「温故知新でこれぞエイリアン」エイリアン ロムルス セッキーかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
温故知新でこれぞエイリアン
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エイリアンシリーズは全作鑑賞しているが、前に鑑賞したのが数年前のためエイリアンてこんな感じだったなと振り返りながら鑑賞した。
ストーリーは毎度おなじみの宇宙船にくっついたエイリアンとバトルするわかりやすいもの。人型アンドロイドが登場し、AIがもっとも合理的であると判断した方法で危機を切り抜けていく。ホラーパニック系映画でよく登場する冷酷だけど、正しい選択をしてくれる奴が味方につく。これは近未来的である。
急に死体だと思っていた人が動き出したり、エイリアンが登場するシーンは静かなところからいきなり音量が上がるため、お化け屋敷的なびっくり場面は多い。
エイリアンの寄生から成体になるまでがはっきり描かれるため、生態をよく観察することができる(笑)。
全体として、アンドロイド&人間vsエイリアンの構図になるが、常にアンドロイドは合理的な判断をしてくれるため、ホラー映画によくある「なんでそーなっちゃうの、こーすれば助かったのに」という観客側のモヤモヤは発生しない。
ラスボスには、こう来たかと思わせる新型エイリアンが登場し、バトルシーンも白熱する。
長編シリーズの続編としてバランスよく、既存の設定を引き継ぐ中で、これ以上のものをつくるのはなかなか難しいのではないかと思った。
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