室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
全179件中、41~60件目を表示
なぜこれが制作されたか裏を考えてしまう
室井慎次を終わらせたいと願ったのは、柳葉敏郎だけだと思う。ファンも望んでいなかったし、製作陣も本心ではきっと望んでいなかっただろうに。どうしても、青島を主軸にした続編を作りたかった製作陣と、俳優陣の間で何か話し合いがあったんだろうな…と思わざるを得ない。
やはり長年のファンが観たかったのは「青島と室井」であり、彼らのケレン味あるやり取りと絆だと思う。
最後に室井の家の前まで来た青島が、何もせずに帰るのはどうなんだろうか?せめて青島の口から「室井さん」という言葉を聞きたかった。
室井の晩年に青島が何も関わる余地が無かった。言葉で「約束が果たせなかった」と今も悔やむだけではなくて、やはりエピソードとしてもっと青島の存在を書き込んで欲しかった。
子役と室井さんの絆とか、ホームドラマとしては良かったけどね。大多数のファンが見たいものではなかった。
途中まではよかったんだけどな
杏はずっと素足だったけど寒くないのかな〜。
美脚が見せどころ?かわいいし、演技もよかったけど、そういうサービスはいらないのよ。
シンペイはあの雪の中、外に出されて逃げるかな?
普段から放し飼いにされているんだし、寒いし、家の中に入れてもらいたくてドアの前で待ってたり、庭を歩き回ってたりすると思う。助けを呼びに行ったのか?銃声を聞いてパニックになってどこかに行ったんだろうか?
そして室井さんのあの最期はちょっと・・・。
亡くなるにしても、もうちょっと違うシチュエーションはなかったのか。それはそれとして、もう室井さんは本当にこれで終わりなんだな。続編があっても出演しないし、だらだら続くこともないのか。
青島くんは、せっかく室井さん家の目前まで来て、あんなふうに引き返しちゃうの?せめて1分でも手を合わせて行かないの?
それから映画を観た日の夜、踊るの映画ファイナルをテレビで放送してたけど、あのエンディングなら警察の組織改革に希望が持てそうだったし、こちらのストーリーは、室井さんて退職する必要あったのかな?普通に定年退職後の設定でもよかったんじゃない?
お疲れさま、柳葉さん。ありがとう。
どう評価をしたらよいのか難しい、というのが鑑賞直後の率直な感想。
前後編2部作の映画単体で評価を求められたら、厳しい点数を付けることになると思う。
前編で蒔きまくった伏線の回収が拍子抜けするほどあっさり、そして室井を取り囲む人々の態度の豹変ぶり、脈絡のなさ、唐突さ。室井の最後とラストシーンも含め、お世辞にも脚本の出来がよいとは言えない。
しかし、シリーズを見続けてきた者としては、こういう内容の作品で一つの区切りをつけたことは、よかったのではないかと思う次第。
フジテレビだけあって宣伝はきっちりやっていたが、一見さんをターゲットにした作品ではないし、大ヒットを狙ってないことは明らかだ。ファンムービーであり、かつ、製作陣自身のための、そして室井慎次≠柳葉敏郎のための映画だったと思う(フジテレビお得意の内輪ネタとは違う意味で)。
この映画の企画自体が、柳葉敏郎を室井慎次という役から解放してあげたい、という製作陣の意思から始まっている。室井という役を演じることすら嫌がった柳葉が、この映画に出て良かったと語っている姿、撮影現場での最後の挨拶を見て、私はそれだけで何かグッとくるものがあった。
映画は作り物だが、ときに映画を創ること、出ること、観ることで人生が大きく変わる人がいる。社会が変わることもある。柳葉敏郎という人も、その影響を大きく受けた一人だったのだろう。苦しんだに違いない。
映画の中身の話を。
他の方々が書かれているように、色々と粗が目立つ作品だった。ただ、その粗さも仕方ないかと許してしまうような、室井という役柄の生き様、そして「許す」「そばで見守る」という無言の慈愛のようなものが、ジワジワと出汁のように滲み出てくるように感じた。その出汁の出方をよくする触媒としての役割を、いしだあゆみが担っていたように思う。
そして、その描き方が、「踊るシリーズ」の冠を付けている以上、完全なヒューマンドラマにまで振り切れきれないことが、中途半端感を高める要因となっていたようにも感じた。
今作で印象に残ったのは、音楽。「WITHOUT YOU」やラストの松山千春「生命」などは武部聡志の選曲だろうが、「正直、ベタだなー」と思った。でも、映画の印象をよりエモーショナルな方向へ持っていく力を感じた。
ラストの去り方。
違和感あるが、「メッセージだけ残して消えるように居なくなる」ためだったのかも。
あの男が、室井慎次の家に入らなかったのは・・・。2人がそれを望まなかったか、製作側が忖度したのか・・・ちょっと後味が悪かった。
いずれにせよ、長きに渡り、多くのファンの心に残る唯一無二のキャラクター、室井慎次を演じ続けた柳葉敏郎さん、お疲れさま。ありがとうございました。
追記:多くの方が、「北の国から」を想起したようですが、私もです。
令和の「北の国から」なんだろうか?
