「こんな作品つくらないで欲しかった」室井慎次 生き続ける者 はーもさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな作品つくらないで欲しかった
観終わって一晩経ちましたが、まだ気持ちが整頓できません。腹が立って仕方ありません。
「お金返して欲しい」という表現がありますが、この映画に関して言えば「観たことにお金を払って欲しい」と思いました。それほどまでに酷いものでした。
0.5点はすみれさんの生存が確定したことへの感謝です。それ以外にはプラス要素がありません。
室井さんを無駄に死なせたのは、今後製作される拍手喝采抱腹絶倒感謝感激感慨無量の次回作および新シリーズに剥けた布石なんですよね?そうですよね?この駄作が踊るシリーズの転換期になって、これから新しい踊るが始まるんですよね?
「犬が……離れません!(泣)」という意味不明な交信で観客が感動すると思っているなら、製作陣のセンスが終わりすぎるほどに終わっています。こちらはキョトンとしています。しんぺーがあんな吹雪の中で外に出て、帰ってこなかった理由が全く分かりません。命懸けで捜索に行かないといけない事態だとこちらは理解できていないので唐突感が強すぎます。それならいっそ加藤浩次との揉み合いの中で心臓に負担がかかって落命してくれた方が、まだ説明がつきます。 まぁ、それだとりくは再起不能になるかもしれませんが……。杏の発砲も何にもなってないし。
りくが帰ってきたシーンも、父の新しいアパートとどれくらい距離があるのか説明されてないので大変さが伝わらないんですよね。加藤浩次はあっさり歩いて来てるけど、つまりたいして遠くない?そもそも室井家と他の施設との距離感も分かんないし、全体的に観客とのコミュニケーション能力に難があるんですよね。
言いたいことは物凄く沢山あるんですが、ちょっと書ききれないです。映画を見ながら副音声的にその場でみんなでボロクソに言う配信がそのうちされることでしょう。
もう、とにかく無かったことにして欲しい!制作陣に望むのは「やっぱり作り直すので一旦全部忘れてください」と発表してくれることです。