室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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おっさんのロマン
点数を付けるのが非常に難しい。
ただ、いい映画でした。
踊るシリーズとして、室井さんの描き方として、
正しいのかどうかなんてことは置いておいて、
シンプルに良い作品だなぁと思いました。
北の国からみたいな。
ただ、滲み出る制作サイドのおじさんたちのロマンが
ところどころで爆発しまくってて、
いいんだけど、なんか、クサイ、、、
前編の室井さんがボロい空き家をせっせと改造していくシーンで壮大な音楽がかかってたり、
後編で長男(と言っていいのか?)が失恋したシーンでレコードかけちゃったり、
室井さんが発見されるシーンで捜索隊の「犬が離れません...!犬が...!」の台詞を入れちゃうとことか。
おっさんのロマンが爆発しちゃってんなぁ、と思いつつも、それも受け入れざるを得ないほどのあの雪景色と室井さんの存在感でしたね。
ただ、もうちょっとうまくやってボロボロ泣かせて欲しかったなぁとは思っちゃいました。
おっさんはボロボロ泣くんでしょうが、あれで泣けるのはおっさんだけです。
良くも悪くもフジテレビって感じの、要素の多さと最後に無理やり全部まとめてくる感じが、昔のドラマっぽくて懐かしさはありました。
色々ツッコミどころは満載ですが、子供たちは可愛いし、犬もいい仕事してるし、ところどころ感情が動かされる良い映画なんじゃないかなと思います。
矢本くんがずっと頑張ってましたね。
にしても、室井さん老けたなぁ...と思いながら観てましたが、それよりもなによりも、青島、老けたなぁ...。
もし続編やるなら、ファイナルのようなつまんない青島は観たくないので、カッコいい青島をお願いします!
室井さん、お疲れ様でした。
ネタバレあるからね。
これはさ…賛否分かれるよねぇ…
「踊る〜」ってさ、個人的に「シリアスな展開の中にあるユーモア」の緩急の使い分け抜群に上手い作品だと思ってて、どこか軽妙な、それでいてズバッと熱いとこ突いてくるのが大好きだったのに…
最後死なせちゃ、泣かせっぱなしぢゃん…
今までも青島が刺されて「死んじゃうの?」ってみんなを泣かせておいて、室井さんの「死んだんじゃないのか?」って、泣き笑いさせたり、すみれさんが撃たれても真下が撃たれてもちゃんとみんなが生きてるからこその踊る「シリーズ」なんじゃないの?
しかも青島をあんな出し方して…
もっと「ここで青島登場かよ!」って鷲掴みにする演出あったんじゃないの???
二部作の前編で期待させてたこと全部裏切ったよ…
ただ室井さんに罪はない。
最後まで室井慎次を貫いてくれてありがとう。
あんた最高だったよ(T ^ T)
北の国からの室井慎次版
20年以上続いたドラマや映画の晩年作品は、
かつての『男はつらいよ』や『北の国から』がそうであったように、
あの世へ旅立った者から、この世に残された者達に、
何を「伝え」、どう「伝わった」のかを、丁寧に総括的に描く事が多く、
この作品も、室井慎次という人間を通して、何を伝え、どう伝えたかを、
丁寧に、じっくりと優しく描写した作品だった。
その点は、事件解決が主軸だったこれまでの作品とはだいぶ異なる。
室井が、警察官として、警察組織を束ねる管理官として、
数十年の間に学び、培ってきた「思想」は主として2つ。
1つは「警察官僚と現場刑事が、意思を統一し、正しいと思う信念を存分に発揮し貫ける警察組織を作リ上げ、事件を<解決すること>」。
もう1つは「犯罪によって生まれる、被害者家族や加害者家族、巻き込まれた市民の辛さや苦しさに<寄り添うこと>」。
