「前後編に分けるほどの作品だったのか?」室井慎次 生き続ける者 あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
前後編に分けるほどの作品だったのか?
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良い作品ではあった。踊る大捜査線シリーズ内では毛色の異なる作品だが室井慎次の引退後の生き様を描いた作品としては。
ただ、現役時代の室井レポートとはあまり関連性が無いような。。ちょっと強引だと思ったけれど、室井慎次役の引退を決断した柳葉敏郎さんに対するレクイエム的作品なのだろうと納得することにした。
前編で少し不安に感じた秋田県の描き方については、きちんとフォローされていて良かった。
少し不満な点を挙げるなら、ラストの展開が少し捻り過ぎていませんか?元警察官が吹雪の夜に犬を追って雪崩に巻き込まれるというのは、ちょっと間抜けな印象を抱いてしまいました。
たかが犬、という価値観でないことは百も承知していますが、いくらなんでも良い歳した大人なんだから、もっと冷静な判断ができたでしょう?
子どもを庇って刺されて、なら安易とは思いますが納得感のあるラストだった。個人的にはそう思います。
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