エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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ファンイベントに感じてしまう
オマージュ的な要素が散りばめられ、ファンは喜ぶだろうが、エイリアンのコンテンツ自体がすでにイベント化されてしまい、一本の映画としては新しさを感じない。
大ヒットしシリーズ化され、熱狂的なファンがついているコンテンツは仕方ないのかもしれないが。
ウェイランド・ユタニ社が開発した、太陽の光が無い劣悪な環境のジャクソン星の鉱山で働くレイン(ケイリー・スピーニー)は亡き父が残した旧式アンドロイドのアンディ(デヴィッド・ジョンソン)と暮らしている。
レインは労働契約が終われば環境のいいユヴァーガ星に移住を希望していたのだが、ユタニ社に契約を不当に延長され途方に暮れていた。
そんな中、仲間が衛星軌道に放置された廃船にあると思われる冷凍休眠装置を盗み出してユヴァーガ星に脱出しようと持ちかける。
ここまでの流れはSF映画のプロローグとして面白い。
ただ、結局この廃船がエイリアンの巣窟で、いつもの追いかけっこサスペンスフォーマットが展開するという流れ。
エイリアンファンはさあ来た、というところで、それがエイリアンの真骨頂と言ってしまえばそうなのだが。
世界観は1作目を踏襲し宇宙船の造形、エイリアンの造形も素晴らしくファンは納得の出来ではないだろうか。
タイトルにもなっているギリシャ神話のロムルスを背景として掘り下げればストーリーに深みが出たのではないか。
旧式アンドロイドのアンディが準主役として出色。
AIは雇い主に従順であり、心があるわけではないが、人型である場合、心があるように錯覚してしまう危うさはサブテーマになっているように思えた。
そろそろフォーマットから抜け出す新しいエイリアンが観てみたい。
「集大成」という感じ
エイリアンシリーズは1〜4視聴済み、
ゲームは「アイソレーション」クリア済み、
「プロメテウス」「コヴェナント」は未視聴。
…という結構中途半端な立ち位置の私ですが、
今作は充分に楽しめたと思います。
あとで調べたものもありますが結構過去作へのオマージュがあったり、
「閉鎖空間でのモンスターパニックもの」
というエイリアン本来の持ち味が全面に押し出されていてかなり面白かったです。
反面、
「わかりやすい新しさ」
「"ホラー"というジャンル全体で見た恐怖度の高さ」
は細かい数シーンにしかないので期待しない方が良さそうです。
怖さも「ジャンプスケア(いわゆるビックリ演出)」ばっかりなので、
・「エイリアンアイソレーション」のように遠くからダクトを這う音で物陰に隠れる
↓
・怯えながらどこから出てくるのか登場人物と共に恐怖する
みたいなのはありません。
なので人によっては(私みたいに)あんまり怖く感じないかも……
あとはアニマトロニクスとCGを組み合わせて臨場感を出そうとしているのは分かりますが、
アクションシーンでの切り替えは結構ぶつ切りに組み合わせてるように素人目には見えるので、
「予算抑える為に頑張って臨場感出したな!」
という気持ちと、
「ここら辺は普通にCGで(或いはアニマトロニクスで)一貫した方が臨場感出せたんじゃね?」
って気持ちが混在しながら見てました。
いくつかケチつけましたが、
パニック演出や(話を聞くにコヴェナント、プロメテウスが評価されなかった)脚本のクオリティ、キャラ(特にレイン、アンディ、タイラー)への感情の説得力および感情移入のしやすさ、
総じて映画自体の完成度はかなり高めなので、
苦手でなければぜひお勧めしたい一作です。
SFホラー❓なんだな(笑)、気を抜くとやられます。
初めてこのシリーズを劇場鑑賞しました‼️。
