「人生のテーゼを突きつけられた」室井慎次 生き続ける者 Kchunさんの映画レビュー(感想・評価)
人生のテーゼを突きつけられた
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「敗れざる者」から「生き続ける者」へ
このタイトルに込められた意味が今、心にすうーっと入ってきた。人の思いは決してその人だけのものではなく、その思いを共感した人たちによって支えられ、繋がれ、その魂と共に、強い信念として受け継がれていく。
室井自身は「敗れ去った」が、その強い思いは数々の人々に受け継がれ、永遠に「生き続ける者」として刻まれていく。
正に人生にとってのテーゼ、生きていくための壮大な命題をストレートに見せてくれた作品であった。
作品は監督の本広氏と脚本の君塚氏のタッグによる鮮やかで細やかなストーリー展開とそれを支える俳優陣がピッタリはまっていて、それがとても心地よく、清々しい。
また、武部氏の音楽も、この作品を彩る大きな要素であった。決して大袈裟な音ではなく、あくまでも演者が語る言葉を深める要素となって、心に響いた。
こうして幕を閉じた作品かと思いきや…
最後のシーンは正に「STILL CONTINUED」
いよいよ本丸の登場を期待させてくれた‼️
ぜひぜひ次の「ODORU」を待っている。
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