室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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生き続ける者
室井さんの引き際、そして踊る魂は引き継がれる。
生きる
パンフレットを読んで、黒澤明監督の「生きる」が元ネタだとわかって、腑に落ちました。室井さんが病をかかえて、残された人生を自分以外の人の為に生きようとしたことが。雪の中で死んだ室井さんは雪の中のブランコで死んだ志村喬と同じだったんですね。新作の「踊る大捜査線」は青島との約束をかなえようとした室井さん意志を継いで、青島には活躍してほしいですね。
室井慎次と同世代的には、
踊るのスピンオフとして位置する室井慎次の映画。
最後の踊るから12年の年月が経ち、その穴を埋めるためには、前後編という4時間が必要だったと理解したが、ちょっと長い気がした。
後編を見ていても、何となく冗長的な感じがした部分は否めない。
が、室井慎次として、警察を退職して秋田で生活をする。青島との約束が果たせず、別の形で何か達成したいと言う思いは、生きざまとしてわかる部分もあり、同世代として引き込まれるところはあった。
ただ、最後がハッピーエンドとならなかったのは、残念なところがある。室井慎次を演じた柳葉さんの室井の呪縛を解き放つためにも、もう踊るにも出られない形にする必要があったとして選んだ亡くなると言うストーリーは、理解しつつも、観る側としては、例えば、すみれさんのように語りだけで今を伝えて行くと言うこともできたはず。
和久さんのように実際に演じたいかりやさんが亡くなって出演できなくなった時に、本筋の踊るの語りで亡くなったとしても良かったと思う。
室井さんが亡くなった後、子供達が今後を語るシーンで室井さんを回想し、室井さんの夢として、あの場所で子供を引き取るホームを作り生きていく。と言う形でハッピーエンドで良かった。
同世代としては、それがセカンドキャリアとして目的を見つけ楽しく生きていると言う形が励みになった。と思った。
室井慎次信者
腐った警察の中で救世主のようだった室井慎次が、こんな感じになってしまって悲しい。
裁いても裁いても変わらない世の中だから、自分が変わることで幸せを掴もうとした。
終盤の展開で室井慎次が死んだことが信じられなくて、死体も見てないし生き続ける者なのではないかと思ったりもしたけれど、たとえ生きていたとしても室井慎次は室井慎次の幸せな人生を送るのだろうから、もうそっとしておこうと思う。
思い出すと涙が出る。
...あれ?...室井慎次って実在してないんだった。
もはや室井慎次信者になってしまったのかもしれない。
冷静になって考えてみると、ラストは謎だらけで、いつか謎を解明してくれることを待つしかない。それが唯一の楽しみだべ。
そう考えると笑顔になれる。
スペシャルポストカードを入場時に貰った。あらためて視聴後に裏表をまじまじと見ると意味深だなあと思った。
優しさに満ち足りた映画でした
前編は少し物足りなさを感じたが、後編はとても良かった。
オープニングの雪景色と音楽がとても合っていて印象的。
3人の子供たちとともに静かに暮らす日々。
無闇に人を疑わないよう、そして子供達の未来を信じて、大きな心で子供達を見守る。
とても優しい映画でした。
贅沢はない、本当の家族でもないけれど、
そこにいると心地よい、自分を信じてくれる人がいるということ。
それだけで安心できるものなんですよね。
キョンキョンの役の匂わせは、ちょっとよくわからなかった。犯罪者の子供たちもまた深い傷を負っているのはわかるけど、彼女の子供で合った必要が合ったのかな
1人だけ室井さんが関わった事件の関係者を入れたかったのかな。
無期懲役で囚われながら、信者に調べさせたり子供も洗脳して、その近くに死人を埋めて何がしたかったのかな?
室井さんに報復するにしては幼稚というか、映画を盛り上げるための無理やり設定な感じはしました。
欲を言えば、青島との絡みが欲しかった、もっと早く家に来て子供達とも遊んで欲しかったなー。
タイトルなし(ネタバレ)
「踊る」らしさはあまりなかったが、全体的には良かった。
室井さんはじめ、里子たちのそれぞれの環境・感情が上手く表現されていたと思う。
個人的に町の警官が室井さんにウザ絡みするシーンは好きだった。
昔の室井さんなら100%怒ってただろうなぁ。と思いながらみてました(笑)
ただ釈然としなかったのは、知的な室井さんが、あの雪の中、犬を探しに行くかな?と。
家族の一員として。という事であろうが。
しかし、死因はなんだったのだろうか…。病気?崖から落ちた?凍死?
