エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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思ったより、結構よかった。
公開から約3週間経過。自分の地元の映画館では、どこも1~2回しか上映してなかったので、「人気ないのかなぁ」とか「今回はあんま面白くないのかな」と思いながら、本日見に行く。以下雑感
・上映回数も少ないし、人入りも少なかったけど、結構面白かった。
少なくとも、『エイリアン: コヴェナント』とかよりはずっと楽しめた。
・ただエイリアン1とか2の出来と比べると、そこはどうしても落ちると思う。
・怖いのはいいけど、ハラハラを引っ張り過ぎる感がある。回数も多いし。途中、少しきつくなったかな?
・パルスライフルとかメカもでてきたけど、もっと使ってもよかったのでは?個人的には、エイリアン2のような小戦争感は、本当に好きだった。エイリアンシリーズでは、またああゆうのやって欲しいと、常々思ってるんだけど…。
・若者数人で宇宙船に乗り込んだんで、過去シリーズと比べても「規模感」は落ちるかな?
バンバン人が死んだ過去作と違い、都合、何人か死んだ感じ。
・宇宙船のコックピットとかは、エイリアン1や2のデザイン等を踏襲しているけど、そこはよかった。1979年の映画だから、モニターとか今から見ると逆にレトロに見えるけど、本作ではそこを踏襲しつつ、未来的に見えるのを両立させてる。
・全体的に、エイリアン1や2ほどの名作感はないけど、エイリアン・シリーズのファンならかなり高い確率で楽しめる、良作品だと思う。
なるほどね。
シリーズはたしか3までは観ているとはおもうが、内容はザックリとしか覚えていない。
新作ということで少し楽しみに鑑賞することに。
公開直後での鑑賞だったが時間帯の問題なのかおもってたよりお客の入りとしてはスカスカだった。
先ずポスターが良い!公開前に配布される宣伝のチラシ貰いにいけば良かった・・・とちょっと後悔。
なんというかグロさが全然物足りない。軸となる登場人物が少ないからこそもう少し攻めてほしかった。ただ酸で溶けるシーンは良かった。
安定のアジア人〇亡。そしてこのアジア人がポスターの人物だと知る。
案の定登場してきた瞬間フラグが立つわかりやすキャラ達が次々と〇亡していく。
この手によくあることなのだが、明らかに手遅れなのに助けようとする展開はちょっとイライラ。
遠隔で映るカメラの映像がことごとくやたらと画質が荒い。ガラケーかよとおもうレベルで。
恐怖感を与えるための演出なのだとはおもうけど、冷静に考えてあの時代の科学力なら全然高画質で映るでしょと内心つっこんでしまった。
後半生まれる人間とエイリアンのハイブリッドは少し人間臭が強いデザインだったのが残念。かといってエイリアン3で登場したハイブリッドもあれはあれでこれも違うんだよなぁという感じ。難しい。
内容的にもう少しドンデン返しとかあるのか期待したが、とくになく普通に女性主人公と兄弟として過ごしてきた黒人アンドロイド(デカいダメージを負ったが)だけが生き残って冬眠ポッドに入って終わり。えっ終わり・・・?
女性主人公は主人公補正なのかこれといった大怪我もなく生還。う~んまぁ仕方ないか・・・でも無重力状態の中あのエイリアンの体液だらけの空間を無傷でかいくぐれちゃうってのはちょっと流石に甘すぎない?
