「原点」エイリアン ロムルス たまさんの映画レビュー(感想・評価)
原点
R.スコット監督作エイリアン公開1979年。時が経ち、2024年俊英フェデ.アルバレス監督が、再びエイリアンに挑む。
製作プロデューサーでスコットが支える。
面白い。
初作エイリアン、今観ても色褪せることのないSFホラーの今や古典的傑作。シリーズものとなるフランチャイズのオリジナル。
今作リブート的作品ではあるが、様々な描写をアップデートしながら、新たな高みに作品を押し上げている。
時間軸を1と2の間に設定、地球を離れた植民惑星で過酷な労働にあえぐ若者たち。未来はみえない。そんな状況からの脱出を目指し、廃棄となった宇宙ステーションを発見する。
しかしそこにいたものは宇宙最強生物、エイリアンだった…。
生か死か。脱出するか、抵抗して死ぬか。密閉空間の中、エイリアンとの追跡劇が改めて展開される。
物語はSFパニックホラーの定型ではあるが、恐くてしかし
面白い。ラストまで観客を飽きさせない。
1作目へのオマージュがそこここに描写されている。
全てを、CGやVFXに頼り切るところがないことにも好感を持てる。
名のある俳優は少なく、若者たちの恐怖と抵抗をたたみかけるスピードで魅せる。
そんな中、1作目のシガニーウィーバーを彷彿させる
ケイリースピーニーが印象深い。エイリアンとの絶望的な闘いと闘争をスクリーンに焼き付けている。彼女には
10月公開のシビルウォーも待機している。
今作を見て、改めてオリジナル初作のエイリアン、独創性斬新さを思う。
シナリオのダン.オバノン、エイリアンをデザインしたH.R.ギーガー、監督したスコット。まだ映画では新人時代。
ギーガーのデザインは生き続け、インパクト大だ。
今作、ラストの描写は賛否あるだろう。
物語に身を任せ、恐怖や驚きを感じながら観ていると時間があっという間に過ぎていた。
共感どうもです。
私はロムルスを観てエイリアンを見直したくなり、1から3まで13時間以上(完全版を含む)かけて見直し、全部レビューを上げてしまいました。疲れた。
こちらこそ共感、コメントありがとうございます。
映像作家は初作を見るといい、全てがそこに詰まっているから、と昔なにかで読んだ記憶があります。正確には初作ではありませんが、出世作。名を売った作品ですよね。
オリジナル第一作、傑作、共感です。
ロムルス、自分も吹き替えでもう一回見てみよかな〜。
共感ありがとうございます。
今日たまたま吹き替えで二回目観てきました。
第1作は本当に素晴らしかったですね。あらためて思いました。
ひょっとしてリドリー・スコットは第1作の評価をもっともっと高めるためにいろいろと作ったり作らせたりしてるんじゃないかな、なんて。