エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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特撮の魅力たっぷり!
エイリアンシリーズを初めて劇場で観た。ゼノモーフをスクリーンで見れるという喜びがあり、cgばかりではなく特撮の魅力たっぷりアイデアたっぷりハラハラたっぷりの最高な映画だった。
もちろんゼノモーフのかっこよさとキモさも最高だった!
世界観を作り出すアートワークが素晴らしい
弟(Android)思いの娘レインは新天地を夢見るが・・・
前日1979年の「エイリアン」を再見。
この映画「エイリアン ロムルス」は「エイリアン1」を
全体には踏襲しつつ、45年の技術や思想の進歩をまざまざと見せつけられる
映画でした。
とても興味深く素晴らしかったです。
《ストーリー》
「エイリアン」で描かれた“ノストロモ号の惨劇から20年後の2142年。
荒廃した宇宙の涯の植民地・ジャクソン星。
若者は労働者として24時間、日の差さない星で憂鬱な労働に明け暮れている。
孤児のレイン(ケイリー・スピーニー)も、その1人だった。
6人の若者が、廃棄された宇宙船(ノストロモ号)の残骸を見つけて
新天地の理想の星“コヴァガーナ“に行こうと努力する話し。
レインと弟のアンディが仲間に選ばれた理由が奮っている。
弟のアンディは、レインの死んだ父親が、娘のためだけを考えて見護る
存在として作ったアンドロイドなのだった。
ウェィランド・コタニ社製造のアンディは、廃宇宙船のシステムに
侵入するパスワードのような存在なのだ。
アンディが指でスイッチを押すと宇宙船は起動して内部に6人は侵入する。
しかしコヴァガーナまで辿り着くには9日分の燃料が必要。
なのに燃料はわずか3日分しかない。
それで仲間のタイラーたちは他の場所に貯蔵された燃料を探す。
そして見つけるエイリアンの残骸・・・それはなんと顔にピッタリと
張り付いて寄生してしまう“フェイスハガー“だった。
宇宙船が起動したことにより“フェイスハガー“も他の種も次々と復活。
面白い設定と思ったのは、「エイリアン」で途中でアンドロイドと分かる
アッシュ役のイアン・ホルムがなんとアンディの上司的に指令を出す
アンドロイド役で出演している。
ホログラムなのだろうが、やはり生き返ったようで嬉しい。
また途中でアンディがアップロードされる事件が起こるのも面白い。
それまではレインの幸せの手助けをインプットされていたのが、
会社(ウェィラード・コタニ)の利益を一番に考えるようになる。
それにしても多量のエイリアンがうじゃうじゃいる。
廃宇宙船の室内は宇宙空間であり銀河系である。
ゼノモーフが漆黒のヌメヌメした姿と口を開くと白い多量の歯を
剥き出して威嚇する。
そんな地獄絵の中、フェイスハガーに張り付かれたケリーのお腹から
新しいエイリアンが鎌首をもたげるシーンは、絶望的な気持ちになる。
そしてレインはパルス・ライフルを構えて果敢にエイリアンに戦いを挑む。
ケイリー・スピニーズは若々しく強靭で魅力的。
その姿はリプリー(シガニー・ウィーバー)とどこか重なるのだった。
廃宇宙船が再起動した進路は“小惑星“に変わっていた。
それも衝突まで僅か40分。
カウントダウンが次々と進む。
10分前になり1分前になり20秒前になっても、
決して諦めないレイン。
壊れたアンディも修理しようと躍起になる。
アンディ(デヴィッド・ジョンソン))の演技力も、自信のない姿から、
アップデートされた力強い眼差し、死にそうに壊れたアンドロイド・・・と、
説得力抜群の演技だった。
レインは最後の手段として、貨物運送部分を切り離し、
遂に脱出ポッドに入ろうとする。
永久冬眠体制に入ろうとすると、
そしてお約束通りに現れるゼノモーフ。
最後のチカラを振り絞り、船外へ投げ捨て冬眠に入る。
そして宇宙日誌に記す。
【レイン・キャラダイン、唯一の生存者です】
ただのサマーキャンプホラー
命懸けの燃料探し