個人的に黒人アンドロイドだけ大ダメージを受けて生還ってラストが良かったかなぁ。
エンドロール後にも何もなく正直消化不良。あの終わり方は続編ありきの感じだけど、そもそも初代エイリアンのその後のお話らしいのでどうするのだろう。制作決まっているのかな?とくに調べるつもりはないけど。
黒人アンドロイド、衝撃に弱すぎじゃない?っておもうくらい吹っ飛ばされてすぐピクピク。でもチップ入れ替えで再起動かかるシーンは良かった。
あと壮大な宇宙の光景は良かった。
エイリアンのデザインは相変わらずカッコいい。入場特典何か用意しておいてほしかった。
公開前に地上波で初代エイリアンの放送をしてほしかった。それを観たうえで鑑賞したらまた没入感も違ったのかもしれない。
何があってもこのシリーズは好き
本作は79年公開の「エイリアン」と86年公開の「エイリアン2」の間をつなぐ作品であるが、フェデ・アルバレス監督らしい部分と、シリーズの生みの親であるリドリー・スコットらしい部分がハイブリッドと化した新たな恐怖が誕生した物語である。
まず、冒頭で「マザー」が起動したときの音には大変感動した。宇宙船の内部が第一作目の「ノストロモ号」のそれを思わせるものだったからだ。コールド・スリープの技術があるにも関わらず、モニターがブラウン管スタイルであり、計器類も古めかしい物だったのは79年当時は今では主流のSF的未来図が想像つかなかったからだろうが、それすらも本作では再現されているのである。それでは2012年公開の前日譚、「プロメテウス」での技術と噛み合わなくなるが、あちらは金にモノを言わせた最先端技術で、本作は植民惑星の貧困層の船の為技術が一昔前のものしか無いと解釈すれば良いのだろう。
本作は原点に立ち返った様に、SFホラー映画として確実に機能している。未知の場所で未知の物と出会うという基本ストーリーは同じ様なものだが、体温を感知して襲い来るフェイスハガーに気付かれぬ様に室温と体温を均一にし、「少しでも体温が上がれば殺られる」という中で進むシーン等は監督の「ドント・ブリーズ」ではないか!この時の焦燥感や緊張感はホラーそのものである。鳥肌が立ち、汗が垂れるという体温に明らかな変化が生じ、誰もがヤバいと思うシーン等は監督の力量を感じるところだ。この辺の描写はやはり上手い。
前作の「エイリアン:コヴェナント」や、「プロメテウス」の様なスタイリッシュで科学的、知能的な描写でVFX満載のエイリアンも好きだったが、あまり衛生的ではなく、ジメジメ、暗い、広いようで狭い環境でのアニマトロニクスのエイリアンはひたすら不気味で怖い。
これらの描写の数々を見てみると、過去作全てのDNAを受け継いでいる様に思える部分が多数存在する。ベースは第一作目の恐怖感を軸とし、ファーストコンタクトのシーンや、特徴的な開閉をする排気口の動き方等の細かな部分まで再現されている。
終盤になると、戦争アクションに扮した二作目の様なガン・アクション(この時の射撃音がエイリアン2の自動連射ミニガンと同じ!)も描かれている。序盤こそアンドロイドの弟を守る姉だったが、後半はプラズマガンを携えて弟を助けに来る等、すっかり戦う女である。命がけで戦ったリプリーとどうしてもかぶるシーンだ。
主人公らが冒頭で過ごしていた植民惑星に関しては、不衛生で劣悪な環境だったが、宇宙船内部もどこか薄暗くて不気味に感じるのは、紛れもない第三作目の陰湿な世界観だ。
そして本作では終盤に、これからのシリーズ製作があるならば切っても切れないような形になりかねない衝撃かつ意外な方向へ物語が舵をきったのだが、この展開は賛否両論だった四作目の世界観がかなり埋め込まれている様に感じる。このシーンも格納庫にいるハズのエイリアンが黙って真後ろに佇んでいたりなど、「人間が敵う相手では無い」感が物凄く伝わり、不気味さや絶望感が本編中トップクラスである。しっかりと中盤では「プロメテウス」に登場した筒状の有機物が登場する等で上手く独立していた様なあの世界と繋がり、それが全て感じられた時の感動はしばらく忘れる事が出来ないだろう。
監督がこだわりすぎたのか、リドリー・スコット自身もフェデ・アルバレス監督がエイリアンの様に凄いプロットを持って襲ってきたんだとジョークを飛ばしていたが、やや全シリーズを網羅しすぎな気がするのも確かだ。かなり挑戦的な最新作だと思う。シリーズファンの監督ならではのこだわりなのだろうが、とにかく冒頭からファン必見のオマージュが満載でたまらなくなる。一回普通に鑑賞し、もう一度細かい類似点を探しに観に行くのも面白そうである。
初期作を彷彿とさせる艶々でヌルッとした質感!
グロさ溢れる画もストーリーもとても面白かったです!
エイリアンといえば、この艶とヌメヌメ感!
過去作1と2を彷彿とさせるクリーチャーの艶かしさがリアルで良かった。
観終わった後でCGを使って無いと聞いて、なるほどなぁとここでも感動。
エイリアンは1と2に思い入れがあり大好きな映画ですが
この偉大な過去二作に負けない迫力あるストーリーでした!
