「脚本が雑 この一言に尽きる」室井慎次 生き続ける者 ラメセスさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が雑 この一言に尽きる
前編後編を一気に鑑賞
タイトルにした通りマジで脚本が雑だなあと思った
最後の結論に向けて無理矢理道を敷いた感じで
終始頭にハテナマークを付けながら見ていました
みんな演技は良いのに勿体ない
特に子供3人は軽すぎる
え?もっと感情沈んだり沸騰したりしないの?という感じ
一例を挙げると
杏ちゃんは、室井に向けた負の感情が一瞬だけで
しでかした事に対してあっさり家族として入りすぎ
タカにいはその杏ちゃんをあっさり受け入れすぎ
りく君は、あれだけ傷つけられた父に対して
あっさり「一緒にいたい」的な発言
それでいてボコられたら室井家に逆戻り
そんな軽い子が傷ついた状態で
たった1人で室井宅に戻る気概があるのが違和感バリバリ
それと室井さんの結論に対しては特に拒否反応はないのだけれど
そこに持って行く方法が、は?って感じで
製作陣は泣かせにきてるのはわかるのに
胸が熱くすらならない
シンペーちゃんは、リク君がお父さんの所に行った時
家に戻らずずっと帰った方向を見て動かないレベルの秋田犬なのよ?
シンペーちゃんからしたら室井家に対して敵対的なほぼ見知らぬ人物に
なんで首輪を外されただけであの吹雪の中外に出て行ってしまうの?
そんなの絶対にありえないよ
リク父に攻撃的になって噛みついて
逃げて行くところを追いかけていなくなる
これも無理矢理だけど、そっちの方がまだ泣ける気がする
シンペーちゃんの演技?もめっちゃ良かっただけに本当に残念すぎる
他にも色々こじつけが過ぎる所が多すぎて
見終わった後にモヤモヤがずーっと残る感じ
一応過去のキャラクターが出てきたり、映像が出たり
懐かしいしみんな歳とったなーって懐かしみながら見られたので
見て後悔したとまではいかないけれど
正直26年予定?の劇場版踊るには期待しない方がいいなと思わされた作品でした