西暦2142年の深宇宙を舞台に採掘植民地から生きる希望を求めて宇宙ステーション”ロムルス”にやって来た6人の若者が人間に寄生して進化するエイリアンや絶望の事態に遭遇する。”命懸けの燃料探し”。配給の20世紀スタジオのロゴがエイリアン仕様の緑色に不気味に変色する開幕から、ガンあがりした。シリーズ第七弾!廃船に微かな希望を見出すもエイリアンとの遭遇で、若者の未来がなすすべもなく完膚無きまでに叩き潰されたなという印象。コレは困窮する現代社会とのメタ的読み取りもできる。また今回フェデ・アルバレス監督の手腕がサバイバルスリラーの盛り上げに遺憾無く貢献かつ発揮されていて、とくに中盤の大群のフェイスハガーが共存する空間内で”音”や感情の起伏を消しながら無心で突き進まなければならないくだりは『ドント・ブリーズ』(‘16)を彷彿。ココの一触即発のくだりは、監督の顔を思い浮かべかなりニヤニヤしながら観ていた。またオリジナル版第一弾のシガニー・ウィーヴァー主演『エイリアン』(‘79)における純粋なホラー路線への立ち返りで無数のイースターエッグを散りばめたり、それこそ『エイリアン2』(‘86)におけるガンアクションへのオマージュなどどれもが過去の栄光を汚すことなく忠実にそれを想像させるもので、違和感なくコレをやってるのはかなり良かった。(全員ではないが)若者たちサイドのキャラクターの通り一辺倒な感じは感じなくもない。とくに前半の安易なやられようは(そこまでキャラに思い入れはないにしても)呆気なさ過ぎて観ててつらかった。おもにフェイスハガーやゼノモーフ、???など序盤中盤終盤と場面ごとに雰囲気を切り替えチャプター的に山場を作ったのは正解。開幕でノストロモフ号の残骸が浮遊してたり第一弾から繋がるアレが写しだされたりと、ニヤつけるイースターエッグが多数あったのは本当に良かった。今回1と2の間に時間軸が定められてることから完結はしたがやはりあのラストの続きを描いた続編が観てみたい。ドント1以降での不作続きのスランプからみごとに返り咲いてフェデ・アルバレス監督最高!出来るだけ大画面音響が整った劇場で、まさに”今日を生きる”若者たちや超人的なゼノモーフの悲鳴を全身で浴びて阿鼻叫喚のムーブを浴びてもらいたい。
しっかり怖い
温故知新でこれぞエイリアン
エイリアンシリーズは全作鑑賞しているが、前に鑑賞したのが数年前のためエイリアンてこんな感じだったなと振り返りながら鑑賞した。
ストーリーは毎度おなじみの宇宙船にくっついたエイリアンとバトルするわかりやすいもの。人型アンドロイドが登場し、AIがもっとも合理的であると判断した方法で危機を切り抜けていく。ホラーパニック系映画でよく登場する冷酷だけど、正しい選択をしてくれる奴が味方につく。これは近未来的である。
急に死体だと思っていた人が動き出したり、エイリアンが登場するシーンは静かなところからいきなり音量が上がるため、お化け屋敷的なびっくり場面は多い。
エイリアンの寄生から成体になるまでがはっきり描かれるため、生態をよく観察することができる(笑)。
全体として、アンドロイド&人間vsエイリアンの構図になるが、常にアンドロイドは合理的な判断をしてくれるため、ホラー映画によくある「なんでそーなっちゃうの、こーすれば助かったのに」という観客側のモヤモヤは発生しない。
ラスボスには、こう来たかと思わせる新型エイリアンが登場し、バトルシーンも白熱する。
長編シリーズの続編としてバランスよく、既存の設定を引き継ぐ中で、これ以上のものをつくるのはなかなか難しいのではないかと思った。
原点回帰…かどうかは別として、怖いっちゃあ、怖い。
ノストロモ号の惨劇から20年(だったかな?)、植民地惑星の移民たちは不当労働に苦しめられ、病気の蔓延で死者が増加していた。
支配者はおなじみウェイランド・ユタニ社。
W.ユタニ社は、ノストロモ号の残骸から何かを回収し、自滅を招くことが分かりきった危険な研究に取り組んでいた。そして、ご多分に漏れず研究場所の宇宙ステーションは壊滅し難破船となって宇宙を彷徨っているのだった。
リプリー編の最新作『エイリアン5』の企画を20世紀フォックスが却下したというニュースは、2020〜21年頃流れた。インディー・ジョーンズが復活したのだから、リプリーが復活してもおかしくはないと思うが、もう可能性はないだろう。
