「とてもマンガ的っぽくていい」ボーイ・キルズ・ワールド 爆拳壊界流転掌列伝 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
とてもマンガ的っぽくていい
ハチャメチャなアクションが目玉の復讐劇だなという印象で鑑賞。ストーリーとか二の次でキャラクターの魅力とアクションを楽しめればいいと思っていた。
ところが、冒頭は世界観の説明と主人公ボーイの境遇を説明するシーンがまとまりに欠けていて少し退屈。でも、本格的に敵陣に入って乱闘を繰り広げ始めたら、そこからは銃、ナイフ、斧、足、拳といろんな武器で相手をなぎ倒し斬りつけ撃ち殺していく。特にブラストナックルなる拳につける武器がとてもマンガっぽくていい。「リングにかけろ」に出てくる必殺パンチを少し思い出してしまった。
母を殺された男の復讐劇としてはちょっと肩透かしの展開だったし、最後の敵とのバトルが盛り上がらなかったのは残念。それにボーイが耳が聞こえず声も出ないという設定がどこまで活かされていたのかも疑問。英語圏の人ならあの聞き間違え(読唇術の読み間違え)を笑えるものなんだろうか。
それでも設定やキャラクター、ストーリー展開、どれもマンガ的であることを考えるとあまり気にならない。あのヘルメットかぶった女性(June27)なんてめっちゃマンガ的!ヘルメットにメッセージが表示されるなんてくだらなくてとてもいい。
こんな派手でお金のかかったB級映画は大歓迎だ。なんとなくだけど、続編ができるんじゃないかと密かに期待している。
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