「奇妙な映画体験がクセになりそう」雨の中の慾情 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙な映画体験がクセになりそう
主演と監督、原作者くらいだけ知ってる状態で鑑賞
中盤以降の展開は最初こそ戸惑いましたが、各世界観のディテールを見るとなんとなく整理できるため、自分の解釈があっているのなら、現実パートはごく一部。大半が夢や妄想のようなものとしても、そこで描かれているものはところどころで「現実パート」とも薄くリンクしているため、作品トータルとして見せたいものは伝わってきます。
戦中期の占領地のものと思われる日常描写や戦争描写も、台湾で撮影することでより味わい深いものになり、全体の幻想的なイメージをより高めてるのでしょう。
変な映画といえば変な映画ですが、提示された世界観はかなり好きで、機会があればまた見てみたい作品です。
コメントする