国家非常事態 首都爆破テロを阻止せよ
2023年製作/100分/マレーシア
原題または英題:War on Terror: KL Anarchy
スタッフ・キャスト
- 監督
- クロール・アズリー
- フランク・シー
- 脚本
- クロール・アズリー
- フランク・シー
- ナズリ・ボビンスキ
- 撮影
- マドノー・カッシム
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エイディ・アシュラフ
-

ファラリ・ハーン
-

アドリン・アマン・ラムリー
-

ダイヤン・トリシャ
-

チー・ラザリ
-

ノキ・K・クリケ
2023年製作/100分/マレーシア
原題または英題:War on Terror: KL Anarchy

エイディ・アシュラフ

ファラリ・ハーン

アドリン・アマン・ラムリー

ダイヤン・トリシャ

チー・ラザリ

ノキ・K・クリケ
コンパクトにまとまっていて、それなりにお金も掛けたのでしょう、全く飽きさせない作品に出来上がっています。まあまあ面白い。熱が伝わってきます。
ただ、マレーシアってこんなに治安悪いんかなー、と不安になります。どれだけ短期間に爆破テロ起きてんだよって感じ。
そして何で最後、敵リーダー逃げ出してんねん。こっちの隊長どうなったん?どういうこと?続編匂わせてんの?
暇つぶしにはいい一本です。
テロの親玉、アヌラック親父はテロの動機を「社会制度は貧しいもの達を破滅させ見捨てるだけだからだ」と語っていましたが爆弾で死ぬのはまさに罪もない市民たちだから理屈に合いませんね。
テロの首謀者はアヌラックの息子ランと腹違いの息子ジョーに身内のリタと殆どアヌラック一家の悪行ですね。
対テロ部隊もリーダーの女刑事アニスと同僚のハリドが中心、アニスとハリドは折り合いが悪く絶えず揉めている、またハリドは元妻ともギクシャクし、娘のディーが絆のかすがい役、何と母子はテロリストに誘拐され、爆弾を仕掛けられてハラハラドキドキ・・、普通は赤を切るか青を切るかでハラハラさせる爆弾のワイヤーカットだろうが起爆装置に解除ボタン付きとは、出来過ぎかな、なんと2秒前。
解説では「反抗的な警官ハリド は、クアラルンプールを陥落させようとするテロの脅威を阻止するために、チームとして働く能力があることを証明しなければならない」とあり、単独行動が得意なハリドが協調性を出せるかが裏テーマらしい。銃撃戦、爆破とアクションは冒頭の列車強盗から巧みに盛り込まれてはいるが尺稼ぎの様な内輪の揉め事は雑味に思えてかったるい。テロリストは絞られているのだからもっとさっさと退治して欲しかった、最後にはランが逃亡、続編狙いでしょう・・。まあ、稀なマレーシアのアクション映画としては、マレーシア王立警察も全面協力、予算もかけているようで上出来かな。