「素晴らしいヒューマンドラマ」室井慎次 生き続ける者 すさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいヒューマンドラマ
賛否両論が多いですが、総じてよかったし、室井さんはかっこよかったです。本編よりもかっこいい。いい話だったと思うし、もう一度観たいとも思いました。
以下の理由から、様々な突っ込みをする映画ではありません。日常をうまく描いているので、ただ泣けばいいんだと思います。
※フジテレビ特有の、泣かせよう、笑わせようとしたエピソードの押し付けではなく(役者の力なのかもしれません)、素直に泣いたりできると思いました。
「踊る」ではなく「踊る」の設定を使ったヒューマンドラマです。
→「踊る」を期待している人には不満でしょう。が、ヒューマンドラマとしてはいい出来だと思います。
エピソードが微妙なものがある。
→都会からの移住者を受け入れられない田舎のものが心を開いてく状況に、「ある出来事をキッカケに」180度心が開く、とかそんなドラマみたいなことが実際にありますか?大きな出来事や些細な出来事を契機に少しずつ打ち解けていくもんだと思うんです。
なので映画の限られた時間の中ですべて描かれてる訳ではなく、ただ少しずつ心打ち解けていってるのを感じられる描写だったんで、こればこれでいいと思います。
前後編に分けていることに対して商業的とかいう声がある一方で、エピソードが微妙
→丁寧にいいエピソードをすべて描いたら前後編だけでは足りないし、一本にまとめたら余計に稚拙に描かれる。だから、ちょうどいい作りだったと思います。
室井さんの生き様がかっこいい。
→本編のドラマより、室井さんのたどり着いた生き様が感じ取られました。なので、本編より面白かった。そう感じます。
室井さんの最期
→ファンとしてはこれ以上かなしいものはないです。こんな終わり方はしてほしくなかったと感じる。でも室井さんらしいかもしれません。
しんぺいどこまで逃げたんだ
→いやいやホントに。
室井さん、若者を力づくで外に連れ出す
→割に、あの解決方法は、これだけは無いでしょう(汗)