エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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まさかのモンスター登場!
『エイリアン』の続編ということで、期待感ありありで鑑賞!これまでシリーズは全部観ております!
いやー、面白かった!まさに古き良き一作目の良さと、現代の映像技術が良い方に融合した作品でした。これまでのエイリアンシリーズの中では、1番好きかな。
物語の設定や宇宙船までの展開はちと無理矢理感はあります。そこはまぁしょうがない。ただ宇宙船に入り込んでからは面白かった。
ちゃんと一作目を意識して作られているのも好感持てます。そして、エイリアンの特徴もかなり活かしている。あと芸術とも言えるおぞましい造形もしっかり忠実に再現。血液が酸と言うところも、餌にするため人間を集めるところもちゃんと活かしている!
が、この映画とんでもないモンスターも登場させてしまう。まさかの人間✖️エイリアンとは。。。かなりのインパクトですね。
迫力もあり、緊張感もありでかなり面白かったです。
過去の
リプリーみたいな女そんなおるわけねーだろ
ラストさえ良ければ…
謎の宇宙生命体に蹂躙される恐怖を描いた初代『エイリアン』の正統派続編でありながら、『エイリアン2』のようなモンスター映画でもあり、向こう見ずな若者が殺されるモンスターパニック映画の様相も呈し、ファンたちが考える「実際にエイリアンと遭遇したらどうするか?」も描いた欲張りエイリアン映画である。
だから多少のツッコミどころには目をつぶって絶賛しても良いと思っていた。…ラストのあの展開を観るまでは。エイリアンの素晴らしい造形からかけ離れたあの白っぽいチープなモンスターは何だ。あれが人間とエイリアンの行き着く形なのか。あれは、ちょっと酷いのでは。『エイリアン』シリーズの良さは、数々の恐怖描写だけではなく、エイリアンたちの得体のしれない造形にもある。それがどうしてああなった。
と、ラスト以外はおおむね満足だった。特によかったのは、事前知識があってもエイリアンは対処が難しいし、どれだけ危険な生き物が相手でも人は人を助けずにはいられないというところ。究極生物の恐ろしさと人間の善意を描いた良作だった。
初めから最後まで最高でした
前半のSF世界を評価しつつも不満点もあり
俺がブレードランナー2049で見たかった未来世界ってこういう感じなんだよなーと思いながらニヤニヤしてしまった、前半のあの地上の世界観は最高だった。近年のSFのデザインのセンスで良いと思えるものがなかなかなかったので、ああいう薄汚れた未来の世界観を大作映画で見れたのは嬉しかった。ただし、ここは自分がコンセプトアートやSFデザインが好きな人間であるが故に楽しめる部分で、そういう部分に興味がない人は「ここもう少し短くても良くね?」という感想になったことだろう。
さて、肝心のエイリアンとの遭遇以降の部分だが、楽しませてはもらったのだけど、個人的には過去作にオマージュ捧げ過ぎかなと思う。一作目がスコット、二作目がキャメロン、三作目がフィンチャー、四作目がジュネ。何が言いたいかというと、その当時、新進気鋭の映像作家が雇われて来たのがエイリアンシリーズなのである。ポイントは彼らはB級のホラー映画監督ではなかったってこと。つまり、それぞれがそれぞれのイマジネーションを使ってこんなグロテスクなシリーズなのに巨費を使って芸術的に全く違うビジョンを見せてくれる事が面白かった。
なので、今作は最近のゴーストバスターズやターミネーターみたいにおじさんファンへの目くばせとかしなくていいから、思う存分フェデ・アルバレスという監督の色を出せば良いのになと思った。そこでちょっとマイナスポイントかなと。及第点なんだけど、こじんまりまとまった感じは否めない。人が死ぬ数や描写がR指定にならないようになのか、ひかえめすぎるし、エイリアンほとんど最後ザコみたいな弱さで全然完全生物感ないとことか・・。最後のあれもエイリアン4とかぶってるからなんかアイデアとして弱いしね・・。ま、リドリースコットがプロデューサーでそんなに自分の色出せないとかもあるのかもだけど・・。SFの絵作りの部分は本当に好きなんで、残念だなと。
で、もともと俺がエイリアンシリーズに期待してるのって、「悪くはなかった」ってレベルの作品じゃないのよ。若い監督には本気でエイリアン1と2超えて俺の名前を歴史に刻み込んで最高傑作撮ってやろう、ぐらいの野心を持って作品作ってほしいなー。フィンチャーの3は失敗作だが、野心はあるのよ。それが悪い方にからまわりしちゃったけど笑。そういう意味ではやっぱニールブロムカンプのエイリアン見たかったなー笑(ここ知らない人はネットで検索してみてね。)
単独でも面白いけど過去作復習必須
エイリアンシリーズの記憶がほぼ無いまま観賞したので、すごく勿体無いことをしてしまった!というのが率直な感想。単体作品としても面白かったのですが、これ、1作目・2作目をちゃんと復習してから観たらもっと楽しかっただろうな〜と、ちょっと後悔。笑
設定説明もほとんどないままに、宇宙空間・宇宙船という密室という環境で、謎のエイリアンとのバトルが勃発。ひたすらレインの状況把握と判断が冴え渡り主人公補正炸裂なので、とても分かりやすく頭空っぽで恐怖を楽しめました。
緊張感が続き、そこまでアホな行動をしてるわけではないのに(仲間救う気持ち全員強過ぎてすごい)バンバン犠牲者が出るし、アンディのキャラ変や、ずっと可哀想なケリーなど、最後まで安心する時間がなくハラハラしっぱなし。ジャンプスケアもありますが、しつこくはないのでこのくらいなら個人的には許容範囲でした。
とりあえずエイリアンの最終形態的なものがヴォルデモートみたいで気持ち悪過ぎて笑いました。
過去シリーズ観てからまた観たいです!
