「感覚的にかなり好き!!変わってるけど上質。」ブリーディング・ラブ はじまりの旅 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
感覚的にかなり好き!!変わってるけど上質。
この映画のテイスト、エピソードの持って行き方、
とても良かった。かなり新鮮で面白い。
エピソード①
メキシコへ向かう寂れたハイウェイ。
頻尿で路上でオシッコをするターボ(娘)が、大事な所を虫に刺されて
夜の薬局へ薬探しに父親が奔走する話し。
結局、立ちんぼをしてた女性・トミー(テビン・マクダウェル)に
局部を診てもらい「冷やすといいよ」とアドバイスされる。
トミーはブロードウェイで自身の本を主演する夢を語り、
帰り際に、車のライトの光に、女優が「カーテンコール」でする
パフォーマンスを鮮やかにキメる。
儚く美しい・・・多分叶わない・・・から、
エピソード②
氷を取りに行った父親の不在中にスマホを見ていたターボが、父に
マイ・LOVE(再婚妻)から電話が来る。
「あなたの勇気に拍手を送るわ」的な事を言われて、
ターボは自分が画家の友人宅へ向かうのではなくて、
リハビリ施設に送られる事を知る。
父親を責めて、モーテルから抜け出したターボは、コンビニ帰りの
男に「ハイになれる所はない?」と聞く。。
男は「今時、知らない男の車に乗る女がいるとはね!!」
と自宅に連れて行く。
妻がいて、コカインをすきっ腹に、やることになった
ターボは昏睡して・・・気がつくと路上に捨てられている。
他にも芸が細かい。
裏エピその❶
ダイナーで食欲のない娘は、父の隙を見て、隣のテーブルに
飲み残されたワインを盗み飲みする。
そこに中年の婦警が来て、見咎める。
「身分証を出しなさい」
ターボが10ドル(多分)渡すと、お目溢しになったこと。
(日本の警官では100%あり得ない・・・逮捕されるわ‼️)
裏エピその❷
父のピックアップトラックがエンストする。
JAFと似て非なるおじさんが来て、知り合いが安く修理する・・・
と、怪しいコミュニティに連れていかれる。
ターボは住人の中年男の部屋に上がり込み、ウイスキーのショットを
2杯、どさくさに紛れて飲む。
父が「未成年だ‼️」と怒鳴ると、
男はビビって「俺も仮釈中なんだよ」
ホントにやばい娘だ。
油断も隙もならない。
ここでユアン・マクレガーの娘のクララ・マクレガーの印象を少し。
最初の妻はフランス人だそうだが、クララさんは
全くユアンに似てない。
背の高いレディ・ガガって感じの濃い系。
(未成年にはどう見ても見えないのだけど・・・。)
有名人を父に持つ高学歴、高身長、美人(好みだけど・・・)おまけに
コミニケーションにも秀でていて、プロデューサーで脚本も共同で
書いている。
なんか手放しで誉めれないんだよね。
そりゃ過去に酒やドラッグに溺れた過去が父親にも娘にもあり、
父親は家庭を捨てて、娘も捨てて新しい生活に舵を切った引け目がある。
大好きだったパパに捨てられた娘は、傷つきトラウマに悩まされる。
それが何さ!!
慰謝料も養育費も高額を貰って、酒と薬に溺れた⁉️
日本のシルグルマザーは養育費ももらえず、年収250万で
子供3人育ててるんだよ。
ぜーんぜん同情できない。
娘に才能があり、美貌もコネも使い放題。
演技も上手い。
メジャーになるだろうな。
良かったじゃん。
《締めの感動エピソード》
パパは娘にトラックのハンドルを握らせて、
「直進するのも、Uターンするのも君の自由」、
そして
リハビリ施設のドアをくぐるターボ。
心細くなって、後戻りしてドアを開ける。
見回すとトラックは見えない。
だけどパパは、ちゃんと立っていた。
ターボは見捨てられていなかった。
(少女時代の回想・・・幸せだった思い出が、失ったパパが、
(いつまでも苦しくて、辛いのかも知れない)
映画館でチラシを見た時は、実の父娘で共演なんて、仲いいのね〜と思ってました。
なかなかハードな内容のようで…。
それはそうと、コメントありがとうございました。
フジテレビが室井さんを売り出そうと必死です。
PRに乗るかどうかわかりませんが、放送はしっかり観させていただきます(笑)。
ゲキシネは、Amazonと、U-nextでは配信あります。
5〜600円の単価は安くはないのかもしれませんが、3時間はあるので、ものは考えようでお得かも?
ナマ舞台は1万円超えですしね。
北海道には、演劇集団チームナックスがあるじゃないですかー。
すごいですよ!