エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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オープニングシーンで冷めた
冒頭に出てくる宇宙船の警告ディスプレーにCRTが出てきたのに興冷めした。
1作目のエイリアンからかなりの未来なのにアナログチックなCRTは無いだろ! と。
あと、出演者が青年より下の子供なのにもちょっと。。
それにしてもエイリアン・シリーズはいつまで続けるのだろうか?
言語コミュニケーションも無く人類を襲うだけで頭脳も賢いとは思えないし、下等動物としか思わない。
でも、そういう生物兵器を開発したのが、人類の高等動物を超えるエンジニアだけども。
ヒロインが可愛いだけじゃ駄目ですか?
大まかな展開は1作目と同じ。重力装置の利用や、エイリアンの遺伝子の導入などの新要素もそこまで画期的じゃない。ただ低評価にするには、新ヒロインの Rain (C. Spaeny)があまりに魅力的。 「Civil war」で突っ走り過ぎて命を危うくする新米記者だった C. Spaeny が、宇宙ではエイリアンと見事に対峙。1作目の Ripley (S. Weaver ) には及ばずとも、アンドロイドにも優しいヒロインを最後まで応援できた。C. Spaeny がカワイイってだけじゃ駄目ですか?
全然怖くなかった、なんでだろう???
『エイリアン』シリーズはいいよね、1~4まで全部が、もう一度観たくなる。監督もリドリー・スコット(1979年)、ジェームズ・キャメロン(1986年)、デヴィッド・フィンチャー(1992年)、ジャン=ピエール・ジュネ(1997年)の顔ぶれで、もちろん『プロメテウス』(2012年)と『コヴェナント』(2017年)も傑作だし、『vsプレデター』1~2も最悪ではなかったよね。
で、期待して観た『ロムルス』だけど、なぜかまったく怖くなかった、その原因について考えてみた。
1.エイリアンがただの怪物クリーチャーと化していた
2.世代的に若返ったけど、童顔になったという以外の変化がなかった
3.アッシュが登場して、アンドロイドは二台、どちらも中途半端。
4.エイリアンの設定についてのこだわりが詰め込まれ過ぎ。
5.シリーズ各作品の焼き直しがいくら何でも目立ち過ぎた。
考えてみれば、展開早くてテンポよすぎたよね。やっぱ詰め込み過ぎだよ。エイリアンって、ちょっと油断していると、狡猾に忍び寄ってくる得体のしれないモノ的な怖さがあったよね。しかもアンドロイド(アッシュ)が絶賛する完全無欠の攻撃生命体。逃げ場のない状況で襲ってきたら、たまったもんじゃないよね、そのへんの安心感⇒絶望的な恐怖のメリハリがなかったからかな。
第一作は、一人一人やられていくシーンで、それぞれ演出の美学があって、恐怖も盛り上がったんだよね。それがよくできていたんで、その後は大胆に設定を変えてきたんだろうね。酸の血液を無重力で処理とか大量のフェイス・ハガーとかすごい数の小惑星とかのネタはいらないから、一匹でも超怖くてまったく歯が立たない原点に戻ったほうがよかったかもしれない。
ほかにも、登場人物たちにとっては、初めての場所なんだから、もっと迷ってもよかったし、アンドロイドのために、すぐに逃げ出せたのにレインが戻るなどのお約束のパターンも、感情移入できなかったな。
あっ、ごめんなさい、ロムルス・ファンの皆様!