ということで、本作の戦うヒロインは植民地惑星で両親を亡くして孤児となった少女レイン(ケイリー・スピーニー)が引き継いだ。彼女にはアンディ(デヴィッド・ジョンソン)という弟がいるが、彼はレインの父親がレインを守るようプログラムした中古のアンドロイドだ。
難破宇宙ステーション〝ロムルス〟に忍び込んで冷凍睡眠ポッドを盗み出し、それを使ってW.ユタニ社の管轄外の惑星に逃げようと計画した悪ガキたち。高速で旋回している小惑星帯にロムルスが激突するまでがタイムリミットだ。ところが、ロムルスで彼らを待っていたのはエイリアンだった…当たり前だけど。
ロムルス船内に倒れていた下半身が破壊されたアンドロイド=ルークは『エイリアン』のアッシュと同じ型で、CG合成でイアン・ホルムの容姿を再現している。これは分かりやすい『エイリアン』へのオマージュだが、シリーズ全般からの引用があちこちに散りばめられている。
こういうのは嫌いではないが、われ先にあの場面は〇〇のこの場面の再現だなどと宝探しに躍起になるマニアが出てきたりして、そういう人には本当に頭か下がる。
私としては、エイリアンの幼体(フェイスハガー)は人の体温と音を察知して襲いかかる…という新説がご都合過ぎる気がして、船内の温度を体温と同じまでに上げて、音を立てずに通り過ぎるという安直な作戦が成功するのは納得し難かったりする。
次から次に降りかかる危機は、脅かし演出も上手くて、怖いっちゃあ、怖い。
主演のケイリー・スピーニーが若いだけに、かなりの体力戦に挑んでいてあっぱれだ。正直、このあたりは楽しめた。
しかしながら…ヒロインがエイリアンをかわして生き残るのは決まり事だとはいえ、本作はエイリアンの方がレインをかわしてるんじゃないかと感じるほど、あざとく感じてしまった。
ハラハラ感はあるものの、このあざとさが安っぽくみえちゃったのも正直なところ。
また、『…4』にあったハイブリッド・エイリアンを踏襲したのか、胎児と融合した(のか?)ラスボスは私はキライだ(気持ち悪い)。ホラーだから嫌悪感を刺激するのは当たり前なのかもしれないけれど…。
一点、あのハイブリッドが産みの母ケイ(イザベラ・メルセード)に対して何をしていたのか、そこが非常に気になる。
このシリーズにはアンドロイドの存在が欠かせない。それが敵か味方かのサスペンスを構成する。
本作のアンディーもその役目なのだが、元々レインを守るよう設定されているから味方に決まっている。そこに万が一と思わせる設定は上手いと思った。
さて、W.ユタニ社の危険な研究は、ケイが胎児を守りたいがために自分に注入したことで想定外の効果を示した。
大きく時が経過した『…4』では人間に寄生させてエイリアンを養殖しようとしていたので、先の研究は頓挫したのだろうから、ある意味では良かったな、と。
監督のフェデ・アルバレスは、怖がらせるための構図やカット割りが上手い。編集の力もあるだろうけれど。
原点回帰なのかどうかは何とも言えないが、「エイリアン」はホラー映画なのだという一つの原点にはちゃんと回帰していると思う。
悪くない
古典の殿堂入り
これぞエイリアン
レトロな宇宙の描写がたまらん
1.2しか見たことないのですが
エイリアン2の放映が38年前ですか。。。
当時10歳のわたしは新聞屋に貰ったタダ券を握りしめ森小路ピカデリーに見に行きました。姉ちゃんとキャーキャー言いながら見た記憶があります。SFの世界観に圧倒され、地球外生命体に思いを馳せた素晴らしい作品でした。
その当時の内容に近い設定で進む『ザ、エイリアン』なエイリアンショーですが。。
ストーリーがなんつーか。
荒い
荒すぎていまいち没頭出来ない。主人公も周りも全員アホすぎて。
何度も同じ失敗を繰り返しながら追い詰められていく様は自業自得やんとしか言いようがないストーリー。
また、子供の頃は受け容れられた先進世界の科学技術の結晶たる設備の数々が、、
なんかすげえチープ。昭和やん。
モニターにドット文字が出てきたり、物理ボタンが多かったり。レバーデカすぎん?