見応えも恐怖も十分!!
最高でした!
前作と比べると落ちる
最近のエイリアンの中では良かった
エイリアン4までを昔のとして、プロメテウスやコヴェナントを最近のとして考えると最近の2作よりは断然良かったかなぁと。
時系列とか小ネタ的なのはどこかの解説サイトに載ってるのでそこを見てもらうとして、今回はアトラクション的な映像が結構多くて映画映えする感じだったかと。逆に言うと映画館じゃないと物足りない部分はあるかもしれないなぁとか。
よくこのメンツで作れたなぁ・・・さすがです
いつもなら飲み物くらいは飲むんですが、全く手つかず
これぞSFホラー
息を飲む出来です
このまんま、ユニバにあったら大人気やろなあというアトラクション感
オリジナル以来の出来でしたね
ただ、役者がおちる
え、子供?てくらい若い
ヒロインはパシフィック・リムの子役だった子か
なるほど、唯一、光っている
可愛いですね
後のは、もうモブです
アンドロイド役の二人の演技が上手かったくらい
これでは、B級ホラーのメンツ
特に、有色人種枠の丸坊主の女性は、なぜ出演しているんだ?と思うくらいのモブ以下の一般人のビジュアル
別にブサイクだからダメというのでは無い
役柄なんだから、色々なタイプが必要です
彼女はあまりに普通すぎた
個性を出すために丸坊主にしたのかな
かえって一般人感がきわだってしまった
ヒロインはかわいいと言ったけど、リプリーの立ち位置を担うには幼すぎた
今、20歳だから、撮影当時は10代だったのかな
若くても闘う女性のオーラを持っている役者はいる
でも、彼女にはそれが無かった
これは彼女が演じる役ではなかっただけだと思う
だから、このメンツでオリジナルなみの映画を作った監督はさすが
なるほど、ドント・ブリーズの監督なのか
やりますね
リドリー・スコットも納得したろう
死霊のはらわたのリメイク
機会があったら観てみたい
1+2<1 and 1+2<2
第1作のエイリアンを公開時に劇場で見て興奮した。あれから半世紀近くが経った本作を調布のIMAXで観てきた。本作はエイリアンの1と2を足したような作品。エイリアンの1では、宇宙船の機器がまだアナログでディスプレイもブラウン管で、ボタン類も当時のトグルスイッチや押しボタンだった。当時はまだPCもない時代だったから、それでも十分に未来的だった。本作も宇宙船の機器類はなぜか1作のリスペクトなのかブラウン管やトグルスイッチだらけである。なぜそうなのかは分からなかったが、ビジュアル的にはこういったアナログ機器の方が面白いしかっこいいと感じた。ただシナリオ的に1と2の足し算を超えておらず、驚きもスリルも及ばない。もっともこれは自分が歳をとったからかもしれない。登場人物もエイリアン1,2よりもかなり幼いキャラクターだ。しかし映画はいかにCG技術が進んでもシナリオを超えることはできないということを痛感する。また、昨今の映画ではCG技術が進むことであり得ない角度からの映像が多用され、それが映画のリアリティを逆に弱める結果になっていると思う。
エイリアンが帰ってきた!
