エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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期待並み
面白かったですよ。2時間瞼が開きっぱなしでしたから。
ただ、1と2と今作を比較するとシガニーウィーバーをメインに大人のキャスティングだった1.2対して今作はちょっとチャラい青春物になっちゃったかなーと言う感想でした。オープニングの鉱山の設定もいまいち入ってこなかった。たしかに宇宙の映像美は素晴らしいし宇宙船のセットもよく出来てます。しかしながら今では見慣れてしまっているのか45年前の感動とはちょっと違うなと思うところもありアンチな評価もありそうですね。そんなに簡単に宇宙に出られるのかよ、とかエイリアンも多過ぎじゃねえ?とちょこちょこ突っ込みたくなりました。個人的には観客が無意識にウワッ!とかキャッ!とか声が出る作品を期待していたので期待以上ではありませんでした。でもお勧めします。是非IMAXで鑑賞下さい。
面白かったです。 でも予習は必要かも
土星の環みたいなのが良かっただけ
エイリアンシリーズの物凄い劣化版
いまどき珍しいハリウッド版C(Z)級作品だね
脚本が悪すぎる
ストーリーが全く意味不明
唯一面白かったのが土星の環みたいな小惑星群の上でのアクション
これは観たことが無かった
もっとも見どころはそこだけ
見事なバランス感覚
まずいまエイリアンの新作をスクリーンでみられることに感謝
過去作に目配せしつつフレッシュな要素をしっかり盛り込んでて、すごいバランス感覚だと思った。終盤にはしっかり監督の持ち味のビジュアルも欠かさず。
ちょっと気になっていたエイリアンの脱皮→巨大化の過程にひとつの答えを示してくれたのは納得感あり
キャラクターに黒人や女性、妊婦をうまく配置してお話に引っ掛けていくのもオシャレ。
アンディは実質主人公。
ただ個人的には、原点回帰という事前情報に引っ張られ過ぎてたからか、もっとシンプルで削ぎ落とした内容を期待していたため、要素を詰め込みすぎて散漫な印象を受けた。
あらためて「1」が完璧な映画であることを再認識。
細かいところに敬意感じる
期待度○鑑賞後の満足度✕ つまらない。予想した通り過去のエイリアンシリーズのあっちこっちの貼り合わせ。『プリシラ』で好演したケイリー・スピーニーはやっぱりオードリー・ヘプバーンの面影あるよな。
①ちょっと『イベント・ホライゾン』入ってるかな。
②少しも怖くないし、ハラハラドキドキのスリルもサスペンスもない。しかも色々と見せ場を盛り込みたかったのだと思うけれどもダラダラと長過ぎる。
第一作目の『エイリアン』があんなに怖くてラハラドキドキしたのは、逃げ場のない場所て正体の分からない何者かに襲われて一人一人消えていくという『そして誰もいなくなった』スタイルの語り口がスリルとサスペンスを生み出していたのがよくわかる(昔のB級映画はこういうタイプが多かったけど、それをA級映画の演出とスケールで描いたのが初代『エイリアン』)。
③でも、もう正体がわかってしまうと余程新機軸を出さないと映画としてのフレッシュさがない。
『エイリアン2 』は、そこを1作目とは全く違う趣にしたのであれ程面白かったけれど、3作目以降(『プロメテウス』『エイリアン コヴェナント』も含みます)はどんぐりの背比べ。本作も残念ながらその域を出ていない。
④もっと星が少なくても良いのだが、ケイニー・スピーニーの頑張りにオマケ。
エイリアン10です
エイリアン詰め合わせ
今更、エイリアン1の下位互換版作る意味って何だろうね・・
優等生マーケティング的だけど、十分に頑張った
前2作(プロメテウス、コヴェナント)で、「創造主と人、人造人間」という、深遠なテーマへの船出を見せたが、本作は監督を他人に任せたわけだし、別腹の番外編ということか。
毎度お馴染みの暗く狭い宇宙船内で、黒光りするベトベトのグロい極悪生物が人間を追い詰める展開はお約束通り。劇場で皆がビクッ!となる映画は楽しい。
金字塔の如く、神がかったパート1には近づきようが無いものの、「エイリアン」シリーズの面白い要素を抽出して、全部乗せにしてみせた感じ。結構頑張ったのではないだろうか。
過去の作品を教科書にした、優等生っぽいマーケティング的な組立てを感じてしまうが、面白くしようとした情熱は十分に滲み出ている。
またシガニー・ウィーバーのパート1&2や、ブレードランナーを何度も観た世代なら、あーそれねーと思ってしまうシーンが沢山ある。
パート1の◯◯◯の再登場も懐かしい。彼が「エイリアン」をグロテスクな物語に仕上げた重要登場人物だったのだなと再認識。
どっかで観たようなシーンの羅列。がっかり。
オリジナルの流れが随所にあって好きよ
理想的続編でサービス精神いっぱい
基本的な展開は1作目準拠。
主演女優を入れ替えたリメイクと言われても通じます。