AI問題か黒人問題か
ホラー映画はおバカがいないと物語が回らないからいないと困るが、今作は主人公をはじめどいつもこいつもおバカだけでなく自己中で残念な奴ばかりで‥
特に主人公はダメだった
普段人間に馬鹿にされて、主人公の庇護が必要なAIことアンディが自立した途端に急に冷たくなったり(本人はやっと役立てると喜んでいたのに)、終盤嘘をついてAIをバカ化させて再びペット化する姿は醜悪だった
あとはアンデイに「(賢くなって)ごめん」と謝らせる場面も酷かった
アンドロイドの姿が黒人なわけだから、白人は黒人が知恵をつけるのがお好きではないらしい
どうやらAIはずっと馬鹿なままで手のかかるこどもでいなきゃ人類は納得しないというこの監督の皮肉だろうか
また、仮に当初の計画が上手くいった場合でも主人公は最初からアンドロイドを廃棄しようとしていたわけだからかなり自己中な主人公である。
だから、僕は知恵をつけて自立したアンデイをずっと応援していた
だが、これからという時に傲慢な主人公様のペットに落とされ、悲しい結末を迎えてしまった
本当に残念だ
彼を自由に行動させて、主人公たちが指示に素直に従っていればもう少し犠牲も抑えることができたかもしれない
久しぶりのワクワクエイリアン
とても面白かった。
エイリアンはたぶん全作観てるけど、
それほどエイリアンファンでもないので、
小難しさも設定の説明もなく、
ただただエイリアンに襲われて行くシンプルさは
それこそ「エイリアン」と同じで怖くて面白かった。
主人公たちも子どもにした事で80年代映画の
冒険もののような雰囲気も感じれたし、
CGとセットのバランスも非常に良かった。
愚かしい人間たちの行動にはイライラさせられるのは
いつもの事なのだけど、冷静なアンドロイドたちの活躍
は素晴らしかった。特にアンディの温厚で優しく頼りない
バージョンと時に冷徹に見える判断で
結果優先、手段を選ばない時の切り替えの演技は
見事だった。
ラスト付近の大量のエイリアンに襲われて、
殺したら酸で宇宙船がダメになる時の解決方法など
フリが効いてて面白かった。
エイリアンファンにはシンプル過ぎてもしかしたら
退屈なのかもしれないけど、
なんとなく観てきた僕は久しぶりにワクワクして
楽しく観れたし、エイリアンが始めての方や
特に子どもと観る最初のエイリアンとしても
良いのかもしれない。
難しいなあ
やはり、はじめて観た時のエイリアンの怖さはない。
気色悪さは、ある。イライラするね。やめとき、はよ帰ろってね。先日観た、アダムドライバーの65に、エイリアンが追加した感じかな。
まさにドントブリーズの監督によるエイリアン
考えてみれば、ストーリーはまんま"ドントブリーズin宇宙"という感じ。
生活に困った若者たちが、今の環境から脱出すべく、楽勝でしょ?って乗り込んだ空間で、ヤバいやつに襲われ、身籠らされたり、殺されそうになったりする。というお話。
でも、それでいい。それがいい。
久々に真っ当なtheエイリアン作品が見れた。
(プロメテウスも好きだけど)
明らかにヤバそうなシチュエーションに足を踏み入れる無知な登場人物。
異星人の無敵感。
忍び寄る脅威の緊張感。
でも最もサプライズだったのは、レインとアンディの兄弟愛。
心持ってかれた。
俳優さんは2人とも存じ上げなかったが、とても良きです。
型落ちアンドロイドのアンディの健気で無垢で愛すべきキャラから、アップデートしてからのシニスター感というか無敵感というか、無慈悲なキャラ変に萌えてしまう。
1ロボットなのか、今は亡き両親との唯一の繋がりなのか。そこに苦悩するレインと吹っ切れた後の強さが美しい。
レインが守りたかったのはアンディというアンドロイドではなく、アンディが携える大切な人との記憶、絆だったんだろうな。
アクションシーンはツッコミどころ満載だけど、「こんなことしたらクールじやね?」と聞こえてきそうな遊び心があって好き。
ガンガン音立ててるけどフェイスハガー襲わないの?とか。
無重力で浮いた血がなぜか船壁に付かないマジック。てか、ゼノモーフの死体どこいった?とか。
あとはラストのあれね。。
トラウマ級のハイブリッド。
絶望感がヤバい。。
悍ましいエイリアンベビー身籠るという展開に、製作者の性格の悪さを感じた。
が、効果は抜群だ。(褒めてます)
1作目はもはやあまり覚えてないが、ファンサービスも程よくあって嬉しい。
続くドラマシリーズと続編にも期待したい。
ヌメヌメキモォ だけどかっこいい
お正月からエイリアン!