楽しめた
1公開当時度肝を抜かれ、2でリプリーの母性、強さにエンタメ要素に拍手し、3以降は思い入れが希薄だが、本作はキービジュアルで気になり観に行った。
冒頭から飛び立つまでがちょっとシンドイが、宇宙船に移るころからは、いつもの流れながらいっぱい出てくるので、びびった。
懐かしいアンドロイドは案の定の仕事ぶり、同型アンドロイドということなのか。確か焼かれてしまったものなぁ。
1と2の間となる話なので、1を未見な方は観てからの方が楽しめるかな。
観て良かったと思ったが、星4にしたのは筋書きが読めてしまう内容だったから。
妊娠しているのは匂わす程度で良かったように思う。終盤の展開が案の定となったので-1にした。
映画館でみてよかった
昔のエイリアンのストーリーは、ほぼ記憶になくグロくて怖いシーンの一部のみ記憶に残っている状態で鑑賞。
かなり楽しめました!視聴中、驚いて思わず「おぉっ!」と声が出てしまいました。
一切だれることなく展開もよかった。怖すぎるしきもいけど、夢中になれます。
アンドロイドや、無重力での銃からの回避!最後に出てくる新しい生物から逃れるシーン‥今までで一番面白いのでは??と思いました。
一一一一🪐👽
追記
後日、時系列順にエイリアン全部みました。2が1番笑えました。
冒頭にパワーローダーがでてきたときから、絶対これで戦うんだろうな。と思っていたし、もうなんか強すぎて笑 何くそ!とパワーローダーで戦うとこおもしろすぎました。女性というところがいいですよね。火事場の糞力ですね。
(最後の倒し方のヒントがはじめに出してくる法則があるのも面白いです)
始まりのプロメテウスも好きです。すごいちっちゃい🐙耳から…こわ…
時系列順にみてたらロムルスのつながりもみれてとても楽しかったです〜こわいけど
エイリアンファンが納得できた
印象としては1と2と3、4を足して3で割った感じでした(誉めている)
一瞬のプロメテウス臭はあったけど原点回帰に近く、こもエイリアンが初見でも楽しめたと思う。
自分にとってエイリアン2が普及の名作と思っているから今回はもっとエイリアンを出して欲しかった。後から残る印象は最後のボス体(なんなんあれ?)のキモさ。ザ・エイリアンを観に来たのに意外とさらっと流されたのが残念。
もっとシャーの絶望感を堪能したかった。
幼少期にリプリーの強弱さを植え付けられているから今回の主人公、なんかアンディよりアンドロイドっぽくってあんまり共感出来なかった。
出てくる乗組員が若者過ぎてつい親目線で心配してしまうのがアカンかったか。
人間、アンドロイド、エイリアン、船
これらがバランスよく主役だったと思う。
どれもでしゃばらずにシチュエーションホラーとしてうまくまとまっていた。この船に居たら最悪だろうなとか逆にリプリーが居ないので楽しめたと思う。
70年代80年代の考えるSFマシンがローテクで今回も継承されていて良かった!出っ張った分厚いボタンにカラーの少ない小さい画面、ドット文字、やっぱり最高です。
いつかの作品のように笛とかが出てきたらどうしようかと思ったけど、こういうガチメカの方が好きだわあ。
久しぶりに続編で納得できたので嬉しかった。
(幼体よりもっと成体エイリアンを出して欲しかったがー)
あといつぞやの吹替(剛力◯芽)で悪夢を見てトラウマだったけど今回も時間の都合で吹替だったけど違和感なく観れたので良かった!吹替は今後もプロの声優にやって貰いたい。プロメテウスは自分史上最高に金返せ!案件だったので。有名な声優でなくてもいいんだー、マッチさえしてたらそれでいい。
結局見入ってしまうのだった
これ見たぞ!
予習として先日1を初鑑賞(大変良い作品だった)。そのため、中盤までシーンのあれこれが記憶に新しく「あーこれ1にあったな」てな感じ。とはいえ、小汚い宇宙船のアナログ感はとても好み。スイッチはパチパチいうしレバーは重いの、いいよね。
無重力イライラ棒(血液ver.)あたりから良かったな。
そして新種が!あなたオフスプリングっていうのね!キモい!キモい!成長が早すぎるところも笑ってるところも全部キモい!ママの匂い嗅がないで〜!やだ最高!
ラストまで1にしなくていいんじゃない?あれはお約束的なことなの?
