「ちな監督の才能」GEMNIBUS vol.1 レンコンさんの映画レビュー(感想・評価)
ちな監督の才能
ファーストライン目当てで、初日舞台挨拶の日に観ました。絵が動くワクワクと共に、まるで音楽も一緒に飛び出すかのような一体感、立体感。サントラはもはやサントラの域を超えています。ちな監督の、クリエイティブを愛するまっすぐな思いと、それだけではない企画力、構成力、巧みなフレーミング。監督にこれだけの企画を思いつかせる角野隼斗さんの縦横無尽な音楽力。短編なのでストーリーはシンプルですが、国際映画祭ノミネートも納得です。新しい才能の一歩に立ち会うって嬉しいものだなと思いました。
他の作品のことはほとんど知らずに観ましたが、個人的に一番苦手だと思っていたSF学園ゾンビ映画「フレイル」がけっこう面白かったです。奥平大兼はやっぱりいい俳優。脚本も、アイディアを雑多に詰め込んだように見えるけれど各々に必然性がある。「knot」は少し苦手でしたので、計4本の全体としては★3.5。
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