(2024年映画館鑑賞31作目)
人生でワースト映画
人間ドラマに感動したという人が少なからずいらっしゃいますがこれのどこが人間ドラマなのでしょうか?酷評してる人はアクションがないからとかこんなの踊るじゃないとかで酷評してるんではありません。そのやろうとしてるであろう人間ドラマがダメダメだから酷評してるのです。被害者家族と加害者家族のそれぞれ苦悩とかいい題材になりそうなのに何の勉強もせずただ表面をなぞってるだけ。中途半端にそんな重たいテーマを扱わないでもらえますか?実際に苦しんでる方もいるのに。踊るのテレビシリーズは元々アクションやミステリーではなく人間ドラマがメインでした。しかしMOVIE2、3
finalと規模大きくしていくと粗が目立つようになりました。そして、今回人間ドラマに戻すんだと期待していたのにその人間ドラマでさえもこれかーという気持ちに。
君塚•本広•亀山はレビューを読むべき。もう二度と作品を作らないでほしい。
憤りしかない映画。
こんなにひどい映画はない。
踊るシリーズは映画パート1で終わり、
それ以降はどんどん劣化していくのみ。
映画史上最低の脚本と演出。
制作スタッフは誰もなんも言わないのかね、このストーリー、この演出に。支離滅裂。登場人物、誰に共感できるの?子供もったことないの?犬かったことないの?犯罪者は絶対更生しないの?秋田の商店に集まるマッチョ若者は何がしたいの?何者なの?秋田をコケにしてるの?なんで杏は改心したの?なんで室井を困らせようと小泉今日子はするの?
この作品に関わったスタッフ全員、恥ずべきだと思う。
こんな形で室井殺す?犬探しにいって死ぬの??もっと違う死に方あるでしょ。子供と動物と死ぬという最終カード使って、いかようにも感動させられるでしょ。
パート4でクソすぎて怒った感情を久しぶりに思い出した。この制作者は1人も成長していなかった。
それでも見てしまう、、、、ドラマとパート1の残り香に騙されてしまう自分が悔しい。
とにかく続編はお願いだから脚本家と監督を若い才能に変更してほしい。監修に回ってください。お願いします。制作者の方、このレビュー読んで反省してください。あなた方の才能はもう朽ち果てました。
室井慎次 生き続ける者
今回の話は前作敗れざる者より酷かった。いや多分話の順番変えればまだ高評価だったんじゃないかと思う。
敗れざる者 里子の過去や犯人や父親に立ち向かう姿を描く→解決後日向杏の登場、、前編後半に事件発生→室井慎次の小屋燃えED
生き続ける者 小屋の燃やした犯人についてや殺人事件に室井やその家族が巻き込まれ日向杏との仲直りや事件を紐解いてくとか日向真奈美出すなら室井との対面とかやればそれなりに評価高かったと思う。
何がしたいか不明。
『踊る…』が観たい方にはお勧めできません。
前作で色々と伏線を張っていたけど、
それがサクッと終わっていく。
急に距離を詰める町の人たち。
何故か振られる里子の長男。
アッサリ捕まるマギー。
親の呪縛から、何故か解放される里子の長女。
DV親から逃げたはずの里子の次男が、アッサリDV親の元に帰って、案の定またやられて帰ってくる。
放し飼いに近いワンコが猛吹雪の中、何故か逃走。
んで、室井さんが死んだ(?)
