エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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リスペクトを忘れず個性も光る良作!
エイリアンシリーズ最新作という事で池袋にあるグランドシネマサンシャインの12F、IMAXで観賞してきました。時系列的には1作目と2作目の間に起きたエピソードという事らしいです。まっさらの状態で観ても充分楽しめると思いますが1作目を観てから観るとより楽しめるかもしれません(私は1作目を見直してから本作を観ましたがなるほどと思える点はいくつかありました)。予告を見る限り暗めのシーンが多そうだったので黒の画にも強いと言われるIMAXで観賞してみたのですが良い意味で裏切られましたね。映像も勿論通常スクリーンと比較すれば大迫力なのですが特筆すべきは「音」。IMAXには立体音響技術も導入されているらしいのですが臨場感が凄まじいです。今回の監督さんはホラー映画畑の方らしく、音による静と動の使い分けがやっぱり上手いです。ストーリーやに関しては何か過去作にない目新しいパターンや展開は正直無いですね。いつものエイリアンシリーズを踏襲しています。ただ私はそういったものに期待して観に行ったというよりは「この監督なら今シリーズをどういった見せ方で撮るか」という視点で見たので充分楽しめました。やはりホラー的演出とエイリアンの親和性は高いのだと再認識させられました。個人的には今回の路線でもう一本くらいは観てみたいと思えたので、監督さんが続投するのかはまだわかりませんが自作にも期待して待ちたいと思います。
今作単独で見ると良作
昔見たエイリアンの興奮をそのままに
MX4Dで鑑賞しました。かなり面白かったです。
シリーズのオマージュたっぷりですが、過去作を見なくても十分楽しめます。
特に初代「エイリアン」が好きだった方にはおすすめです。
最近のゲームを彷彿とさせるような場面が多いので、そのままゲーム化できるのではないか?と思ってしまいました。
人類の進歩のため、その犠牲になる貧困層。
生存のため、その犠牲となるアンドロイド。
今回は「犠牲」が一つの主題になっていたように思います。
重厚なテーマ・本格SF・しっかり怖いホラーを楽しめる傑作でした。
MX4Dゆえの、血しぶき系の場面で思いのほか水しぶきが顔にかかるのは、正直「まじかよー」とドン引きしましたw
救助か犠牲か
シリーズとしての評価と今作のみ評価は分けた方が良いかな?
この作品だけでの評価は中々良かったのかも?
4以降の作品も観てると更に散りばめられたネタバラシも分かるんだろーけど。SFホラーとしては怖いとは思いますね。閉鎖空間、タイムリミットってのはベタな設定ですけど。僕が思うには!足りないのはエイリアン自体への圧倒的な絶望感。出てくるのは1みたいに1体だけでも良いから。人知を超えた生き物に対して乏しい対抗手段でのサバイバル。コレの方が追い詰められてる気分でたのかも。
奇をてらい過ぎてないし王道の強さ!奇をてらい過ぎたのはラストのエイリアンの造形かな?4のエイリアンより人型になり過ぎ!と思う。4の気持ち悪さはあくまでも人間の遺伝子を無理矢理取り込んだ姿って所に生理的な拒否感があったので。あそこまで人間に寄せちゃうとエイリアンらしさが無いような笑
シリーズ物として観れば?ウ~ン難しいのかなぁ。やはり1の完成度は圧倒的だったと思います。2の評価がメチャ高いようですが。ボク個人としては2より3なんですよね。2の数の暴力から来る絶望感もありますけど。2ってドンパチし過ぎて焦燥感足りなかったです。ボクにとって。その分、3の方が1の雰囲気に近くて好きかな。4?ネタ枠として観たら良いし笑
プロメテウスやコヴェナントは一旦切り離して考えても。旧エイリアの美味しいところを摘んでシリーズファンはニンマリ!初エイリアンの方には1の雰囲気に近い怖さを感じさせた映画なのでは?と思います。エイリアンを殆ど観てない人と見ましたがその方は普通に面白かった!と言ってましたしね。。この作品に対して旧作を擦り過ぎとか?使い古されたって評価はエイリアン好きのシリーズ通して観ての感想だと思います。だから今作だけの評価の参考になりにくいのかなぁ。ま、今作だけを観に来る人も多いと思いますからね。だって旧シリーズ何年前なんだ!って事です笑
面白かったんだけどね
Have a nice day
好きかな
可愛い弟
子供向けのB級品に成り下がった。
タイトルなし
まさにエイリアンのアトラクション!!