特撮ファンには納得の出来映え
感想
余りにも暑い日が続いていたので映画館に行く元気もなかったが、各氏が掲示している映画.comレビューに触発されエイリアンに思い入れもあるので映画館へ行き鑑賞。
ノストロモ号事件の直後から話が展開して行く。が主人公達は地球人ではなく植民地惑星の人間という設定で事件から20年が経過している。
エイリアンの同一時間軸での直近の民間人再遭遇事件で秘密裏に生態研究がされていたかつての施設を若者達が新世界への旅立ちの途中でコールドスリープ装置とそのエネルギーを補給(強奪)するため立ち寄ったところ、我々の知っているあの惨劇が何百倍にも膨れ上がっていてエイリアンズがところ狭しと襲い掛かって来る。
作品設定はエイリアン時の科学技術水準であり、ノストロモを所有管理していた会社と同一の研究施設と鉱物資源獲得惑星が舞台で、美術全般にエイリアンの世界観をほぼ踏襲し反映しており第一作からの没入感は継続して得られる設定となっている。
ストーリーの導入部分と世界観も悪くない。会社側の圧政と搾取がどの鉱物資源惑星の植民労働者にも強いられている。エイリアンの時にいたブレットやパーカーよりも報酬や待遇が悪く労働条件も悪い世界で、しかも年中夜間の世界だという。当然、まともな精神を持っている人間ならば、off world 脱出したくなる気持になるのも同感出来る。主人公が古い貨物船で大気圏を超えて惑星を従える恒星を初め観たときの描写は素晴らしいと感じる。そのような世界で日々を過ごしているレインの夢から入っていくところも分かりやすい描写で掴みはokという印像を持つ。辺境の鉱物資源惑星にエイリアン研究施設があるのも納得して頷ける。
脚本のベースをダン・オバノンの物を使用しているのが悪くないと感じさせる要因なのかも知れない。
肝心なエイリアンの描写だか、パターンが予測出来てしまうので登場方法や退治の仕方に様々な工夫をこらしたのだろうという苦労の後を感じる。最初にエイリアンを観た時のショックな気持ちや気持悪さは余り感じる事が出来なかった。近頃下火であったSFXや操演特殊効果と共にディズニー得意の最新のアニマトロニクス技術が珍しく多用されていて特撮映画好きとしては観ていてたまらない魅力を感じアナログ感ありの面白い映像を観せてくれたと久々に感動した。
制作サイドから考えると、FOXは今やディズニーの傘下であり様々に分社化され余りにgrotesqueな描写物は規制が掛り創れないのかな。またダイバーシティーを意識し過ぎ配役などに現れる姿勢が主導されているのではないか。などと余計な事を考えさせる。
配役
主役レイン役のケイリー・スピーニーの演技と表情が素晴らしい。新世紀エイリアンのニューヒロインとしては上出来であった。◎ シビル・ウォーも観に行きたい!
特撮はILMを始めとする様々な特殊効果集団が加担美術と共に素晴らしい効果映像を創っている。
旧作を知らない初めて観るエイリアン映画としては最高の導入となる映画。
特撮だけ観れば⭐️4
全体的には⭐️3.7位 微妙⁈
3.5以上は評価できるが、
コンプラに厳しそうな優等生のディズニーというくだらない大人の先入観が抜けず私的に4に出来なかった。
IMAX鑑賞
令和エイリアン
こだわりなく怖がりたいならよし
もっと、恐怖がほしかった
この作品は、「人間とロボットの違い」について大きく描かれていたように思えた。人間が「仲間優先で動き、仲間を見捨てない」のに対して、ロボットは「利益優先で動くため、仲間を見捨てる選択がある」という対比になっているのだろう。しかし、化け物がいつ自分の命を狙ってくるかわからない状況になったら、自分の命を優先して仲間を見捨てる選択をする人間の方が多いのではないのかと思う。レインの仲間たちの中で、そういう人がいた方がいないことでリアリティーがなくなったように感じる。仲間優先でレインたちが危ない場所にも行くから、恐怖を感じにくかった。しかし、かっこいいシーンやグロイシーンの魅力もあったので見ごたえのあるアクション映画として見ることもできた。
この作品は、もう少しキャラクターの成長を描いてほしかったかもしれない。レインの「仲間を優先してしまった結果、結局誰も救えなかった」という失敗をおかしたが、その失敗をおかしたことに対して、選択は間違ってなかったとレインが考えてそうなのが変に感じる。
第一作のその後感がたまらない快作
逃げ切れるか?生存率0%の絶望から
ガチ寝
ほぼシリーズ初見でも楽しめた
宇宙版 蟹工船
なぜか、この前観た
映画「ロイヤルホテル(監督:キティ・グリーン)」と
設定が、ほぼ同じやん!?
若者が職安場に行って意に沿わない提示で、
職場に行ったら理不尽な目に遭った・・・
そこで待ち受けるモンスターたち
(ロムルスはエイリアン、ロイヤルホテルはカスハラ)
宇宙と地球の違いだけで、ほぼいっしょやん!
まぁ世知辛い世の中を反映したのでしょうかね・・・
アルヴァレス監督は極力CGに頼らずアニマトロクスを駆使して、
エイリアンには心血注いだものの企業側アンドロイド◯◯には、
あまり神経注いでないなぁ・・・
顔がやたら血色いいし半身演技がバレバレで興醒めしてしまいました。
ただ登場シーンが「ドントプリーズ」の監督らしい演出でびっくりさせられました。
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