「室井慎次と同世代的には、」室井慎次 生き続ける者 まるさんの映画レビュー(感想・評価)
室井慎次と同世代的には、
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踊るのスピンオフとして位置する室井慎次の映画。
最後の踊るから12年の年月が経ち、その穴を埋めるためには、前後編という4時間が必要だったと理解したが、ちょっと長い気がした。
後編を見ていても、何となく冗長的な感じがした部分は否めない。
が、室井慎次として、警察を退職して秋田で生活をする。青島との約束が果たせず、別の形で何か達成したいと言う思いは、生きざまとしてわかる部分もあり、同世代として引き込まれるところはあった。
ただ、最後がハッピーエンドとならなかったのは、残念なところがある。室井慎次を演じた柳葉さんの室井の呪縛を解き放つためにも、もう踊るにも出られない形にする必要があったとして選んだ亡くなると言うストーリーは、理解しつつも、観る側としては、例えば、すみれさんのように語りだけで今を伝えて行くと言うこともできたはず。
和久さんのように実際に演じたいかりやさんが亡くなって出演できなくなった時に、本筋の踊るの語りで亡くなったとしても良かったと思う。
室井さんが亡くなった後、子供達が今後を語るシーンで室井さんを回想し、室井さんの夢として、あの場所で子供を引き取るホームを作り生きていく。と言う形でハッピーエンドで良かった。
同世代としては、それがセカンドキャリアとして目的を見つけ楽しく生きていると言う形が励みになった。と思った。
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