エイリアンシリーズは全て何回も見るくらいエイリアン好きです。
今回前情報はシャットアウトして何も知らない状態で初日鑑賞。
とにかく2時間息もつかせぬ怒涛のエンターテイメントで大満足!
リプリーは登場しない完全新規メンバーでの新作で登場人物はみんな若く、主役のケイリー・スピーニーがまた可愛くていい
冒頭主人公たちの生活環境などの描写が結構長い尺で映されるが、個人的には足りないくらいで、映画2時間半にしてもいいからもっと見たかった。
監督はドントブリーズの監督だけど変に先代巨匠達に引っ張られずに、自分の得意分野で攻めたのは非常に良かったと思う。
エイリアンの恐怖にうまくギミックをプラスしてホラー要素に一味加えてる。
見てて思ったのはゲームの「デッドスペース」や「エイリアンアイソレーション」「カリストプロトコル」などのゲーム的要素もあって、少なからず影響して取り入れたのかな?と感じました。
パルスライフルの残弾表示とかエイム機能、重力ギミックとかゲーム好きにはたまらない演出!
プロメテウスや過去作に繋がる要素も本筋に邪魔にならない程度に盛り込まれ、エイリアンマニア層やそうでない客層にもちょうどいい配慮かなと。
過去作オマージュは気に入る人と嫌がる人で意見分かれそうだけど僕は好きでした。
レトロフューチャー的な船内や衣装も良かった(プロメテウスはちょっと未来感ありすぎて宇宙服とか違和感あったから・・・)、音楽も注意ぶかく聞いてると・・・ファンなら「なるほど~~こうきたか」となる場面も。
ラストに関しては・・・ブラッドボーンのアレを実写にするとこんな感じか!と。それで喜んでたのは…たぶん僕くらいかなと💦
細かい所気にすると「???」って箇所はあるけど個人的にはあまり深い事考えずに
エンターテイメントを思いっきり楽しんで観るのがいいと思います!
過去のエイリアン作品は名作が多いので監督はプレッシャーもあったと思いますが、良い意味で現代版エイリアンとして上手に仕上げたなと思います。
なんとなくですけどカットされたシーンも多いような気がするのでブルーレイでの完全版に大いに期待したいです!