ラストに青島登場…で、まだ何か続くんだろうとは思うけど…
何したいかよくわかりません!!!
踊るではないけど
前編を観て、続きが待ち遠しく先行上映観て来ました。
踊るシリーズフリークとしての目線だと…厳しいですが違うかなと思います。
ただ室井慎次のヒューマン映画として観れば、及第点だと感じました。
結末にかけてストーリーを詰め込んだ感は否めませんが、前編から一貫した秋田の風景は都会住みの心には染み入る物がありました。
ラストのサプライズ!
楽しみが増えましたね。 次作に期待を込め高評価いたします。
とてもよかったです。
ドラマシリーズからのファン(VHSで全巻購入)ですが、2以降のとにかく人と予算をつぎ込んだ結果ミステリーなのかコメディなのかよくわかんなくなってしまう傾向を捨てて、テーマを室井がドラマ初期では無視しがちがった犯罪に巻き込まれた家族に焦点を当てたのがとてもよかったと思いました。まっとうに生きていく人たちを小馬鹿にし、小さな幸せを奪っていくもの達に、相手の土俵に上がるのではなく、まっとうな生活とまっとうな気持ちで向き合っていくことの勇気と希望に溢れていてよかったです。(たか兄が母親殺害犯に憎しみをぶつけるのではなく、まっすぐと向き合って相手の正体を滔々と語るシーンはよかった。マーチ調のBGMも進んでいく感じがでていてとても合っていた)。最後は、え、こんな感じになるのとは思いましたが、それでも残された家族が「生き続ける者」としてまっとうな生活を送っていくシーンには涙した。
他方、「2」から感じていた底流にある女性蔑視のようなキャラが相変わらず気になった。
「2」の沖田管理官:「結局女はヒステリック」といわんばかりの最後に幻滅。沖田も沖田で男性社会で成り上がっていくには努力や覚悟があったろうに「結局最後は男じゃなきゃだめ」みたいな。真矢みきさんも「2」の後は沖田の印象で嫌なやつ思われ仕事がしずらかったとの記事があったがそうだろうと思った。制作側もさすがにまずいと思ったのか今回の映画も含めて沖田には人事上の配慮が働いたようだ(室井、新城、沖田の当時の中堅キャリアのなかで結局一番出世した)
若手女弁護士:「刑事事件を担当する勢いのよい若い女弁護士なんて結局自分のことしか考えていない」くらいの設定。
児童相談所の稲森いずみさん:経験豊かで子供と親双方のことをよく考えているし、仕事にも一生懸命だと思っていたのに、「結局女は見落とす」みたいになっている。
よく考えると「踊る」シリーズも主役というかラインとしては「和久ー室井ー青島」が中心で、すみれさんも雪乃さんも途中で脱落。制作陣もプロデューサー・監督・脚本とすべて男性なのがやっぱりこういう感じになってしまうなあという感じ。ジェンダー参画というのは形式ではなく、実質的に重要ではないかと思うもの(制作陣(声だしできるポジション)に女性がいれば彼女たちの扱いも少しは変わったのではないか)
沁みる
室井慎次 後編
前編の事件と嘘や問題が解決されていく。
バラエティに出演された際に
柳葉さんは監督へ
死なせてくれと希望したため
凍死で亡くなりましたね。
一人で三人の子供を育てている親が
帰巣本能のあるワンちゃんを
吹雪の中探しに行くのは
納得できませんでした。
無謀過ぎる(涙)
事件解決の過程よりも
巻き込まれた弱者と傷ついた人の
話に重きを置いている
と言うのが、踊るらしさかな。
平和な日々がいかに貴重かと感じる
育てられた子供たちは
室井さんの遺志を継いで
生きて行くんだろうな…と
思いたい。
最後に…
リクが友達とケンカして怪我をして帰り
室井さんと話すシーンは
リク自身が過去に虐待されていた
フラッシュバックのシーン
と共に込み上げる物がありました。
毎日の美味しいごはんと
寒さをしのぐ家と暖かいお風呂…
贅沢は言わないけど
時々誰かと笑い合えたら
最高だなと思える映画でした。
是非映画館で観てください
ラストシーンの描き方に足りないもの
刑事物、ミステリーとしてではなく、人間ドラマとして見れば、室井慎次の人生の最終章を描いた一本として、そこまで不満はない。
とはいえ、唐突な展開、理解しかねるキャラの行動は散見するが。
もちろん、青嶋との再会、タッグの再結成を期待した展開とは程遠いものではあったが。
とても残念だったのは、「最後」を明確に描かなかった点。
「生き続ける者」と言うタイトルを冠するのであれば、子供達のために、志を同じくした以前の仲間達のためにも、生き続けようとするラストシーンをしっかりと描いて、ファンに見せて欲しかった。
そうすることで、新城と沖田が進めたものと、子供の一人が意思を継ごうと目標を見定めたことに、彼が「生き続ける」という重みが加わったのではないか。
そしてファンの納得度も違ったのではないだろうか。
亀山Pは止めないつもり?