その2つの、室井が辿り着いた思想は、青島という所轄刑事との出会いが大きな起点となっている。
警察官そして、警察官僚を辞めた室井は、前者についての理想は挫折し、後進に託したが、
肩書を無くし、一人の人間に戻った室井は、後者に大きく活動の軸足を傾け、秋田で生活している。
室井の元に集まる被害者加害者家族としての子供たち、室井の周りで暮らす大人たちに、
その後者の想いは、なかなか上手く伝わらないでいたのが前作「敗れざる者たち」。
今作では、一見すると不器用にも見える室井なりのやり方で、その想いが彼らに徐々に伝わっていく。
室井は、決して多くの言葉は語らない。
管理官時代の室井の仕事ぶりと同様に、その多くは相手の行動や心変わりを「待つこと」であり、あるいは行動を「託すこと」であり、
そして、どのような結果に出ても最後は室井自らが「責任を取ること」であった。警察官を辞めても、それは変わらなかった。
「待つこと」は容易なことではない。
自ら動いて事が片付くなら、口を出して事が進むなら、そうしたほうが遥かに楽である。
しかし、室井はひたすら「待つ」のである。何かを期待して待つというよりも、ただただ温かく見守りながら「待つ」。
これができる大人が、この国にどれほどの数いるのだろう。上司、管理職、親、教師etc,,,
そして、「寄り添う」。
一緒に暮らす子供たちに「寄り添う」。同じ共同体で暮らす大人たちに「寄り添う」。町の商店内で暴れる若者に「寄り添う」。
決してむやみに怒ったり、説教したり、介入したりしない。ただひたすら「寄り添う」。相手の手を無理矢理引っ張って先導することもない。
向こうから救いを求めてくるまではじっと堪え、相手を尊重し「寄り添う」。
これもまた容易な事ではない。
これだけを見ると、室井という人間を生きるのは大変過酷なように見えるが、珍しく酔っぱらった室井本人はそうではないと子供たちに語りかける。
室井にとって、待つことも、寄り添うことも、自分は楽しいのだと。第二の人生を謳歌しているのだと。
さらに、3つめの室井の「思想」として、新たに加えるなら「むやみに人を疑ってはいけない」というものがあった。
これは、警察官という仕事を通じて、警察官を辞め総括した時に出てきた考え。
疑ってかかるのが仕事であった人が、その肩書きを取っ払った際に何が残るのかという段階で、
この考えに行きつくのは、その仕事を全う完全燃焼したゆえの事だろう。
室井が伝えたかった事は、子供たちに伝承され、大人たちにも継承され、不器用ながらも市民らにも最終的には伝わる。
室井のラストについて
室井の最期は、突然意外な形でやってきたが、それまでに狭心症の診断や、火災によるフレンチコートの象徴的な焼失など、
最期の瞬間は近づいてきている予兆はあり、この作品に通じて訴えられていたものは、室井の遺言とその伝承だったので、
生きようが死のうがどちらでもよかっただろう。目に見える死の形でそれがくっきりと印象付けられたと解釈した。
良かった演者
主演男優
○柳葉敏郎
若手俳優
○斎藤潤
納得はできない作品
うーん、うーーーーーん!という感想。笑
犬探しに行って死ぬなんてのは踊るシリーズに求めてないかなぁというのが正直なところで(それに至る展開はあったものの)、こんな引き際で良いのか室井慎次!!
真剣な顔つきや厳格なイメージの中でちょっとしたお茶目さが出るのが室井さんのいいところではあるが、それを出すのは今ではないだろうと感じてしまった。
ギバちゃんが昔大雪に埋もれて死にかけたエピソードから脚本書いたのかなとまで思えてしまい、感動シーンに何の感動も感じられずに終わってしまった。
あと遭難で死んだなら狭心症のくだりはなんだったんだ。。
てか、あんなに賢いシンペエ、そんな遠くに行かないだろーーーーー!!!!