あと青島。
急いでるとはいえ、線香の1本位あげれただろうに。
衝撃な日
こんにちは。何時も皆様のレビュー参考にさせて頂いております。今回は後半のため、まっさらな状態で鑑賞しました。
後半は、ド派手に事件が絡むと思いきや、室井さんの生涯でした。
寡黙で何時も思い悩んでる、室井さんの人生楽しみは?人様の人生だけど気になってきます。
どんなに尽力しても思いどおりにならない事がほとんどですが、警察官僚と現場との溝が埋って捜査が出来る時代が生まれようとしてたり、里子のリク君が、お別れの日有難うございましたと敬語ではなしたり。
将来の夢を持てたり、母親の洗脳でやられる前にやっつける人をおとしめる事の謝りに気付き人を信じ始めたり。
やっぱり信じられるリーダ気質は健在でした。
室井さんには夢がまだまだあり、幸せである今があった事に安堵してしまいました。
ただ、生きて里子との生活や、よそ者からもっと地元の人と交われてるシーンが観たかったです。義理父さんと呼ばれたらどんな室井さんになるんだろう?とか残念。
青島君の登場は??嬉しいけどなんだったんだろう。すみれさんと一緒だったら良かったのに。
もしや、引き継ぐ者とか、
別バージョンの踊る大捜査線ムービーがあるのか!⁉️
最後に、何十年も通い続けた映画館が来年初頭に閉館決定のお知らせがあり。😢
衝撃の日でした。
期待しすぎた
この話は室井さんの生き様なのね!
前編の火事の続きからの後編がはじまり…
「踊る…」のファンだから期待し
後編も盛り上がっていくのだろう…と
え!そこは犯人探しを追求しないんだ💦
何となくその辺から話の流れが読めてきちゃって😰
…とはいえ、ファン(ここは強く強調😆)なので
まだまだ期待大!
でも…
途中から皆さんも仰っている
ヒューマンドラマ感が漂うのは否めなかった💧
悪くは無いけど…
やはり刑事ものだから
もっと昔の事件を追っていくのかと思いきや
期待してたんだけどなぁ~
でも案外あっさりと逮捕されちゃったしね💦
ほんとヒューマンドラマだったわ
タカが失恋の様な感じだったし…
リクが親に引き取られていく辺りは
泣く場面なんだよね!😭
あの辺は泣かされたわ😭😭
これはこれで感動いただきました。
だけどやっぱり話が読めちゃって💦💦
極めつけは室井さんがあんな最後を遂げるとは…
「オレが行って来る」って辺りの
話の流れを想像出来ちゃったんだよね!
いろんな気持ちが駆け巡る中
やはり室井さんは この話で終わってしまう事が悲しい😭😭😭
涙ボロボロでした。
室井さーーーん!
もちろん悪くはなかったんだけど…
もっと違った結末を想像してました😅
そしてエンドロールに合わせた
松山千春さんの曲には感動😭
初めて聴いた曲だったけど
物語にハマっていて…良きですね!👍✨
感動の中のラストの青島は…
嬉しいサプライズだったんだけど
あれって……
To Be Continuedってことなのかしら❓🤔
都合が良すぎる展開
殺人事件って何だったの?
大袈裟だった割にはあんな感じでの収束だし、
事件の真相も桜刑事の推測・妄想を語っただけで不明だし、実に残念な一本でした。
室井さんが動けば全て解決しまうところも突拍子のなさを感じてしまう。
・電話の声を聞けば犯人特定
・語り掛ければ否認している容疑者も自供
・猟銃撃たせれば改心
・お菓子の棚を並べ直させれば改心
・伝言を託せば家出青年は帰宅
踊るシリーズは、テレビシリーズ含めて一通り見ているが、映画版の製作が繰り返されるほど、かつての「踊る」にあった面白さが失われて行ってしまった。
ネタバレなしでは書けない
前作はそれなりに楽しめた。室井さんの不器用ながらも実直なところがうまく表現されていたし、3人の里子との関係も問題提起としては十分だった。家の近くで遺体が発見されて、殺人事件として捜査本部が立ち上がったことはあくまで添え物としたのもわかる。
でも本作でキチンと解決させないのはどうなんだろう。室井さんがルールを逸脱して取調室で容疑者と面会(内容的にも取り調べではない)しても、情に訴えるだけだし。それで少しずつ自供を始めたって何だそりゃという感想になる。動機も何も明らかにならないし、解決にはほど遠い。あくまでさらなる続編を作るための布石にしているだけにも見えた。やはりメインはやはり室井さんと里子たちの関係ということ。