ヌメヌメキモォってなるけど
エイリアンの登場シーンはかっこよかった!!
1の時のAIも出てきたの嬉しかったぁ
アンディのアップグレード前のほっとけない表情とアップグレード後の理詰めする表情の違いがすごかった
最後の人間とのハーフエイリアンでちょっとがっかり
怖くないのがいいのか悪いのか…
特撮の魅力たっぷり!
世界観を作り出すアートワークが素晴らしい
弟(Android)思いの娘レインは新天地を夢見るが・・・
前日1979年の「エイリアン」を再見。
この映画「エイリアン ロムルス」は「エイリアン1」を
全体には踏襲しつつ、45年の技術や思想の進歩をまざまざと見せつけられる
映画でした。
とても興味深く素晴らしかったです。
《ストーリー》
「エイリアン」で描かれた“ノストロモ号の惨劇から20年後の2142年。
荒廃した宇宙の涯の植民地・ジャクソン星。
若者は労働者として24時間、日の差さない星で憂鬱な労働に明け暮れている。
孤児のレイン(ケイリー・スピーニー)も、その1人だった。
6人の若者が、廃棄された宇宙船(ノストロモ号)の残骸を見つけて
新天地の理想の星“コヴァガーナ“に行こうと努力する話し。
レインと弟のアンディが仲間に選ばれた理由が奮っている。
弟のアンディは、レインの死んだ父親が、娘のためだけを考えて見護る
存在として作ったアンドロイドなのだった。
ウェィランド・コタニ社製造のアンディは、廃宇宙船のシステムに
侵入するパスワードのような存在なのだ。
アンディが指でスイッチを押すと宇宙船は起動して内部に6人は侵入する。
しかしコヴァガーナまで辿り着くには9日分の燃料が必要。
なのに燃料はわずか3日分しかない。
それで仲間のタイラーたちは他の場所に貯蔵された燃料を探す。
そして見つけるエイリアンの残骸・・・それはなんと顔にピッタリと
張り付いて寄生してしまう“フェイスハガー“だった。
宇宙船が起動したことにより“フェイスハガー“も他の種も次々と復活。
面白い設定と思ったのは、「エイリアン」で途中でアンドロイドと分かる
アッシュ役のイアン・ホルムがなんとアンディの上司的に指令を出す
アンドロイド役で出演している。
ホログラムなのだろうが、やはり生き返ったようで嬉しい。
また途中でアンディがアップロードされる事件が起こるのも面白い。
それまではレインの幸せの手助けをインプットされていたのが、
会社(ウェィラード・コタニ)の利益を一番に考えるようになる。
それにしても多量のエイリアンがうじゃうじゃいる。
廃宇宙船の室内は宇宙空間であり銀河系である。
ゼノモーフが漆黒のヌメヌメした姿と口を開くと白い多量の歯を
剥き出して威嚇する。
そんな地獄絵の中、フェイスハガーに張り付かれたケリーのお腹から
新しいエイリアンが鎌首をもたげるシーンは、絶望的な気持ちになる。
そしてレインはパルス・ライフルを構えて果敢にエイリアンに戦いを挑む。
ケイリー・スピニーズは若々しく強靭で魅力的。
その姿はリプリー(シガニー・ウィーバー)とどこか重なるのだった。
廃宇宙船が再起動した進路は“小惑星“に変わっていた。
それも衝突まで僅か40分。
カウントダウンが次々と進む。
10分前になり1分前になり20秒前になっても、
決して諦めないレイン。
壊れたアンディも修理しようと躍起になる。
アンディ(デヴィッド・ジョンソン))の演技力も、自信のない姿から、
アップデートされた力強い眼差し、死にそうに壊れたアンドロイド・・・と、
説得力抜群の演技だった。
レインは最後の手段として、貨物運送部分を切り離し、
遂に脱出ポッドに入ろうとする。
永久冬眠体制に入ろうとすると、
そしてお約束通りに現れるゼノモーフ。
最後のチカラを振り絞り、船外へ投げ捨て冬眠に入る。
そして宇宙日誌に記す。
