「続ける&死んだと思わせる為の蛇足が多かった印象」室井慎次 生き続ける者 Sizさんの映画レビュー(感想・評価)
続ける&死んだと思わせる為の蛇足が多かった印象
先行をどうしても観たくて、リクくんと同じ位の年頃の息子を家族に預け観に行って来ました。
今の時代、人が亡くなる事ではウケない。
叩かれるだけだと思います。わかった上で制作陣は、こんな結末にして 世に送り出したのかなと。
「アンタの気持ち伝わったよ」など終始、心理描写を口に出したり態度や小物でわかりやすく描かれたのに、青島が何を思って室井家を尋ねようとして結局引き返したのか?
そもそも本当に室井は死亡したのか? など重要な部分は明言されておらず1回観ただけでは、室井さんが死んだかも!が衝撃過ぎて整理が追いつかない作品でした。
それこそ子供3人が里親を亡くしたからとひとつ屋根の下で元のまま暮らし続けるなんて児相案件だし、あのトラックラスト誰が運転してたんだ?と思ったから、生きてるに1票!
(そもそも、子供達だけ残して猛吹雪の中、独りで探しに行く、なんてナンセンスは事は室井さんはやらないでしょうに。ココは和解した地元消防団と秋田県警を室井さんが特別に指揮して、シンペイを全力で大捜索するっていうコメディ的な見せ場でしょう?と 泣笑)
どちらにしろ生きてるにしても今回
「常備薬が必要な程に心臓に問題あり」
「心肺停止状態で発見(シンペイが傍を離れず温めた)」
「秋田県警と街の人しか花を他向けていない(面会謝絶で愛用していた椅子にお見舞い)」
の描写で、警察にはもう戻れない様な無理出来ない身体になったから、室井はここまでだから柳葉さんを解放してあげてね、感が凄かったです。
でも、ずーーっと楽しみで待ってたのに、室井さんファンは雪山で独りで死ぬ室井さんを見たかった訳では無かったんです。
ラストは、Tha movieの、病院でリハビリしてる青島に会わずに戻った室井のシーンのオマージュですかね?(なら、死んだと見せかけて死んでなかったもオマージュで入れてくださいよと)
……あれ? 室井家、スマホの電波届く様になったんだ?
前作の踊るから時が流れ、親になった気持ちもわかる様になり、子供に寄り添い接して見守る、という内容やスタッフロールも個人的には本当に心に染みました。
観終わって、寄り道せずに真っ直ぐに帰宅して、子供を抱きしめたくなりました。
明日はきりたんぽ鍋でも、家族で一緒につっつきましょうかね 笑