劇場公開日 2025年4月4日

「スクワッドの面白さ満開」アンジェントルメン たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0スクワッドの面白さ満開

2025年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

ガイ・リッチーの最高傑作となったハチャメチャ痛快戦闘スパイアクションである。挨拶代わりのオープニングバトルから5週巻き戻しての時系列や司令塔のアップルを救出する島への上陸作戦を(きっちり撮影はしているのだろうが)テンポよく贅沢に端折ってつないだ編集などクライマックスに向って流れるように見せる構成も見事できっちり120分におさめて見せた。何といっても007のモデルになった実話、第2次大戦下チャーチル首相直属の特殊部隊が訳あり連中のアンジェントルスクワッドで、Mやイアン・フレミングも登場するし、戦局転換のターニングポイントとなったUボート無力化作戦を描いているのもポイントが高い。何といっても極悪非道のレッテルが貼られたナチス相手なので無制限殺し放題のやりたい放題。いいかげんドイツ兵達が可哀そうで同情したくもなってくるほど痛快に殺りまくるのだ。おきまりのガーターベルトからピストルを取ってぶっ放すシーンがたまらん紅一点のマージョリー・スチュワートも実在の人物だというのだから驚きなのだが酒宴で歌ってユダヤ系だとバレるシーンがちょっと理解できず残念。血で汚れた手を洗い流すシーンが最近流行りなのだろうか?

たあちゃん