リクの実父の加藤浩次も、演技が下手なのではなくキャラクターとして感情がわからない。
生活保護のために子供を引き取ろうとしているクズさなのか、子供の態度が気に食わなくて殴ってしまうクズさなのか、どっちかでいいと思う。
下手に「めちゃくちゃヤバい父親」を描こうとしすぎて中途半端になってしまってるなぁと感じた。
その加藤浩次との一悶着で杏が銃を持ち出すシーン。
狭心症のくだり同様、銃の暴発で急患が、!っていうシーンの伏線(?)も全く拾われず、結局警察呼んでたお兄ちゃんが1番のファインプレー。
まぁ、人を守るために銃を使ったんだよね。。
そのためなんだよね。。
展開がわかりやすすぎて感動できない。。
クライマックスなんじゃないの?!室井さんを活躍させてやってくれよ〜〜!
そして日向真奈美とのストーリーやエピソードは杏の改心のためだけだったとは。
これからもシリーズは続きそうなのでこの先で関わってくるかな、?
ドラマ見てた人じゃないと全く楽しめないと思うし、思い出補正アリでもツッコミどころが思い出を上回ってしまった。
ギバちゃんの地元愛だけは伝わった。
前編はまあまあ
シリーズのファンです。『劇場版』は『1』と『2』が好き。他の劇場版とテレビ版のスペシャルも面白くなくても「これはこれ」と思っていた。
今回の二部作も特に文句は言わず「これはこれ」として観ようと思った。 前編に関しては、ファンサービスは分かるけど「過去の名場面を冒頭から出しすぎ」とは思った。室井が何かを決意するとか、最期の覚悟を決める時に過去の場面が脳裏に過ぎり、ここぞという所でテーマ曲と共にスーツにコート姿の老いた室井が立ち上がる、とすれば胸熱、盛り上がりは更に極まっただろう。
それでも前編は悪くなかった。後編への期待が大きく膨らんだ。だけど後篇『生き続ける者』は駄目だ。ホームドラマに重点を置きすぎ。あくまで『踊る大捜査線』であって欲しかった。事件をもっと大きく苦しいものにして、かつての仲間たちと新しい仲間たちが結集して、そして傷付いてゆく、老いた室井が傷付きながら真の敵《日向真奈美》と相対する。とすれば…。
室井の心臓病も邪魔。雪の中犬が逃げる、探しに出かけて命を落とすとか意味不明すぎる。説得力もないし納得できない。そもそも青島が登場するなら室井を殺してどうする。日向真奈美の娘の更生(?)ももう一つ説得力のあるエピソードが欲しい。とにかくホームドラマに舵を切ったのは大失敗だ。事件と室井の対決をメインに、そこに子供たちとの生活、関係性のエピソードがギラリと光れば、ただのお涙頂戴より大きなカタルシスが生まれたはずだ。室井を殺した以上取り返しはつかない。
にわかでしたが見てよかった
踊るシリーズは世代では無いですが昼間の再放送時にたまに見てました。
杏が日向まなみそっくりで怖かったです。
前編だけでもわぁ〜!って感動したのに後編で室井さんがとても楽しそうに子どたちと暮らしていることにこちらもニコニコしながら見てました。
りくが父親の元へ帰るシーンで児相からりくにはもう一生会わないと約束してくださいって言われてて里親ってそういう制約があるんだ……と思ったのと同時に辛いなってなった
シンペイ(秋田犬)ずっと放し飼いのような感じだったのに最後だけいなくなるのか?と思ったけど銃声に驚いて逃げてしまったのでは無いかと
そのシンペイを探しに行く時に風呂沸かしといてくれって言葉が最期になるなんて誰も思わないよ……
救助隊の無線で秋田犬が遭難者から離れません!って何度も言ってて繰り返す度に少しずつ救助隊の嗚咽というか泣きそうな声というかって感じなのがすごく辛かった
そこであぁ、もう室井さんダメだったんだな……って
もうこの辺から涙が止まらなくなった
やっと、杏も室井さんに心開いたところだったのに……
室井さん亡き後3人で暮らすことを決めて村(?)の人達みんなで3人を見守りながら上2人はバイトして、りくはクラスの子と馴染めてそれも泣いた
最後の最後室井さんの家が移映ったと思ったら青島の後ろ姿が……!