その関係を揺るがす事件(若干小さめではあるが)が起こってクライマックスに向かっていくのだが、これもかなり微妙な話。あんなに懐いている飼い犬がリード外したくらいで吹雪の中を見えなくなるまで逃げる?そして室井さんもそこまで危険を冒して探しに行く?ついでに言えば、商店にたむろしていた輩どもは何をもって室井さんに心を許した?一緒にお菓子棚に戻そうだけで改心するなら世の中もっとよくなる。杏のこともだ。あれで改心したのか?そのきっかけがあまりにサラッとしすぎていた。こんな流れで心は動かない。映画という物語を成立させるためのピースを感動しそうな順番に並べ替えて組み立てている感じ。そういえば後半の踊るシリーズの映画もそんな感じで冷めてしまった記憶が甦ってきた。
室井さんが亡くなったであろう展開に、近くの人が鼻をすすっている音が聞こえてきたが、個人的には前述の理由でまったく泣けなかった。しかも亡くなったことを確定させる場面は一つもなかった(と思う)し。室井慎次の表札も掲げていたし。病院か自宅で意識をなくしたまま寝たきりとかなんじゃないか。それでさらなる踊るシリーズの続編で目を覚ますとか。そんな妄想が頭に浮かんだ。青島の登場で次回作への期待が高まるはずなのだが、本作の出来を考えると期待値は下げた方がいいと思ってしまう。
爽快感なし
映画の日三連続鑑賞ニ回目。
完全に私の好みの問題ですが、登場人物にヘイトが溜まりすぎて途中からずっとうんざりしていた。
大罪人とかではないけど“嫌な人”がたくさん出てきます。
そして何より、室井慎次を死なせた意味とは…!?ショックでした。
あと犬がそばを離れませんみたいなやつ、好きな人多いよね〜まぁ私も正直ボロ泣きしてしまいましたが笑
だって動物は卑怯じゃないですか…
踊るシリーズはまだ続くみたいな終わらせ方だったけど、青島もとい織田裕二への忖度か?
室井さんはもう隠居してたんだから何も殺さなくても新作に出てこない違和感ないよ〜…
踊るシリーズをまだ擦りたいってだけのために、織田裕二をキャスティングする為に、室井さんが死んだんだとしたらこんな続編なくてよかったとすら思う…
とにかく、シリーズ人気キャラを新作映画で安易に殺さないでほしかった。しばらく引き摺りますわ…
最悪
見終わってから読んでください↓
殴り書きです。口悪いですが、中傷ではなく、シリーズを愛しているが故です。ごめんなさい。
最悪。エンドロール中ずっと、声にならない声で「は?」と言っていた。
「踊るレジェンドはまだ続く」じゃないんだよ。
生きていれば第二の人生もあるよね。そりゃ。
でも、ファンが見たかった室井さんではないんだよ。リアルじゃないんだからさ。こっちはドラマを求めているんだよ。
何でシリーズ重ねるごとに酷くなっていくんだよ。ありえないよ。
どうせ最後に青島映すならせめて途中で登場させて、「俺はもう長くない。約束を守れなくて悪かった。あとは頼む、青島」みたいなシーンいれてよ。
踊る大捜査線って、青島と室井の話じゃなかったの?
てか最後に来た意味はなんなの?製作陣の、「登場させればファンは沸くだろ?」みたいな感じ。亡くなった後に来て子どもたちにわざわざ生前の話を聞きに来たのか?なのに電話一本で玄関前まで行って結局何もせず東京に帰る感じ??なんだあの登場の仕方!ありえない。
つうか、90年代から着てきたアウターまで燃やすなよ。「捜査を立て直す!!」の室井さんに対する冒涜かよ。せめてアウター着て警察署行ってた時に火事になってました、みたいにしてよ。今までの室井さんに対して酷すぎない?あのアウターは、青島でいうカーキのコートだよ。青島コート燃やされるようなもんだよ。怒り。
祈っていたよ、最後まで。エンドロール後に、『実は生きていて、村の人たちが噂広まって勝手に死んだことになってました〜』みたいなさ。踊るっぽいコメディで締めてくれることをさ。(それでも駄作だったけど)
泣いたよ。室井さんとの“約束”これから青島が果たすとしても、そこにもう室井はいない。いるのはなぜか新庄だけ。室井は、家族を守って亡くなったけど、警察官としてではなく、一般人として亡くなった。踊る大捜査線がシリーズを通して伝えたかったことって一体なんなんだろう。演者の方針で室井が亡くなるにしても、もっとやり方あったでしょうよ。せめて、青島と会話して、託して終わって欲しかった。結局室井さんは後悔し続けて、青島は約束を果たせずに終わった。継承も無く。初期の踊る大捜査線なら絶対にやらない演出。
生きていて欲しかったけど、せめてつもる昔話して、会話して、託して、敬礼して、終わって欲しかった。
お互いに何も知らないまま、私が思い描いていた踊る大捜査線シリーズは幕を閉じた。
私の初恋、青島君を。大切な宝物の踊る大捜査線を。返してください。
そしてラスボス小泉今日子。みたいなのいい加減やめろよ。どうせ、踊る大捜査線の最後の映画もキョンキョンだして終わるんだろ?