原点
R.スコット監督作エイリアン公開1979年。時が経ち、2024年俊英フェデ.アルバレス監督が、再びエイリアンに挑む。
製作プロデューサーでスコットが支える。
面白い。
初作エイリアン、今観ても色褪せることのないSFホラーの今や古典的傑作。シリーズものとなるフランチャイズのオリジナル。
今作リブート的作品ではあるが、様々な描写をアップデートしながら、新たな高みに作品を押し上げている。
時間軸を1と2の間に設定、地球を離れた植民惑星で過酷な労働にあえぐ若者たち。未来はみえない。そんな状況からの脱出を目指し、廃棄となった宇宙ステーションを発見する。
しかしそこにいたものは宇宙最強生物、エイリアンだった…。
生か死か。脱出するか、抵抗して死ぬか。密閉空間の中、エイリアンとの追跡劇が改めて展開される。
物語はSFパニックホラーの定型ではあるが、恐くてしかし
面白い。ラストまで観客を飽きさせない。
1作目へのオマージュがそこここに描写されている。
全てを、CGやVFXに頼り切るところがないことにも好感を持てる。
名のある俳優は少なく、若者たちの恐怖と抵抗をたたみかけるスピードで魅せる。
そんな中、1作目のシガニーウィーバーを彷彿させる
ケイリースピーニーが印象深い。エイリアンとの絶望的な闘いと闘争をスクリーンに焼き付けている。彼女には
10月公開のシビルウォーも待機している。
今作を見て、改めてオリジナル初作のエイリアン、独創性斬新さを思う。
シナリオのダン.オバノン、エイリアンをデザインしたH.R.ギーガー、監督したスコット。まだ映画では新人時代。
ギーガーのデザインは生き続け、インパクト大だ。
今作、ラストの描写は賛否あるだろう。
物語に身を任せ、恐怖や驚きを感じながら観ていると時間があっという間に過ぎていた。
これまでの悪い流れを正す作品
字幕版を IMAX で鑑賞。エイリアンシリーズの最新作である。今までのシリーズ作へのリスペクトが強く感じられる良作で、リドリー・スコットが始めた「プロメテウス」以降の世界観に否定的なところに好感が持てた。
シリーズにおいてエイリアンの生態は完全には判明していないが、基本的には、以下の段階を経て成獣になると思われている。
1.フェイスハガーを内包したエッグが宇宙船内部に産み付けられて、他の動物が近づいてくるのを何十年でも待ち続ける。
2.エッグの変化に対象動物が気付いて覗き込むと、フェイスハガーがエッグから飛び出して、顔に取り憑いて口から胚を送り込み、剥がそうとすると犠牲者の首を絞めて脅迫して傷つけられると強酸の血液が周囲を溶かすので手が出せない。ただ、酸であれば、硫酸の1京倍と言われるフルオロ酸でもビクともしないテフロンで覆ってしまえば回避できるはずである。
3.やがて犠牲者の体内で胚が成長して、犠牲者の胸を食い破ってチェスト バスターが外界に出てくる。犠牲者は出血性ショックで死亡する
4.チェスト バスターは脱皮を繰り返しながら極めて速く成長して、最終形態ビッグチャップとなる。
5.エッグを作っている者の正体は誰かという点がシリーズによって異なっている。
5-1.この生物を考え出した脚本家のダン・オバノンによれば、ビッグチャップが捕まえた犠牲者の身体をエッグに変質させる無性生殖を行うという秀逸な設定になっていた。広い宇宙で生殖の相手となる個体を見つけるのは極めて困難であるため、無性生殖は極めて合理的であり、この生物の不気味さを爆上げしていたが、リドリー スコット監督が犠牲者がエッグに変質させられる途中の状態を撮影しておきながら、完成版からカットしたため、エッグの製作者は不明になってしまい、後続のシリーズ作で数々のヴァリエーションが誕生することとなってしまった。
5-2.シリーズ2作目の「エイリアン2」では夥しいエッグを産むための「エイリアン クイーン」が登場した。どこかで雄と交尾しなければエッグを埋めなくなることになった。また、クイーンのデザインにオリジナルのデザインを手がけたH. R. ギーガーは参加しておらず、ジェイムズ キャメロン監督らがデザインしたものである。
5-3.シリーズ3作目のエイリアンではH. R. ギーガーが復帰したが、エッグの製造者には触れられておらず、また、フェイスハガーが寄生する生物に依存してビッグチャップの形態が変化するという設定が加わった。DNA レベルで寄生が行われていることになる。