それで終わるかと思いきや正面が映って青島老けたな!?というか少し丸くないか!?
でも、青島が室井さんを弔いに来てくれたというのがもうすごく嬉しかった
でも事件だかで呼ばれて引き返してしまってでも青島らしいなという終わり方だった
エンドロール後次は踊るシリーズの続編をやるのでは?という文字が
やっぱ青島の話をやらないと踊るは終わらないのだなと
余韻は残った
でも、「あの」室井さんの、最期というか晩年があんな感じ?まぁ、人生何がどうなるか分からない以上、どんな結末だって「あれはない」なんて言えないだろうけども。
子供たちのことを考えるのが楽しいって言ってたし、青島との約束は果たせなかったけど、酔っ払って語れる新しい夢も出来て。室井さん、幸せだったってことだと思う。ただなぁ…
それでも自分は今後もまた、テレビシリーズや映画の1作目2作目を見返すワケで。その時、室井さんを待つ未来があれだと思うと、今までと同じ気持ちでは見られないじゃないですか…。
とはいえラストで彼が、あそこまで来ておきながら緊急?とはいえ手も合わさずに引き返した。それは室井さんが「心の中に生き続ける」からではなく、また当たり前に会えるから、ってことだと思いたい。
素晴らしいヒューマンドラマ
賛否両論が多いですが、総じてよかったし、室井さんはかっこよかったです。本編よりもかっこいい。いい話だったと思うし、もう一度観たいとも思いました。
以下の理由から、様々な突っ込みをする映画ではありません。日常をうまく描いているので、ただ泣けばいいんだと思います。
※フジテレビ特有の、泣かせよう、笑わせようとしたエピソードの押し付けではなく(役者の力なのかもしれません)、素直に泣いたりできると思いました。
「踊る」ではなく「踊る」の設定を使ったヒューマンドラマです。
→「踊る」を期待している人には不満でしょう。が、ヒューマンドラマとしてはいい出来だと思います。
エピソードが微妙なものがある。
→都会からの移住者を受け入れられない田舎のものが心を開いてく状況に、「ある出来事をキッカケに」180度心が開く、とかそんなドラマみたいなことが実際にありますか?大きな出来事や些細な出来事を契機に少しずつ打ち解けていくもんだと思うんです。
なので映画の限られた時間の中ですべて描かれてる訳ではなく、ただ少しずつ心打ち解けていってるのを感じられる描写だったんで、こればこれでいいと思います。
前後編に分けていることに対して商業的とかいう声がある一方で、エピソードが微妙
→丁寧にいいエピソードをすべて描いたら前後編だけでは足りないし、一本にまとめたら余計に稚拙に描かれる。だから、ちょうどいい作りだったと思います。
室井さんの生き様がかっこいい。
→本編のドラマより、室井さんのたどり着いた生き様が感じ取られました。なので、本編より面白かった。そう感じます。
室井さんの最期
→ファンとしてはこれ以上かなしいものはないです。こんな終わり方はしてほしくなかったと感じる。でも室井さんらしいかもしれません。
しんぺいどこまで逃げたんだ
→いやいやホントに。
室井さん、若者を力づくで外に連れ出す
→割に、あの解決方法は、これだけは無いでしょう(汗)
室井慎次というキャラを終わらせる為の作品
北の国からを観てるかのように終始凪のような内容
室井慎次という人物の生き様を魅せるための映画ということは前編で理解したからこれまでの踊るのようなテイストとは違うのは分かる
だとしても最後の室井さんをフェードアウトさせるやり方は極端過ぎると思う
あれだけ懐いてたワンちゃんが不自然にいなくなるか?
