「いつの間にかヒューマンドラマに」室井慎次 生き続ける者 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
いつの間にかヒューマンドラマに
後半は、泣かせに来た。物語が進むにつれてサスペンス色がどんどん薄くなっていく。あまりの力技で、思わず泣きそうになったが、周りのすすり泣きがすごかったので、なんか冷めてしまった。
前半であれだけ、過去の事件との関連性を匂わせて盛り上げておきながら、いきなりヒューマンドラマで片付けられてしまって、梯子を外された感じ。
WithOut Youが流れるシーンが、自分的には一番盛り上がった。
やっぱりそうきたか。ポストクレジットに注目でございます。
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ちゆうさんのコメント
2024年11月10日
前編と後編に分けた意味は味変にあったのではないでしょうか?
警察を辞めた男のその後の余生を画くための前振りがサスペンスであり
本当に画きたいのは後編、人間、室井慎次というヒューマンドラマだったんじゃないかと思います。
確かに事件の真犯人とか、なんで室井さんちの近くに遺体を埋めたとかの件はあっさり過ぎていきましたが、そこは室井さんにとってははなっから重要ではなかったのでしょう。もう警察の人間ではないのですから。