と家族の話だなと実感しました。
室井さんの愛に包まれて少年少女たちが幸せに強く生きていってくれたら良いですね。
さすがに殺さなくても……とは思いましたが。
悲しすぎるじゃないですか。せめて入院とか。
でもみんなが弔いにきてあ〜室井さんの意志はこうして受け継がれていっているのかと思うことができました。
これで終わってたら評価3ぐらいだけどエンディングの後のあの人登場で踊るシリーズ好きとしては高まったので+0.5で。
室井さん今までありがとうございました!
全267件中、101~120件目を表示