単なるオマージュに終始する志の低い映画
「エイリアン」1〜4は、長編映画1から2本目の若手が監督し、いずれも自分の持ち味を活かしてフレッシュな作品にしてきた稀有なシリーズ。キャメロン、フィンチャー、ジュネ。どの監督も1作目の意匠を借りながらオリジナリティー溢れる作品に仕立てた。どの監督も誰かの真似なんかしなかった。
1作目を監督したリドリー・スコットも「プロメテウス」「コヴェナント」ではまったく新たな世界観を提示した。
ところが今作はどうだ。絵もセリフも過去作のつまみ食い。ラストにニューボーン擬きが出てきてニューボーンと同じような死に方をするに至っては、開いた口がふさがらない。過去作の台詞をキメ顔で言わせるのも、本当にしらける。
そうやって過去作のつまみ食いをするから、SFホラーとしてもアクションとしても中途半端。特に後半のアクションシーンは酷い。ふた昔前のゲームのムービーシーンみたいになってしまった。
良かったのは若手のキャスティングと美術。特に美術は素晴らしかった。宇宙船、宇宙ステーションの80年代のアナログSF感を出すのはとても難しかったはず。クリーチャー類の造形はいつも通りに良い。
せっかくいい素材揃えたのに、過去作を気にしすぎてもったいないというのが率直な感想。TVシリーズとかゲームだったら「あー、2のあれだ!」とか言って楽しめたかもしれないが、劇場でそんな安っぽいのは観たくない。
いつもと同じ安心感
ファンイベントに感じてしまう
オマージュ的な要素が散りばめられ、ファンは喜ぶだろうが、エイリアンのコンテンツ自体がすでにイベント化されてしまい、一本の映画としては新しさを感じない。
大ヒットしシリーズ化され、熱狂的なファンがついているコンテンツは仕方ないのかもしれないが。
ウェイランド・ユタニ社が開発した、太陽の光が無い劣悪な環境のジャクソン星の鉱山で働くレイン(ケイリー・スピーニー)は亡き父が残した旧式アンドロイドのアンディ(デヴィッド・ジョンソン)と暮らしている。
レインは労働契約が終われば環境のいいユヴァーガ星に移住を希望していたのだが、ユタニ社に契約を不当に延長され途方に暮れていた。
そんな中、仲間が衛星軌道に放置された廃船にあると思われる冷凍休眠装置を盗み出してユヴァーガ星に脱出しようと持ちかける。
ここまでの流れはSF映画のプロローグとして面白い。
ただ、結局この廃船がエイリアンの巣窟で、いつもの追いかけっこサスペンスフォーマットが展開するという流れ。
エイリアンファンはさあ来た、というところで、それがエイリアンの真骨頂と言ってしまえばそうなのだが。
世界観は1作目を踏襲し宇宙船の造形、エイリアンの造形も素晴らしくファンは納得の出来ではないだろうか。
タイトルにもなっているギリシャ神話のロムルスを背景として掘り下げればストーリーに深みが出たのではないか。
旧式アンドロイドのアンディが準主役として出色。
AIは雇い主に従順であり、心があるわけではないが、人型である場合、心があるように錯覚してしまう危うさはサブテーマになっているように思えた。
そろそろフォーマットから抜け出す新しいエイリアンが観てみたい。
「集大成」という感じ
エイリアンシリーズは1〜4視聴済み、
ゲームは「アイソレーション」クリア済み、
「プロメテウス」「コヴェナント」は未視聴。
…という結構中途半端な立ち位置の私ですが、
今作は充分に楽しめたと思います。
あとで調べたものもありますが結構過去作へのオマージュがあったり、
「閉鎖空間でのモンスターパニックもの」
というエイリアン本来の持ち味が全面に押し出されていてかなり面白かったです。
反面、
「わかりやすい新しさ」
「"ホラー"というジャンル全体で見た恐怖度の高さ」
は細かい数シーンにしかないので期待しない方が良さそうです。
怖さも「ジャンプスケア(いわゆるビックリ演出)」ばっかりなので、
・「エイリアンアイソレーション」のように遠くからダクトを這う音で物陰に隠れる
↓
・怯えながらどこから出てくるのか登場人物と共に恐怖する
みたいなのはありません。
なので人によっては(私みたいに)あんまり怖く感じないかも……
あとはアニマトロニクスとCGを組み合わせて臨場感を出そうとしているのは分かりますが、
アクションシーンでの切り替えは結構ぶつ切りに組み合わせてるように素人目には見えるので、
「予算抑える為に頑張って臨場感出したな!」
という気持ちと、
「ここら辺は普通にCGで(或いはアニマトロニクスで)一貫した方が臨場感出せたんじゃね?」
って気持ちが混在しながら見てました。
いくつかケチつけましたが、
パニック演出や(話を聞くにコヴェナント、プロメテウスが評価されなかった)脚本のクオリティ、キャラ(特にレイン、アンディ、タイラー)への感情の説得力および感情移入のしやすさ、
総じて映画自体の完成度はかなり高めなので、
苦手でなければぜひお勧めしたい一作です。
全588件中、81~100件目を表示