【レイン・キャラダイン、唯一の生存者です】
ただのサマーキャンプホラー
命懸けの燃料探し
西暦2142年の深宇宙を舞台に採掘植民地から生きる希望を求めて宇宙ステーション”ロムルス”にやって来た6人の若者が人間に寄生して進化するエイリアンや絶望の事態に遭遇する。”命懸けの燃料探し”。配給の20世紀スタジオのロゴがエイリアン仕様の緑色に不気味に変色する開幕から、ガンあがりした。シリーズ第七弾!廃船に微かな希望を見出すもエイリアンとの遭遇で、若者の未来がなすすべもなく完膚無きまでに叩き潰されたなという印象。コレは困窮する現代社会とのメタ的読み取りもできる。また今回フェデ・アルバレス監督の手腕がサバイバルスリラーの盛り上げに遺憾無く貢献かつ発揮されていて、とくに中盤の大群のフェイスハガーが共存する空間内で”音”や感情の起伏を消しながら無心で突き進まなければならないくだりは『ドント・ブリーズ』(‘16)を彷彿。ココの一触即発のくだりは、監督の顔を思い浮かべかなりニヤニヤしながら観ていた。またオリジナル版第一弾のシガニー・ウィーヴァー主演『エイリアン』(‘79)における純粋なホラー路線への立ち返りで無数のイースターエッグを散りばめたり、それこそ『エイリアン2』(‘86)におけるガンアクションへのオマージュなどどれもが過去の栄光を汚すことなく忠実にそれを想像させるもので、違和感なくコレをやってるのはかなり良かった。(全員ではないが)若者たちサイドのキャラクターの通り一辺倒な感じは感じなくもない。とくに前半の安易なやられようは(そこまでキャラに思い入れはないにしても)呆気なさ過ぎて観ててつらかった。おもにフェイスハガーやゼノモーフ、???など序盤中盤終盤と場面ごとに雰囲気を切り替えチャプター的に山場を作ったのは正解。開幕でノストロモフ号の残骸が浮遊してたり第一弾から繋がるアレが写しだされたりと、ニヤつけるイースターエッグが多数あったのは本当に良かった。今回1と2の間に時間軸が定められてることから完結はしたがやはりあのラストの続きを描いた続編が観てみたい。ドント1以降での不作続きのスランプからみごとに返り咲いてフェデ・アルバレス監督最高!出来るだけ大画面音響が整った劇場で、まさに”今日を生きる”若者たちや超人的なゼノモーフの悲鳴を全身で浴びて阿鼻叫喚のムーブを浴びてもらいたい。
しっかり怖い
温故知新でこれぞエイリアン
エイリアンシリーズは全作鑑賞しているが、前に鑑賞したのが数年前のためエイリアンてこんな感じだったなと振り返りながら鑑賞した。
ストーリーは毎度おなじみの宇宙船にくっついたエイリアンとバトルするわかりやすいもの。人型アンドロイドが登場し、AIがもっとも合理的であると判断した方法で危機を切り抜けていく。ホラーパニック系映画でよく登場する冷酷だけど、正しい選択をしてくれる奴が味方につく。これは近未来的である。
急に死体だと思っていた人が動き出したり、エイリアンが登場するシーンは静かなところからいきなり音量が上がるため、お化け屋敷的なびっくり場面は多い。
エイリアンの寄生から成体になるまでがはっきり描かれるため、生態をよく観察することができる(笑)。
全体として、アンドロイド&人間vsエイリアンの構図になるが、常にアンドロイドは合理的な判断をしてくれるため、ホラー映画によくある「なんでそーなっちゃうの、こーすれば助かったのに」という観客側のモヤモヤは発生しない。
ラスボスには、こう来たかと思わせる新型エイリアンが登場し、バトルシーンも白熱する。
長編シリーズの続編としてバランスよく、既存の設定を引き継ぐ中で、これ以上のものをつくるのはなかなか難しいのではないかと思った。
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