「後半の脚本が残念。」室井慎次 生き続ける者 Film_Montageさんの映画レビュー(感想・評価)
後半の脚本が残念。
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踊る大捜査線世代で、すべての作品を見ていて、縁あって観る機会に恵まれた為、前後編鑑賞。
前編が良かっただけに、今回の後編は少し残念だった。
レインボーブリッジを閉鎖など、これまでの作品の関係者や容疑者を絡ませ、最悪の犯罪者「日向真奈美」の娘まで登場させて警察を引退した室井慎次の第二の人生を追体験する。
前編はこれまでの踊る大捜査線のテイストは無く、新しい人間ドラマとして面白い作品になっていたと思う。
ただ今作は前編の伏線を回収するのに、要素を詰め込み過ぎていて、散漫かつ雑な最後がとても残念だった。
店で暴れていた若者たちの改心もよく分からないし、リクの父親、加藤浩次の観念もよく分からない。
特に残念なのが、犬が逃げてそれを探しに行って亡くなるという謎な展開には空いた口が塞がらなかった。
加藤浩次にリクは私が預かるって言ったすぐ後に死ぬって、どういう事?預かってないし、あれだとリクは自分のせいで室井が死んだと悔やんでしまうだろう。
そもそも死なせる必要性が皆無。
最後に一番嫌だったのは、エンドロールが終わって青嶋の宣伝が入った後に、メイキングのような二人の抱擁とか興醒め以外何もなかった。
金儲けの臭いしかせず、フジテレビは変わらないと呆れました。
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