「フジテレビの大いなる」室井慎次 生き続ける者 しげちよさんの映画レビュー(感想・評価)
フジテレビの大いなる
前回見た時に感じていた踊る大捜査線を北の国からの
舞台に移した感じがちょっと踊るのエッセンスが薄まり、
<グッと北の国から>の側に寄って、
ファミリーの物語で大円団という感じがしました。
事件が中心と思いきや、家族愛ストーリーに涙腺やられました。室井慎二の個人の真っ直ぐな生き方を堪能し、
2作合わせて納得の良い鑑賞時間でした。
やはり、柳葉敏郎さんの寡黙な東北の父親像は黒板五郎
父さんに重なるところがあり、自分の世代にとっては
もはや続きが作れない北の国からへのオマージュを感じるのは自然だと思われ…。そして、エンドロールを最後まで観て、やっぱりそうこなくちゃ!と。フジテレビの持つ大いなる遺産と底力の気概を感じます。この先も楽しみが増えました。
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