なるほど。
確かにタイトル通りの『生き続ける者』の話でしたね。でも、所謂、“踊る”の話を期待した人にとっては、ちょっと「思ってたのと違う!」という事になるのではないでしょうか。
引退した刑事の単体の物語としては、いい話で、「この人は、信念を貫く人なんだな」という印象を持って終わると思うんですが、ODORU LEGENDと言っちゃってんですよねぇ。だとすると“踊る”要素が欲しい訳で、それが、前編の『敗れざる者』と比較して、圧倒的に少なく感じてしまうので、物足りなく感じてしまうんですよね。
ってかさ、このPOSTのタイトルの通りですよ、最後の最後で。これは、次をやるという意思表示ですね。次は、2025年なんですかね。ってか、あれか、作品公開は2025年だったとしても、舞台設定は、タカが大学を卒業して、警察に入庁したころ・・・という設定だったりして。
自分の中でも何か区切りが付いた
舞台挨拶付きで見ました。
ギバちゃんのファンサービスが素晴らしかった。
踊る大捜査線の第一作が大学時代。
元々パトレイバーが好きなこともあり、このシリーズにもはまりました。
ぶっちゃけ続編で王刑事が出てきてからは、う〜んとは思っていましたが。
一人の力で組織なんか変えられるわけない。
でも室井さんの想いは、生き続ける者たちに託された。
自分もそれなりの歳になりました。
次の世代へ…ということを考えるようになりましたので心に響きました。
でもここから続編?
う〜ん…という気持ちが大きいかな。
すみれさんは幸せになっているのだろうか?
それだけは確認したい。
ラストだけがダメ
後編を観にきた時点で、あんな感じの(トトロか北の国から風な)内容は許容できるでしょう。
加藤浩次さんが再訪問してきた所まではとても良かった。
やっぱコイツダメだわ。となって「私が預かります」とか言っちゃって、すぐ死んだらダメだし、死因もダメだし。
せめて普通に発作が起きて死ぬ方がまだマシでした。伏線はあったし。
「想像するだけで楽しい。寒くねえ」って言ってほっこり終わっても良かった気がしますが。
違う意味で泣かされたわ!
踊るの歴史をぶち壊してくれたな!って見た直後に思いました。
前後編は構わないんですヒューマンドラマを見せられるのも構いません
長男の初恋相手がNTRれるのも平気
りくくんが殴られ戻ってくるも大丈夫
杏の、なぁなぁな感じで改心?するも良し
稲森いずみの勘づいた?のにスルーするとこも良し
でも最後はなんですか?
前後編で病気のフラグ立てておいて加藤浩次が犬を玄関に置いだしたら逃げて、それを追いかけて凍死?なにこれ
犬もずっとあの家に住み着いてるんだから、そのうち帰ってくると思うし、何度も犬が離れません!言わせて涙を誘うシーンに笑いがこぼれました。
それなら加藤浩次と取っ組み合いになった時の斧が原因とかにした方が良かったじゃん
なんであんな感じにしたんです?
そして最後に青島登場…。
最悪のサプライズᐠ( ^ᐤ^ )ᐟ
青島出すなら室井さん生かせょ!
映画館が明るくなった時に一番最初に口から出たセリフが、こんな酷い作品だとは思わなかった。でした。
ちなみにイイとこもあります!