室井さんが亡くなったかどうか色々と考察はされてるみたいだけど個人的には室井さんが座ってた椅子に花を添えられ色々な人が手を合わせるところを見るとどう考えても亡くなったとしか思えなかった。
エンドロール後の青島の登場は『おっ!』て思ったけどそれを含めてもモヤモヤが残ってしまう映画だった
正直言えばヘコんで映画館を出た。
青島の登場で踊るの続編がありそうな感じもしたけど退職したすみれさんも室井さんもいない踊るってどうなっちゃうんだろう。。。
この映画は室井慎次に対しての餞のようなものだったのかも知れない
さらば、室井さん
踊るシリーズのテーマであった現場とキャリアの関係の一体化という問題に、ようやく解答が提示された気がしました。
その解答を出してきたのが、初登場時に室井さんとバチバチにやりあってた新庄さんっていうのがもう感動ですね。前作で室井さんのあんな独白を聞いてしまった新庄さん、やはり心動かされるものがあったんでしょうか。
物語の最後で室井さんは死んでしまいますが、同時に室井さんの遺したいろいろなものが映し出されることで、明るい?終わり方になっていたと思います。
「生き続ける者」ってそういうことか!
「虎は死して皮を残す、人は死して名を残す」とはまさにこのことだと思いました。
ありがとう、室井さん。
タイトルが生き続ける者なのに
生き続ける者と言うタイトルなのにラストが室井さんの亡くなると言うのは残念でしたね。
前編後編ともにいい内容だったんですけどね。
みんなが手を合わせるシーンがありましたがあれが現実なのか生死をさまよう室井さんの夢の中の話なのか不明です。
そもそも放し飼いしててもいなくならないワンコがそのときだけ行方不明になるか?ってことです。
それに気配で熊の出没を予測出来る人が吹雪の中ワンコを深追いして遭難しますか?南国育ちの素人じゃあるまいし。
何と言っても捜索隊の無線内容も不自然です。
届の出てる遭難者としか言ってない。
普通なら室井慎次の名前出しませんか?
先入観で遭難した人が室井慎次と決め付けてるだけで人違いと言うこともあり得ます。
ただ一つ言いたいのは室井さんが亡くなるのを見たくて映画館に金出して見に行くわけじゃないですからね。
生かすも殺すもファン次第って感じに取れました。
青島もおまけ程度で残念だったかな?
あと3ナンバーのダットラはないのでは?ダットラなら1ナンバーか4ナンバーだと思う。
最後1分のための映画
後半が盛り上がってくるのかと思ってたんですよ。
いやはやまさかの失速
室井さんエリートだから頭いいはずですよね?その行動どうなの?
絶対犬近くいるって
事件サックと解決
みんなサクッといい子に
加藤サックっと出てサクッと終わる
泣かせようとしてるでしょその演出?がしらける
いゃ〜期待してたんですよ
ホント!この映画は最後の1分のために作ったでしょ
伏線張ったぜいえ〜いてきな
踊るとは比較しなくていい
踊る大捜査線とは
比較してはいけないのかと思いました
過去の栄光を背景にしている感はあり
前半はいつもの夕食シーンや雑貨屋など
単調な展開でした
後半は陸の親がとのシーンで目が覚めてきた感じです
これはこれで楽しめましたね
前編からみてきて今回のタイトルは生き続けると言うことで誰も死なずに終わるとか
日向杏が悪い方向へ…とか色々想定してましたが 想定外で
室井さんがまさか…でした
最後の青島がでてきたシーンは
違和感しかない
秋田にキター!泣く子はいねぇが 泣く子はいねぇが
2024年映画館鑑賞110作品目
11月23日(土)イオンシネマ北上
ハッピーナイト1300円
監督は『亜人』『曇天に笑う』『ビューティフルドリーマー』』 『ブレイブ 群青戦記』『室井慎次 敗れざる者』の本広克行