追記
室井の代わりに秋田県警本部長に任命された新庄が正解を叩き出しちゃってるよね。
規模が小さいからこそ、本庁と所轄の連携が取れる。
改善点はブラッシュアップしていき、将来的に全国に広められるようにする、と。
それを定年まで室井がやればよかったよね?
それで青島定年前最後のドラマだか映画だかで、秋田と東京を繋げた事件作れたよね。
私にはどうしても、室井さんがあと数年のところで約束を反故して里親になる未来が考えられない。そんな逃げる男じゃない。せめて定年後でしょう。
・秋田の本部長として東京の警視庁と合同捜査で指揮を取り、秋田でやってきた本庁と所轄の連携を披露する。将来的に全国的に室井草案が拡まる。
・室井退官。青島と最敬礼でシーン終了
・エピローグで里親の話
でよかったよね。ODのラストはそんな感じだと思ってました。青島と室井の物語だと思ってました。本庁と所轄の物語だと思ってました。テーマすら見失った製作陣…どうしたの?涙
映画か、ドラマか。
前編見たので、これも見たけど
ハラハラドキドキしてしまった
前作が個人的にダメだったので観ない気満々だったのに、観ないといけない理由ができてしまったため渋々鑑賞。
そんなわけで期待値ゼロだったが、正直思ったよりは楽しめた。
まず前作も思ったことだが画作りは素晴らしいと思った。
特に自然描写。
雄大で見応えがあった。
音楽の使い方は前作同様ウザく感じた。
観てて感じたのはとにかくテンポが早い。
5分ぐらいで新しい出来事が次々と起こる感じ。
一つ一つの話はあまり深掘りされず、トラブルは割と簡単に解決され、最後は室井(=脚本家・君塚良一)の説教がセリフで語られて、すぐに次の出来事へ。
シリアスな話の後にのほほんとした話が来たりして、テンションの乱高下が激しく、感情の持っていき方がけっこう大変だった。
ただテンポが早いのは好みではある。
前作の死体遺棄事件が高速で解決したのはなかなかの衝撃。
ここで分かったことは、この映画でやりたかったのは『踊る大捜査線』シリーズのような事件が起きてその解決を目指すような話では無く、室井慎次を使って『北の国から』みたいな人間ドラマを作りたかったのだということ。
別にそのこと自体は個人的に悪いことだとは思わない。
凛久が前山くうが・前山こうがの二人一役になっているのが前作では謎だったが、今作を観て納得。
面白いことするなあ。
まあでも映像技術で簡単に解決できることではあるが。
この映画にはさまざまなメッセージがあると思うが、「子供が悪さをしたら感情的にはならず思いやりを持って接しろ」というのは同意。
ちょっと簡単に改心しすぎで、そうだったら世の中苦労しないとは思うが、でも室井が子供と接する場面は心温まるシーンが多かったように思う。
室井が杏を抱きしめる場面はどうかと思うが…
受け入れ難いメッセージも多数。
まず、小学校での子ども同士のトラブルを暴力で解決しててそれを肯定するって、今の時代どうなのだろう。
凛久が実父みたいにならないか心配。
警察が「ルールは破るもの」みたいなこと言うのもどうかと思う。
そんなこと言ってるから、現実の警察たちは疑わしき人間に対して自白強要や証拠捏造をして、強引に有罪に仕立て上げてしまうのでは?
終盤は養子の凛久と実父の話になるが、ここが個人的に非常にモヤモヤした。
「頼む、改心しててくれ!そうでないとよくある陳腐な展開になってしまう!」と謎にハラハラドキドキしてしまった。
顛末を観て思ったことは、君塚良一から「元犯罪者や障害持ちや生活保護を受けたがるような奴は人として信用する価値無し」という、偏見に満ちた差別的なメッセージを感じた。
良いところもある映画だとは思うが、差別大嫌い人間としては許容し難い。
この映画最大の衝撃展開の引き金が「犬を探しに行ったから」というのも何だかなあ。
そもそもあの犬懐いてなかったのか。
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