5-4.シリーズ4作目の「エイリアン4」では、クイーンが卵生を捨てて胎生に変化してしまい、夥しい子孫を残すことは不可能になっており、生物としての恐怖は軽度になった印象が拭えない。新種のビッグ チャップのデザインは神秘性も美的センスもない最悪なものだった。
5-5.エイリアン1作目より前の時代を描いた「プロメテウス」では、通称エンジニアと呼ばれる古代人が正体不明の黒い液体を飲んだらエイリアンが生まれたという話になっており、神秘性も何もない思いつきに呆れ果てた。折角ダン・オバノンが創造した魅力的な生き物が底の浅い話にされてしまったのは到底許せなかった。オバノンに遠く及ばないスコットの想像力は幼児並みだと思った。
5-6.プロメテウスの続編となる「エイリアン:コヴェナント」では、あろうことかアンドロイドのデイヴィッドがエイリアンのエッグを人工的に作ったということにされていて、神秘性も何も消し飛んでしまった。いまだにこのクソ作を受け入れることは到底できない。スコットはこれ以上シリーズの汚点を増やさずにさっさと手を引けと言いたくなった。初作の監督がシリーズをゴミ箱に放り投げたも同然で、許し難い暴挙だった。
今作はこれらのシリーズ作に半端ない敬意を払って作られていた。宇宙船の起動音から初作の再現を図っており、時代設定が 20 年しか違わないのだから妥当だと思われた。パルスライフルなどの武器は「2」との共通性を感じさせたが、「3」はあまりお気に召さなかったのか、引用と思われる部分は皆無だった。問題は、今回登場した新種である。形態は「4」の流れのようだが、ぐっとスマートになっている。顔は「プロメテウス」の古代人のものだった。
プロメテウス以降の話は触れられてもいないので、この監督も私の同志のように思われた。プロデューサーにスコットが名を連ねている状況で、この判断は勇気があると思った。
話はウェイランド ユタニの劣悪な鉱山のある惑星を舞台にして始まり、主人公らがノストロモ号型の宇宙船を盗んで逃亡しようとするところから極めて過酷な状況に陥っていく。シリーズに欠かせないアンドロイドは2体登場しており、壊れかけの方は初作のノストロモ号に搭載されていたアッシュと同じ顔をしていた。イアン・ホルムは 2020 年に亡くなっているので、完全に CG だと思われるが、非常に精巧に出来ていた。
仲間を見捨てられない人間と、生き残りたければ仲間だろうと見捨てるのが合理的だという話が交錯するのは見応えがあり、そう発言したアンドロイドさえも救おうとする人間の行動は、このシリーズに不可欠のものである。音楽は「ツイスター」と同じ人で、初作を担当したジェリー・ゴールドスミスを彷彿とさせる見事な曲を書いていた。
監督はホラー作品で売り出した人のようで、演出上のツボを外していないのは流石だった。個人的に残念に思うのは、エッグが出て来なかったことと、チェストバスターの扱いが軽度だったことと、新種のデザインが全く気に入らなかったことである。この作品が初作の次に公開されていたらただの二番煎じと軽視されていただろうが、これまでの流れの後で出すことには大きな意味があると思った。
(映像5+脚本4+役者4+音楽5+演出4)= 88 点
見に行ってよかった。作り手の気持ちが嬉しい映画です
とても楽しめましたよ。
ツッコミどころも多少ありますけど、あの人登場やら重力やら、オマージュ入れてくれたのも良いし、いろいろ新しい工夫で楽しませてくれたのも良い。
若手の俳優陣も頑張って好印象。ケイリースピーニー、今後も関わってくれんかな。
CGじゃなく生の臨場感を大事にしたいという監督の姿勢も好き。
総じてスタッフも俳優も「エイリアン」に対して愛と尊敬の念を持って作ってるところが嬉しい!
当時中学生の自分に映画の楽しさを教えてくれたのが2。以来エイリアンは特別なシリーズです。1、2、ブロメテウス推し。新作出る度にやっぱりワクワクしてしまう。今作のように一生懸命作った作品が次回作につながる、ような気がする。次も是非作ってほしいです。
普及の名作に挑むのは大変でしょうけど、まだまだ楽しませてほしいな!
エイリアンを観に来たはずなのにエイリアンが登場したあたりからトーンダウン
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