脚本は『容疑者 室井慎次』『誰も守ってくれない』『遺体 明日への十日間』『グッドモーニングショー』『室井慎次 敗れざる者』の君塚良一
前作の続編
複雑な組み合わせだがホームドラマに仕上がっている
日向杏という問題児も積木くずしに比べたらかなりソフトだ
室井の家の畑の側に埋められた死体の経緯も聞けば随分単純でつまらない話
コナンくんなんて出る幕がないレベル
慎次は吹雪の中で愛犬シンペイを捜索中に崖から転落し亡くなる
地元住人や関係者は揃いも揃って彼の死を悼むがそれはあまりにも綺麗にまとめすぎだと感じた
だからこそ作り話なのだ
そしてまさかの回想シーンではない青島登場
エンディングテーマは松山千春の『生命』
取材なんてろくにやらない某女性週刊誌のコタツ記事ライターがキャラクター愛がないと批判していたが柳葉敏郎はそろそろ室井慎次役を辞めたいと漏らしてると聞くのでまあ仕方がない
富野由悠季ならあの程度では済まない
甲本ヒロトはブルーハーツ時代の歌を歌わないというかなるべくなら歌いたくないらしい
一流の芸能人なると凡人と違い過去に縛られたくない未来思考の塊なんだろう
ネット民の多くのように現状維持バイアスに囚われていないのだ
演じたキャラが亡くなるか警察組織を辞めたことで役者側が終止符を打ちたい気持ちは理解できなくもない
リクだけでなくシンペイも二人一役
犬は匹か頭だけど
子役のタカやリクの芝居も悪くない
むしろ良かった
リクは場面場面でどっちの方かわからないけど
ここから完全に筆者の妄想だが加藤浩次が演じた柳町明楽もリク同様に子供の頃に親から日常的に虐待を受けてきたのだろう
よくある話だ
呪われた血筋だよ
因みに走行中のダットサントラックの荷台に杏タカリクの3人が仲良く座っているシーンがある
杏が赤でタカが青でリクが黄のコンポジション
信号かよ
または若い頃のシブがき隊みたいな
配役
地元秋田で犯罪被害者犯罪加害者の子供を引き取り育てている元警察官僚の室井慎次に柳葉敏郎
接見室で無期懲役囚の母に洗脳され室井に転がり込んできた危ない女の子だったがのちに改心する日向杏に福本莉子
慎次が里親になって育てている犯罪被害者の子供で高校生のタカこと森貴仁に齋藤潤
慎次が里親になって育てている犯罪加害者の子供で小学生の柳町凛久に前山くうが&前山こうが
慎次が飼っている愛犬で秋田犬のシンペイに緋菜&千尋
警視庁刑事部捜査一課の桜章太郎に松下洸平
秋田県警察北大仙署地域課のお調子者で刑事になりたいが勉強は嫌いな乃木真守に矢本悠馬
タカのクラスメートの大川紗耶香に丹生明里
児童相談所の職員の端野則次に松本岳
警視庁で挫折した慎次の警察改革の草案を秋田で実施しようと目論む秋田県警察本部長の新城賢太郎に筧利夫
警視庁刑事部捜査一課管理官の仁狩英明に西村直人
東京から電話一本で圧力を加え無理を引っ込ませる警察庁長官官房審議官の沖田仁美に真矢ミキ
牧場の経営者の石津百男に小沢仁志
百男の妻の石津紀子に飯島直子
石津夫妻の息子で牧場を継ぐのが嫌で東京に飛び出し10数年経ち30歳になり慎次の勧めで戻ってきた石津トモアキに園田祥太
子供の頃に親と一緒に東京の下町から移住しそのまま住みついた地区長の長部音松に木場勝己
出所したばかりのリクの父親でリクに度々暴力を振るってしまう柳町明楽に加藤浩次
児童相談所の総務部長の松本敬子に稲森いずみ
商店を経営する市毛きぬにいしだあゆみ
20年前の事件の加害者で出所後もやらかして再び逮捕される国見昇にマギー
連続殺人で無期懲役が確定しても一部から根強い人気を誇る杏の母親の日向真奈美に小泉今日子
秋田県警の刑事の三波行に平島厚志