以前「コヴェナント」の劇場鑑賞を逃してしまってたから劇場でエイリアンが見れるチャンスが来たーっと予告を見た時にも嬉しかったですね😆。
時代設定が前作が見たのが遠いから思い出せないけどなんか「プロメテウス」からリセットされてるのかな❓、あまり過去作とは繋がりなく話は進むから、シリーズ知らなくても十分に楽しめると思います👍。
幼体の数が多くて虫感が凄いが恐怖は煽られました,思わず口元塞ぎました(笑)。
シリーズ恒例のアンドロイドも今回は主人公の弟、こちらもディズニーが観でるからなのか主人公と弟で肌の色が違いましたね、別に物語に影響はないしいいけどなんか勘ぐっちゃうね。
アンドロイドはもう一体いてまさかあのキャラ(ビショ…)か❓っと一瞬思ったが違いました💧残念😢。
でもプログミングされてることは同じみたいだったからなんとなくオマージュ的な感じかな。
エイリアンの血液も舞台が宇宙船だからいつも悩みどころだが今回はそんな攻略または伏線があろうとは…、よく物語をみてれば考えが予測つくかもね(笑)。
これはSFホラーであってる❓、まったく油断してたわけではないが最後に映像と音に心臓がギュンってなるよ😅。
でも字幕で仕事後でも眠くならずに鑑賞できましたし、エイリアンの劇場での迫力も堪能できたので良かったです😊。
評価の分かれ目は原典の『エイリアン』との比較でしょうか
当方は、『エイリアン』のオマージュとして大変楽しみました!これっぽっちも退屈なシーンはなかったとは思います…。
その上でちょっと思ったのは、
①フェイスハガーが丹念に扱われ、折角のゼノモーフはあんまり恐怖をくれるヒマがなかった。
②今までにない若者を主人公にすえるために長々と時間をかけてたのでちょっと待たされた。(世界観は破綻してないので悪くはない)
③これも全くもって受け入れているが、原典の『エイリアン』をフィーチャーした予定調和の展開に安心もありつつ、そうですよねというストーリー展開。
まあ当方はこれらをポジティブに感じた鑑賞でした。
『宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない』までにはもう少しってところかな〜
エイリアン1.5
思い出に浸れる上質なPV
インディーズ味のある素敵な監督が撮るとあって個人的な心拍数爆上がりで、鑑賞前はフェイスハガー即ロックオンな感じでしたし、多少悩んだ末にIMAX鑑賞に踏み切ったのは正解(画面サイズもIMAX)でした。主人公も含めて"人間的倫理観"のゴリゴリな展開に辟易しなければもっと楽しめたのかな(必要だったとは思う)。それでも1~4が大好きな自分には有り難い位のご褒美ムービー。シリーズ1.5という立ち位置なので、「このあときっと正史の裏側をウロウロして4で合流するんだろうなぁ…」等と妄想を膨らませてワクワクしちゃいました。
実は点数はめっちゃ悩みまして。すんごい好きなんだけども「初見の人は?」とか「この監督のやりたい放題だったら?」とか色々と考えちゃいましたので参考程度ですし、気になったら映画館で(IMAXで)観るのが"吉"です。
令和のカバームービー
まさかのモンスター登場!
『エイリアン』の続編ということで、期待感ありありで鑑賞!これまでシリーズは全部観ております!
いやー、面白かった!まさに古き良き一作目の良さと、現代の映像技術が良い方に融合した作品でした。これまでのエイリアンシリーズの中では、1番好きかな。
物語の設定や宇宙船までの展開はちと無理矢理感はあります。そこはまぁしょうがない。ただ宇宙船に入り込んでからは面白かった。
ちゃんと一作目を意識して作られているのも好感持てます。そして、エイリアンの特徴もかなり活かしている。あと芸術とも言えるおぞましい造形もしっかり忠実に再現。血液が酸と言うところも、餌にするため人間を集めるところもちゃんと活かしている!