もっと空想科学を発展させたSFにしてほしかったなあ。リアリティが減退するというか、もっと夢をみたかった。
あと自業自得の繰り返しにより生まれたラスボスが、、
え?デザイン悪すぎん?ヒトガタやん、
という最後の最後にエイリアン感の無いラスボス登場で更に残念感が高まり終了。
うーん。
まあ懐かしのエイリアンちょっと見れたからええけど。
もう少しあの生命体の生存意義とかなにか考えさせられる内容だったりとかすれば良かったんですが。
結論つまんないですね。
あとあんまり怖く無かった残念。
アンドロイドの設定はええ感じでした。もう少しええ感じで動かして欲しかったですね。
既視感
エイリアン?…
かなりいい線行ってる。でも…
初日通常と昨日IMAXで計2回観に行きました。
IMAXはさすが大迫力でした。
原点回帰!CG使ってない!とのフレコミだったので、1、2だけを踏襲してるのかなと思いきや今までのシリーズ全部持ってきてます。
エイリアンシリーズの変遷と共に生きてきた身としては、胸熱通り過ぎてちょっと食傷気味。
世界観やダークな色使いはデイビッド・フィンチャー監督の3に近いなと思いました。
それからゲームのエイリアン アイソレーションからも引っ張ってきてる印象。
展開もちょっとこれをクリアしないと先に進めないみたいな感じでゲームっぽいノリなのです。
初めてエイリアンを見る方にとっては新鮮かもしれません。
映画館にも高校生らしき子達が何人も来てましたが、誰もエンドロール最後まで立ち上がりませんでしたよ。
衝撃的な映画に仕上がってるのは間違いありません。完成度・満足度は高いです。
アッシュが出てきた時は思わず、あっ!しゅと言ってしまいました。
演じられたイアン・ホルムさんは他界されましたが、あの声は誰かの吹き替え?AI?
とにかく違和感のない見事なセリフ回し。
だけどCGバレバレなんですよね、ここだけ
CGに頼り過ぎない原点回帰は賛同出来ますがなんでここだけCGっぽいの?
もっと作り物感あっていいんですよ。
展開も原点に戻って欲しかったな。なんだか壮大過ぎるんですよね。
スターウォーズフランチャイズみたいになってきてる予感。
エイリアンはあくまでエイリアンだけで怖がらせて欲しい。宇宙空間で初めて出会ってしまった生命は全く友好的ではない完全体。そこに絶望があるのです。
私の中では1・2以降プロメテウス、コヴナントまでは違う世界線の話です。
あとは音響が進化してるなと思いましたが
これもやり過ぎな感じが…
無音の恐怖を演出するのが上手いアルバレズ監督ですからもっと多用しても良かったのでは。(少し使ってましたが)
それからこの事は大事なので言っておきますが、
音楽が印象に残りません。
1のジェリー・ゴールドスミス
2のジェームズ・ホーナー
ジョン・ウィリアムズと並び天才作曲家のお2人です。
映画の成功は彼らの音楽によって支えられています。
エイリアンはサントラ抜きにしては語れません。私もCDでどれだけ聴いたか分かりません。
ロムルスの音楽もいいんですが、、
(エンジニア顔の化け物が生まれてきた時に若干プロメテウスのテーマ曲が流れましたね)
最近の映画は音楽を軽視してると思います。
踏襲するならそこも考慮に入れて欲しかった。
それでも今回の作品は1、2以降で最高の出来だと思います。
登場人物の若者達も全員魅力的でした。
でもおそらく今までの作品は順応性のない30代40代達が慌てふためいてる所にやるせなさを感じていたんですよね。
若者だとなんでも突破出来そう。
次回はおじいちゃんおばあちゃんでも良いかもしれません。あ、それはそれで怖いもの知らずになっちゃうか。
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