ビューティフル・マインドのレビュー・感想・評価
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天才数学者の数奇な人生と愛の物語
感想記録
精神病者の幻覚映画
大胆な脚色。良いじゃないか!脚色しても!
最近、めっきりクソ映画しか撮れなくなったロン・ハワードですが、この映画は大好き・・・ということで久々に観たけど、やっぱり良いっすね。
当時、できの悪い大学生だった僕は、この映画の「アダム・スミスは間違っている!」という言葉にえらく感動しました(笑)。本当の数学の面白さを、あの短いシーンで簡潔に伝えてきっていたからです。多くの人はご存知の通り、日本においては高校まで数学は単なる試験通過のためのゲームでしかありません。しかし、数学の本当の価値は主張のための道具というところにあるのです。それは文系の学問にも十分に適用可能な道具であるのです。そして現在、数学の適用が最も進んでいる文系の学問は経済学。
本作は実は結構史実とは異なリます・・・が、個人的にそんなことはどうでも良くて、むしろ、よくぞここまで大胆に脚色してくれた(撮影当時、ジョン・ナッシュはご存命だったというのに・・・)、というのも。(ぶっちゃけ、ジョン・ナッシュ自体、そこまで面白いエピソードがある人物だとはどうしても思えない)。
人は、強烈な個性を持ったすごい頭脳の持ち主を天才と呼びますが、しかしそれだけでは不十分であり、大切なことは最後まで自分の才能を信じ続ける気持ちを持てるかどうかと、強烈な個性を受け入れるだけの余裕がある社会と仲間の存在だと思います。
本作では、それらを表現するために大胆な脚色を施したのだと思います。とても暖かい映画になっていました。
あと、ラッセル・クロウがすごい好演しており、本作を観て彼のファンになったのですが・・・後で知った話では私生活ではボロボロだとか。映画のイメージぶち壊しやん!でもそれは名俳優の宿命なのかもしれませんね。
感動。。。
She never gets old
疑似体験
久しぶりに最後のシーンで涙が出てしまいました
まさか、あれだけの症状を
タイトルから良かった
とても良かった。
内容を全く知らずに見たので物語の転換点でとても驚いた。
前半が振りになっていたとは!
ポールベタニーとラッセルクロウのこの二人良いな、
と思って見てたので、
過去の良い思い出が全部嘘だったらどう思うか?と言う問いにジョンナッシュと言う人物の苦悩を知るには十分過ぎるフリだったなと、ロンハワードの手の内で踊らされていた事に感服した。
ラッセルクロウもとても良かった。変わり者だけど、天才、そして後半の壮絶な病気との闘いも見事に演じ切っていたと思う。
大変な時に手を差し伸べてくれる学友たちにも感動した。
ただ、映画だけでは、ジョンナッシュの何処が評価されたのかイマイチ分からなかったので、ウィキペディアで調べたら、映画以上に壮絶で驚いた。
ビューティフルマインドと言う題名を付けた事が勝ちだと思うし、その心もまた美しいなと感動しました。
感動的
実話に基づいた話。
初めは少し変わった人付き合いの苦手な天才なんだなあと思ってゆるーくみていましたが、中盤からの急展開に驚かされました。
統合失調症ってこんなに恐ろしいのだと思い知らされました。
彼にとっては、親友、仕事までもが全て病気による幻覚だった。
私なら今まで自分の生きていた世界までもが幻覚なのではないか、、愛する人までもが幻覚で私は本当に存在しているのだろうかとまで考えてしまうでしょう。
天才をおそう運命とはすごく数奇だなあと思いました。
でもそんな夫を必死で支える妻には涙してしまいました。
彼女は本当に強く、彼女をお嫁さんに迎えたことはそんな数奇な人生の中での奇跡なのだと思います。
私は、ジョンが幻覚の少女を見て「彼女は成長していない」と言ったところに彼が本当に幻覚だと認めたんだとじーんとしました。
そこから彼が幻覚たちと距離を置くことで、少しづつ病気に立ち向かう姿はすごく良かったです。
あとは、学者達が敬意を表してジョンにペンを贈るシーンには涙が出ました。
簡単に見れる映画ではないですが、今ある人生のありがたみを感じ様々なことを考えることの出来る映画に仕上がってると思います。
これはまたすごい作品だ。知らなかった。大好きなジェニファーが出てる...
認められる瞬間に人は感動する。
ジョンとアリシアが夜空を見上げ星座を作るシーン。物事にパターンを見つける能力を持ったジョンの特性とロマンス溢れるシーンに仕上がっていて好き。
ペンの功績(業績)を讃えるシーン。若い頃見たその光景が後の自分にも起こることによって光る。これもいい伏線になっていて好きなシーン。
伝記物に有りがちな「時系列を並べた」だけの本とは違う。違いは、、、通った軸があるかどうかだろう。軸。変人ジョンが妻との生活を通して妄想を克服し、愛を感じる心を表現する話。そこには「愛」という大きな柱がある。
晩年、教壇に立ち次代を担う若者の育成にも力を入れる。そのきっかけとなる図書館での教え。そしてそれを見守るアリシア。いいシーンだ。ここからも若者への、そしてアリシアの「愛」を感じる。
一番良かったシーンはジョンとアリシアが病院で面会するシーン。病気は治った、ここから出してくれとアリシアに言うジョン。「僕は幻覚を見ていた」と言うジョンに、病気が治ったと喜ぶアリシア。が、次の瞬間、「小声で話そう。盗聴されているかもしれない」とジョン。
この後のアリシアの表情変化が最高だ。治ったと嬉しかったのもつかの間、まだ幻覚を見ているのだと知る。愛するジョンのその姿を目の当たりにしたアリシアの、その表情、悲しみ、哀れ、戸惑い、大きな愛に包まれた様々な感情が溢れ出す。このシーンは必見!
後半が急ぎ足?
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