ある意味で1作目の本当に理想的続編。
時代劇なんかと同じ「様式美」であり、事件は繰り返されるけども、さまざまな相違点・工夫を入れて飽きさせない。
古くからのファンにはちゃんとオマージュやくすぐりが入っていて、『2』〜『4』の演出や設定にも、『プロメテウス』『コヴィナント』の内容にもちょっぴり触れているサービスぶり。
AIのOS起動音が、『1』の舞台だった貨物船ノストロモ号のシステム「マザー」と同じだったとか、細かい部分に配慮が行き届いていました。
しかも、さすが盲目の老人を怪物に変貌させた『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス監督。
僅かな音に反応するフェイスハガーと、暗闇から静かに忍びよるゼノモーフは、もはや盲目の老人ノーマンが、巨大ち○このお面をかぶって硫酸をぶっかけようとしてるようにさえ見えました。
これが『エイリアン』初体験でも、『プロメテウス』『コヴィナント』でガッカリしたオールドファンにも、楽しめるかと思います。
ただ、過去にテレビの洋画劇場や配信で『1』〜『2』くらいは見たことあるなぁくらいのライト層だと、「またこのパターンかよ」と飽きることも予想されます。
ヒットの後は『ライフ』とかの、リスペクトというかモロパクな作品も含めて、あちこちに影響を与えて、目新しく映らないだろうし。
賛否両論で、洋画低調の昨今の傾向もあり、レビューサイトなどの点数も低めになりそうと予測。
ハイスペックなラージフォーマットで観たい人は、1~2週で終わりそうな予感がしたんで、初週で観た方が良さそう。
特に、9/13以降はDolbyCinema&DolbyAtomosが『ルックバック』に、9/20以降はIMAXが『トランスフォーマー ONE』にとられそう。
もっとも、初代『エイリアン』の純粋な続編という設定の映画だったから、初代と同じ「シネマスコープ」(2.35:1)気分で、通常のスクリーン比率で観たほうが、昔からのファンにはかえって楽しめるかもしれません。
エイリアンシリーズへの愛が凄まじい大傑作
私がエイリアンと出会ったのは物心ついて間もない頃だったと思う、レンタルVHSだったかテレビ放送だったかは忘れてしまったが初めて見たエイリアンは2だった。衝撃的な内容にそれ以来シリーズの虜になりプロメテウスシリーズを含め何度も見返している。子供の頃は胃の調子が悪くなるとお腹の中にエイリアンが居るのでは無いかと心配になる程だった。2012年にリブートを果たしたプロメテウスは個人的に大好きな作品だが世間の評価は賛否両論だったと思う。しかし、今作ロムルスはシリーズのファン程楽しめる大傑作に仕上がっている。シリーズ未見の人間であれば何故あれほど文明が進んだ世界で重苦しいブラウン管のモニターやガチャガチャと五月蝿そうな物理キーが満載なのかと疑問に感じるだろうが、ファンにとってはこれこそエイリアンの世界だと沸き立つ筈だ。SF作品は長らくブレードランナーのようにごちゃごちゃと情報量の多い世界観が主流だったが、近年の作品では極力無駄を削ぎ落とした"スマート"に荒廃した造形に変化しつつある。そんな潮流に逆らうかの如く雑多で重苦しく未来世界であるにも関わらずどこかノスタルジーを感じる世界を提示された瞬間今回のエイリアンはかなり面白くなると確信した。劇中はエイリアン1〜4を彷彿とさせる場面が数々登場する。この手法は旧作に媚を売っていると取る人もいるだろうし、実際私も沢山のリブート作品でその感覚を味わい劇場でがっかりとさせられたが、本作ではシリーズへのリスペクトを存分に感じられ旧作オマージュを殆どすべて前向きに捉える事が出来た。私はエイリアンシリーズの肝を"生命に対する根源的な不安"だと思っている。嫌な表現をするが生き物は気持ち悪い、どんな生物も不安定な面があり不完全さが不安を掻き立てる。これも偏見なのかもしれないが、男である私は一年近く自らの体内で生命を育み産むという行為が出来る女性という存在に、男は絶対に敵わないのだと考えてしまう事がある。エイリアンシリーズには間違いなく女性の強さというテーマが内包されている。それと同時に女性にしか出来ない出産という行為に対する未知の恐怖も存分に描かれているのが今作だ。終わったと思ったのに終わっていない展開をサービスしてくれるのがシリーズのお決まりであるが、終盤の"アレ"は生命という存在に対する未知の恐怖を具現化していたと思う。エイリアンシリーズは4以降、エイリアンでも人間でも無い様々な何かを表現してきたが、そんな不完全な存在と"完璧"な存在であるゼノモーフを二度味わう事が出来る上、シリーズに欠かせない普遍的なテーマや、陰鬱な宇宙船の造形など、画でも楽しむ事が出来る豪勢な作品に仕上がったのがエイリアン・ロムルスだ。
ヒヤヒヤしました
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