タカが持ち込んだ私物の小説の数々を買い取る古本屋に木林優太
商店の若者の喜内三津留に長田拓郎
商店の若者に原沢侑高
商店の若者に勝沼優
商店の若者に小笠原道拓
リクのクラスメイトに入江龍樹
リクのクラスメイトに宇陽大輝
リクのクラスメイトに長尾翼
ラジオのアナウンサーに笠井伸輔
銃撃の後遺症に苦しみ警察組織を辞めた元刑事の恩田すみれ(回想シーン)に深津絵里
警視庁捜査支援分析センターの青島俊作に織田裕二
後半の尻すぼみ感がすごい
前編は展開がゆるいが後編があるので、わざとそうしてるのかなという想いで観ていた。
そして、いざ後編だが、相変わらずのゆるさで特に大事件も起きず、前編の事件も何の盛り上がりもなくあっさり解決していく。
なにか感じたことといえば、加藤浩次の演技うまいなーと思ったくらい。
加藤浩次が嫌いになるレベルで役になりきっていたと思う。素晴らしい演技力。
ただまあ脚本的にはありきたりな展開が読める役どころでなんだかなー感は拭えない。
半分くらいの尺で年末特番とかで十分な内容。
「踊る」の名前を悪用して金稼ぎしただけの駄作映画。
室井さんが死ぬ理由も到底納得出来ない。
実は死んでませんでしたーっていう展開だったとしても腹が立つだけで「良かった!」とはならん。
青島が出て来て新しい踊るシリーズをやるのかもしれんが、和久さん、室井さん、すみれさんが居ない踊るシリーズの青島を観たいとは思わない。
スピンオフを量産したことでこっちは青島が居ないことに慣れてしまった。
続けたいなら舞台設定だけ使って、主人公を替えて新しい「踊る」を作った方がいいと思う。
松下洸平や矢本悠馬の役柄は良かった。
前編を観たので後編も観たが、別に観なくても良かったなという感想しか残らない。
まだ観てない人は観なくて良い。
室井さーん
刑事物では全くなく、ヒューマンドラマです。家族とはなにか、たくさん考え感じられる愛のある映画です。シンプルだけど室井さんが好きなのもあり、よかった。でもやっぱり死んでほしくはなかったなぁ。。柳葉さんを室井さんから解放したのかなー。亡くなったからこそ映画がしまったのもわかるけど、なんかやっぱり悲しい。
あおしま出てきただけなのになんかワクワクしたなぁ。
そして犬名演技だった🐶
消化不良
踊るファンでも、そうで無い人もこんな作品に高評価したらダメでしょ。
伏線回収大好物の君塚良一脚本。
前編では、伏線張りまくったのに後編での回収は無し。
そもそも、室井慎次が隠居する田舎で死体遺棄事件が発生した事から始まっている。
日向杏も松下洸平演ずる警視庁の刑事も、警視庁が田舎までヘリ飛ばし、パトカー乗り付けてるのもこの事件と、かつての“室井慎次”に何かしら関係があるというのが話しの骨子。
前編で小屋が放火され前編は終わり、後編への伏線は充分に張ったのだが。
後編開けてみると。日向杏はあっさり放火を認めて普通の少女に、松下洸平演ずる刑事もいつのまにかフェードアウト、新入りを認めない田舎の住民もあっさりお友達。室井慎次と事件の関係性も大した話では無い。
うーんなんかな〜。
松山千春の歌に、雪国の中遭難した(体の)室井慎次とワンコ、美しい風景にやられて感動したって勘違いしてる方、多いのでは?
こんな作品に高評価してたら、本当に面白い踊るプロジェクトは始まりません。
そもそも、室井慎次が田舎でレタス作ってるだけの脚本に、無理矢理ヘリやパトカー出して盛り上げたと監督が言ってるくらいだから、昔の様な「踊るシリーズ」では無かったのだろう。それならばもっと人間ドラマだけ描けばよかったのだろうが、劇的に盛り上げてしまった事で何が描きたいのか、取り止めもない作品になってしまった。
全267件中、61~80件目を表示