「よくも駄作作ってくれたな!」室井慎次 生き続ける者 アッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
よくも駄作作ってくれたな!
久しぶりに裏切られた作品見たと思う。
第一部は良い意味で製作陣は新しくしたけど期待値低めで今回見に行った。
それでも踊るシリーズは小さい頃から大好きだったから
先行公開初日に観に行くことにしたけど改めて初日に観るべき作品、いや踊るファンは観なくても良い作品だったと思う。
先に「結末」について述べるが唖然とする程酷かった。
え、本広・松本・亀山さん達ホントすごい駄作作ってくれたね、マジでこんな感じになるとは思わんかったわ。
私個人でも酷評の多い作品に対してもめちゃくちゃ酷くは感じないことが多かったけど、
久しぶりに酷い作品だと思ったよ。
確かに第一部は賛否両論あったけど個人的には「新しい踊るでも悪くはないじゃん」と割と良い作品だったと思ったよ。なのに一作目よりも事件メインが遥かに薄い内容、
踊るは事件の面白さが売りだと思ってたのにクソ適当に終わらせて「うーん」と思ってしまう終わり方。
加藤浩次演じる凛久の父親が家を訪れた終盤は家族の強い絆みたいに解決していったけどその後のシーンは本当に
踊るファンを馬鹿にしてるのかと思わんばかりの結末。
あのような形で終わらせたのは本当に心から「え、二部作作る意味ある?」と思ってしまった。
エンドクレジットは本当であれば喜びいっぱいの感情で終わりたかったのに本作の内容に失望してしまい、全然嬉しくもなかった。
これまで数々の人気シリーズが数年ぶりの新作が「やる意味あるのか」と言われるように酷評が並んできたように
私は第二作については「本当にクソみたいな作品作ってくれたな」と心から思ってしまった。
ただ悪いことばかりではなく、貴仁、杏、凛久の兄弟としてのストーリーについてはまぁ良かったと思う。
特に杏は真奈美の娘であったからこそ怪しさ全開でどうなるのかと思ったが、彼女はそれでも真奈美とは別の人間。
新たな一歩を踏み出せる子なんだと改めて感じた。
また、室井さんに育てられたからこそそれぞれの子供は
事件や家族に傷を抱えるものの3人で頑張っていくという強い意志を感じることができた。
これこそ室井さんが願っていた夢そのものだったのだと
少しばかりの評価はしたい。
それでも本作は改めて駄作だと思う。
これまで踊るシリーズを愛してきた物達への裏切り
シナリオ次第ではこんなにも酷評することはなかったかも
もしかしたらこの結末自体悪くないのかもしれない。
私自身は本当に「改悪してくれたな」と思う。
これを書いて2日経って改めて考えたけどお話自体としては成立するし、万人向けの面白い内容であると思える。
この作品の意味が室井さんが青島と果たせなかった約束から秋田を舞台にして事件被害の子供たちを育てていく。これらはちゃんと果たせていて「父 室井慎次」としての本作では評価は高いと思える。
しかし踊るシリーズを長年観てきた者としては10年越しにやる意味が