が、この映画とんでもないモンスターも登場させてしまう。まさかの人間✖️エイリアンとは。。。かなりのインパクトですね。
迫力もあり、緊張感もありでかなり面白かったです。
過去の
リプリーみたいな女そんなおるわけねーだろ
ラストさえ良ければ…
謎の宇宙生命体に蹂躙される恐怖を描いた初代『エイリアン』の正統派続編でありながら、『エイリアン2』のようなモンスター映画でもあり、向こう見ずな若者が殺されるモンスターパニック映画の様相も呈し、ファンたちが考える「実際にエイリアンと遭遇したらどうするか?」も描いた欲張りエイリアン映画である。
だから多少のツッコミどころには目をつぶって絶賛しても良いと思っていた。…ラストのあの展開を観るまでは。エイリアンの素晴らしい造形からかけ離れたあの白っぽいチープなモンスターは何だ。あれが人間とエイリアンの行き着く形なのか。あれは、ちょっと酷いのでは。『エイリアン』シリーズの良さは、数々の恐怖描写だけではなく、エイリアンたちの得体のしれない造形にもある。それがどうしてああなった。
と、ラスト以外はおおむね満足だった。特によかったのは、事前知識があってもエイリアンは対処が難しいし、どれだけ危険な生き物が相手でも人は人を助けずにはいられないというところ。究極生物の恐ろしさと人間の善意を描いた良作だった。
初めから最後まで最高でした
前半のSF世界を評価しつつも不満点もあり
俺がブレードランナー2049で見たかった未来世界ってこういう感じなんだよなーと思いながらニヤニヤしてしまった、前半のあの地上の世界観は最高だった。近年のSFのデザインのセンスで良いと思えるものがなかなかなかったので、ああいう薄汚れた未来の世界観を大作映画で見れたのは嬉しかった。ただし、ここは自分がコンセプトアートやSFデザインが好きな人間であるが故に楽しめる部分で、そういう部分に興味がない人は「ここもう少し短くても良くね?」という感想になったことだろう。
さて、肝心のエイリアンとの遭遇以降の部分だが、楽しませてはもらったのだけど、個人的には過去作にオマージュ捧げ過ぎかなと思う。一作目がスコット、二作目がキャメロン、三作目がフィンチャー、四作目がジュネ。何が言いたいかというと、その当時、新進気鋭の映像作家が雇われて来たのがエイリアンシリーズなのである。ポイントは彼らはB級のホラー映画監督ではなかったってこと。つまり、それぞれがそれぞれのイマジネーションを使ってこんなグロテスクなシリーズなのに巨費を使って芸術的に全く違うビジョンを見せてくれる事が面白かった。
なので、今作は最近のゴーストバスターズやターミネーターみたいにおじさんファンへの目くばせとかしなくていいから、思う存分フェデ・アルバレスという監督の色を出せば良いのになと思った。そこでちょっとマイナスポイントかなと。及第点なんだけど、こじんまりまとまった感じは否めない。人が死ぬ数や描写がR指定にならないようになのか、ひかえめすぎるし、エイリアンほとんど最後ザコみたいな弱さで全然完全生物感ないとことか・・。最後のあれもエイリアン4とかぶってるからなんかアイデアとして弱いしね・・。ま、リドリースコットがプロデューサーでそんなに自分の色出せないとかもあるのかもだけど・・。SFの絵作りの部分は本当に好きなんで、残念だなと。
で、もともと俺がエイリアンシリーズに期待してるのって、「悪くはなかった」ってレベルの作品じゃないのよ。若い監督には本気でエイリアン1と2超えて俺の名前を歴史に刻み込んで最高傑作撮ってやろう、ぐらいの野心を持って作品作ってほしいなー。フィンチャーの3は失敗作だが、野心はあるのよ。それが悪い方にからまわりしちゃったけど笑。そういう意味ではやっぱニールブロムカンプのエイリアン見たかったなー笑(ここ知らない人はネットで検索してみてね。)
単独でも面白いけど過去作復習必須
エイリアンシリーズの記憶がほぼ無いまま観賞したので、すごく勿体無いことをしてしまった!というのが率直な感想。単体作品としても面白かったのですが、これ、1作目・2作目をちゃんと復習してから観たらもっと楽しかっただろうな〜と、ちょっと後悔。笑
設定説明もほとんどないままに、宇宙空間・宇宙船という密室という環境で、謎のエイリアンとのバトルが勃発。ひたすらレインの状況把握と判断が冴え渡り主人公補正炸裂なので、とても分かりやすく頭空っぽで恐怖を楽しめました。
緊張感が続き、そこまでアホな行動をしてるわけではないのに(仲間救う気持ち全員強過ぎてすごい)バンバン犠牲者が出るし、アンディのキャラ変や、ずっと可哀想なケリーなど、最後まで安心する時間がなくハラハラしっぱなし。ジャンプスケアもありますが、しつこくはないのでこのくらいなら個人的には許容範囲でした。
とりあえずエイリアンの最終形態的なものがヴォルデモートみたいで気持ち悪過ぎて笑いました。
過去シリーズ観てからまた観たいです!
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