「シリーズで最もつまらない」エイリアン ロムルス エリダヌスさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズで最もつまらない
小学生の頃から全シリーズ観ています。プロメテウスとコヴェナント、スピンオフ?のvsプレデターも。Bluerayも所持しており、各シリーズを何度も観ています。なので原点回帰とは名ばかりのオマージュ駄作でがっかりしました。監督選び間違えましたね(-_-)
まず冒頭のノストロモ号から繭を回収し、繁殖・DNAの研究をした話から始まりましたが、そもそもリプリーが一作目でエアシャフトから排出したのは雄のビッグチャップです。産卵はできません。その当時の技術で遺伝子操作のうえ雌(クイーン)にし再生したということでしょうか?
あとはストーリーとしては自由を夢見る入植者とアンドロイドの登場人物ですが、キャラ弱すぎ。
生きて帰りたいという、生存本能が全く感じられない。エイリアンと対峙しても、お化け見たかなぐらいの驚き具合で、恐怖心が沸き立たない。
そこらの頑張れば倒せるモンスターじゃないですよ、完全生物ですよ相手は。
今までのシリーズでは乗組員たちが頭を使って、生き延びるすべを考え連携し、しかしいざとなれば否が応でも仲間を見捨てなければならない...
そうした人間の感じる様々な恐怖が描かれていました。それが今作にはありません。10代の若い子が妊婦の友人を気遣うシーンも感情が沸かない。
アンドロイドの少年の役割も弱い。もっと奔走して欲しかった。
クリーチャーを愛する身として、エイリアンをそこらのモンスター映画に落とす作品は見たくありませんでした。
【追記】あまりに納得いかなかったので、
シリーズ過去作もう一度見返しました。
今回の駄作は、圧倒的にカット割りやシーンの
移り変わりが無さ過ぎる!
だから繰り広げられる展開もなく、物足りない。
低予算で作った感がいなめないと思いました。