「【追記あり】例の件も含めほぼ予想通り(以下?)の展開でした(笑)」室井慎次 生き続ける者 プリズナーN0.6さんの映画レビュー(感想・評価)
【追記あり】例の件も含めほぼ予想通り(以下?)の展開でした(笑)
そして、あまりに薄っぺらい展開でガッカリ😞
どこかのインタビューに、十本くらい出て来たネタを取捨選択して何とか前後編にまとめた…これがすべての元凶なのかと。
本上映も始まるようなので、先行上映で見た時の感想を書いてみます。まぁ本上映が始まる前に既に作品としての評価が決まってしまったような気もしますが(笑)
さーて、いきますかね。
納屋に放火されて懐かしのコートが火に包まれてしまったわけだけど、これに対して被害届を出さないと頑強に言い張る室井サンも意味不明だけど、そもそも放火って親告罪じゃないから被害届って必要なの?
前編のしつこい弁護士の話もそうだったけど、唐突に始まって唐突に終わる雑なエピソードが多すぎる。前編でいい感じだったタカの初恋が後編でいきなり終わる。なんだそれ。
免許を持っていない杏に猟銃を撃たせるのは流石にアウトが過ぎるだろ。「何かあったら責任は俺が取る」ってカッコよく聞こえるけど、それが元警察官の室井サンとしてはどうなのよ。
チンピラたちが雑貨屋でいきなりケンカを始めてお店をぐちゃぐちゃにしたのに、店主(いしだあゆみ)はなんで警察を呼ばないんだよ。脳天気なあの駐在くらいはいるだろうに。
すっかり忘れ去られた感のある猟奇殺人事件だけど(笑)、犯人からの電話を聞いただけでズバズバ言い当てる室井サン、さすが元管理官ですなぁ。その捜査本部に入るのに権力とコネを使っていたけど、それってかつて青島が最も嫌っていなかったっけ?
リクの実の父親(加藤浩次)が子供を連れ戻しに来るけど、その時の児相の対応がなんだかなぁ。まぁ実親の力は強いからああなるのはやむ得ないのかもしれないけど、それにしても対応が杓子定規すぎる。結局はクソ 父親は子供に手を挙げてしまい、室井サンのところに逃げ帰ることになったわけで。
上記の事件の時に逃げ出した犬を追いかけて、室井サンは吹雪の中を探しに出ていくんだけど、心臓が悪いのにたかが犬のために自殺行為とも思えるムチャをする意味が分からない。能天気な作品だから、凍死寸前の室井サンの横で吠え続ける犬のおかげで発見されるのかと思ったら死亡エンドとはね。
最後の青島は何しに来たん?あそこまで来たら線香のひとつも上げていけよ。あんな山の中から帰るなら1分1秒を争うようなことではないだろうに。