「精神的ロジックと物理的ロジック」エイリアン ロムルス 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
精神的ロジックと物理的ロジック
レイン、アンディ、
ケイ、ケイのお腹、
4人(2人、1機械、1ゼノモーフ?
感情のフックの設定の難易度は高くない)
だけでも精神的ロジックを、
序破急の計3カット、を4人分、
強調しておけば、
見違える作品になっていただろう、
もちろん、うまくいくかどうかは、
やってみないとわからない。
シナリオには書いてあるようなので、
強調の描写が足りない、
1カットでいいのに。
あまりに物理的ロジックだけで進行するので、
あの人(想定内の役割・・もったいな過ぎる)が出てきたり、
オマージュ満載でも、
ふーんそんな感じ、
で、
流れていく。
作品の性質上、
物理的ロジックだけでもいい、
感情は最小限で構わない、
ストーリーが重くなってもいけない、
その匙加減が大事。
なぜなら、
レジェンド作品「エイリアン」の、
純正直系作品という扱いではないのか。
せっかくプレデターの手から、
取り返して、
リドリー・スコット御大がリブートに乗せたのに、
人間はどこからやってきたのか、、、
そこまでは求めない、、、
これだとまた、
多作品に吸収合併されてしまう可能性か高い。
御大に監督はもう頼めないだろう、
ゆえに、物理的ロジックと、
感情的ロジックの按分が上手いのは誰だ・・・
という事になったのだろう。
アンディND255と、
アンドリューNDR114だっけ?
は無関係?
しらんけど・・・
御大が迷走していたのは、
迷走ではなく、鎮魂だった。
は下記蛇足で。
【蛇足】
プレデターから取り戻すために、
御大がプロメテウスという最大規模の風呂敷は広げたが、
コヴェナントでも心ここに在らずという演出だった。
類推すると、
「プロメテウス」「エクソダス:神と王」
「オデッセイ」とギーガー、オバノン、弟までも
宇宙の果てに旅立った者たちへの鎮魂も含めた作品を、
撮りながら、
どこか宇宙に孤独に浮遊していたリドリー・スコット。
一見迷走しているようにも見えたが、
肉親や仲間の鎮魂をしていたのではないか・・・。
リドリー(水島上等兵)帰って来いよー、
の世界中の声が聞こえたかどうか、
「エイリアン:コヴェナント」
で、若干の本領は発揮したものの、
本来のロジックの匙加減の輝きを見ることはなかったが、
「DUEL」で原点回帰、
ゲティ家、グッチ家、ナポレオンで、
地に足の着いた、
リドリー大地に立つ的に、
米寿らしい元気さは見せ始めた。
しらんけど