劇場公開日 2024年9月6日

「精神的ロジックと物理的ロジック」エイリアン ロムルス 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5精神的ロジックと物理的ロジック

2024年9月9日
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レイン、アンディ、
ケイ、ケイのお腹、

4人(2人、1機械、1ゼノモーフ?
感情のフックの設定の難易度は高くない)

だけでも精神的ロジックを、
序破急の計3カット、を4人分、

強調しておけば、
見違える作品になっていただろう、

もちろん、うまくいくかどうかは、
やってみないとわからない。

シナリオには書いてあるようなので、
強調の描写が足りない、

1カットでいいのに。

あまりに物理的ロジックだけで進行するので、

あの人(想定内の役割・・もったいな過ぎる)が出てきたり、
オマージュ満載でも、
ふーんそんな感じ、

で、
流れていく。

作品の性質上、
物理的ロジックだけでもいい、
感情は最小限で構わない、

ストーリーが重くなってもいけない、
その匙加減が大事。

なぜなら、

レジェンド作品「エイリアン」の、
純正直系作品という扱いではないのか。

せっかくプレデターの手から、
取り返して、
リドリー・スコット御大がリブートに乗せたのに、

人間はどこからやってきたのか、、、
そこまでは求めない、、、

これだとまた、
多作品に吸収合併されてしまう可能性か高い。

御大に監督はもう頼めないだろう、

ゆえに、物理的ロジックと、
感情的ロジックの按分が上手いのは誰だ・・・

という事になったのだろう。

アンディND255と、
アンドリューNDR114だっけ?
は無関係?

しらんけど・・・

御大が迷走していたのは、

迷走ではなく、鎮魂だった。

は下記蛇足で。

【蛇足】

プレデターから取り戻すために、

御大がプロメテウスという最大規模の風呂敷は広げたが、
コヴェナントでも心ここに在らずという演出だった。

類推すると、

「プロメテウス」「エクソダス:神と王」
「オデッセイ」とギーガー、オバノン、弟までも
宇宙の果てに旅立った者たちへの鎮魂も含めた作品を、
撮りながら、
どこか宇宙に孤独に浮遊していたリドリー・スコット。

一見迷走しているようにも見えたが、
肉親や仲間の鎮魂をしていたのではないか・・・。

リドリー(水島上等兵)帰って来いよー、
の世界中の声が聞こえたかどうか、

「エイリアン:コヴェナント」
で、若干の本領は発揮したものの、
本来のロジックの匙加減の輝きを見ることはなかったが、
「DUEL」で原点回帰、
ゲティ家、グッチ家、ナポレオンで、
地に足の着いた、
リドリー大地に立つ的に、
米寿らしい元気さは見せ始めた。

しらんけど

蛇足軒妖瀬布