沖田さんの変わらない美しさと怖さ惚れる
懐かしのメンバーのゲスト参加
すみれさんが元気でいてくれてること
過去のシーンをちょくちょく写して思い出させてくれたこと
あと長男君のNTR相手の女の子なんか可愛かった 以上です。
猟銃の場面
平均評価よりは面白く観れた。
終盤、杏がリクの父親に猟銃を放とうとする場面。
おそらく室井さんの「これは人を守るための道具だ」を受けての描写なのだろうけど、人に銃口を向けているので違和感。
たとえば、猟銃を手にするものの、室井さんに教わったときに感じた恐怖から逡巡し、しかし「皆を守るため」と室井さんの言葉を思い出し立ち向かう
そんな描写を挟むだけでも違ったのでは。
そういう端折りが随所にある点がもしかすると評価を下げている一因かもと思うなど。
あとスリーアミーゴスも弔問にきてほしかったなあ。田中麗奈とか、哀川翔とか。
でも踊る続編では松下洸平とかあの若い巡査とか出てくると想像すると、楽しみ!
踊るのスピンオフにする必要性はないし
室井慎次を登場させる必要は全く無い気がしましたが、令和版の北の国からだと思って見ると割といけます
こういう結果を求めないような、まったりとした作品は今はほぼないので、ヒーリング効果はかなりあります
ラストシーンですが、踊るフリークの見解としては、室井慎次は亡くなってはいないんじゃないかと思うので次回作にはまた出てきます
というかまだ続けるのか…
雪国の人の生活や北国の大型犬を知らない脚本
秋田出身でエリート警察だったはずの室井慎次が、雪国ではあり得ない、吹雪の中に派手じゃない色の服を着てGPSも持たずに出るという、迷惑行為をするただの愚か者になってしまった。
室井がしなければいけなかったのは、探さなくても帰って来れるしあの程度の雪なら生き延びれる秋田犬を探しにでかけることではなく、「シンペイは秋田犬だから大丈夫だ」と安心させて、怖い思いをしたばかりの子供達の側にいることだったのでは?
(そもそも電波が入らないような場所で、雪の季節に小学生の子供を1人で登下校させてること自体が昭和脳)
まさか室井ほどの男が、台風で畑や漁船を見に行って死ぬ老人ように、予測可能かつ回避可能な危険と、他人の命を危険に晒す迷惑行為で最期を迎えるとは思わなかった。
期待していた事件そのものもフワっと終わり、テレ朝の遺留捜査にでも影響受けたのか?と思うほど事件の方には焦点が当たらない。
結局この映画では、踊る大捜査線のファンを熱狂させたキャラの1人である室井慎次という男は、何もかも中途半端で、大きな夢も、ささやかな夢も、何一つ叶えられず死んでいく老人達の1人だったということしか分からない。
ささやかな夢の方は、常識があれば簡単に回避できるものぁったからこそ、唖然とさせられる。
遺体を回収したにも関わらず、葬儀をきちんと行なっていないのもよくわからない。
織田裕二で続編を撮る為に、室井慎次を作中で殺し2度と登場させない、織田裕二とは顔を合わせないという条件で柳葉敏郎に承諾させたのか?と思うほど、意味不明な2部作だった。
長年のファンが前編を観た後で、後編に求めていたのは、こんな雑な結末ではなかったはず。
自分は警察としての夢は叶えられずとも、子供達を育てる夢はきちんと叶える室井慎次の姿を求めていたし、これからも信者と母親に悩まされるであろう杏を守る為に行動し、信者達を一網打尽にする室井と秋田県警&警視庁を期待していた。
これはまったく未解決。
児相の謝罪どころか、映画内でやたらと尺を取った里子の小学生の問題が、室井が亡くなったことで法的にどうするのか、映画内で出て来ないのも判然としない。
高校生達はともかく小学生は牧場主達と牧場主達の家で同居していないと問題では。
どうせ地上波で放送するものを映画館で観に行ったことは後悔しかない。
行こうとする人を止めるレベルで無駄金である。
そもそも過去のドラマシリーズもローカル局の昼のみや、BS、フジ系列配信のみなどで若者に興味を持たれないしわざわざ契約してまで観ない。
昔のファンの多くは不満が多く絶賛してる人はステマを疑うほどしかいない。
なぜ劇場後悔したのかわからない。
全179件中、41~60件目を表示