「IRカジノ誘致想定としては問題点が見えて良かった。」劇場版 トリリオンゲーム The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
IRカジノ誘致想定としては問題点が見えて良かった。
遠き山 白尾根龍の 雄叫びに
吐息も 和らぐ 暖かさ
束の間の春を感じる今日でしたが、
今日も劇場へ「劇場版 トリリオンゲーム」を観に行きました。
この映画は2023年TBSTV放送ドラマからの劇場版で
原作:稲垣理一郎氏の漫画ですね。
観ていてTVドラマの延長の様である事は直ぐに分かりました。
大阪にIRカジノ計画がされている中で、誘致されるとどうなる?って所は
想定されてて良かったと思いますね。
ただ1兆ドルとか規模が大きい豪快な華やかさを所々魅せてはいますが、
岡山の島での誘致説明会とか、何でしょうねぇ 地味さも有って
金持ちの優雅さと庶民の貧しさが表裏一体でくっ付いてる感が見受けられました。
これは実際仕方がない事なんでしょうけども 何でこんな島でIRカジノなのか。
大橋が通らなかった島は何処もこんなイメ-ジなんでしょうかね。
過疎化対策の一環でIR誘致は実らないと個人的には思いますが、
それはチョット置いといて。
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話展開は、
日本に初めてIRリゾ-トカジノを誘致(岡山県桃木島)するトリリオンゲーム社ハルとガク、そしてウルフ リ-。しかし秘密裏に裏切り計画が進行し 一見成功したかの様に見せて 実は罠にハメられるトリリオン達。
まんまとウルフに総てを乗っとられ、ライバル社だった宇喜多グループにバトンが渡る。最後にハルとリ-が1対1でポーカ対決。
カジノ総てとトリリオンゲーム社を懸けて戦う。
果たして 勝負の行方は、トリリオンはどうなる・・・
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まぁ、漫画ベースなのでシッカリ設定はされていますが 序盤から後半過ぎまでほぼ平凡な展開。TVで良いレベルですね。
豪華さと庶民的な不一致さが有る意味笑えました。
岡山ロケで頑張ってる所は良かったので、観光で訪れる人も増えそうな感じかも。
出演者は豪華俳優陣ですね。中々配役は良かったです。
天王寺陽(ハル):目黒蓮さん
平学(ガク):佐野勇斗さん
高橋凜々:福本莉子さん
ウルフ・リー:石橋凌さん
ラモーナ・タキガワ:シシド・カフカさん
宇喜多隼人:田辺誠一さん
黒龍キリカ:今田美桜さん
黒龍一真:國村隼さん
祁答院一輝:吉川晃司さん
蛇島透:鈴木浩介さん
一番イイ感じだったのは、シシド・カフカさんですね。
目線も良く、動きもしなやか。身長もあるし、色んな作品に出て欲しいですね。
今後の活躍が楽しみ。
あと今田美桜さんですかね。チョイぽっちゃり顔 (*ノωノ)。
可愛いね。ムスッとして 密かに笑顔・・・それイイわ (*´ω`*)
それぐらいの方がウケ良さそうですよ。
そして福本莉子さんね。絶好調ですね今。
次作にも期待です。
あと、目黒さん、佐野さん、石橋さん、吉川さんですかね。
若さとダンディズムですね。
それと黄色のランボルギーニのアヴェンタドールが良く似合うww
映画的なポイント(展開)で言うと、最後の会社懸けての大博打。
そこからでそしょうかね 観てて面白かったのは。
終盤のドンデン返しまでの流れは良いんじゃないでしょうか。
俳優陣は豪華ですが、内容が若干画的に乏しく感じていたので
終盤のここの部分が無ければ 多分評価ダダ下りだったと感じますね。
実際IRが出来れば、セキュリティ保護や犯罪者の流入、武器持ち込み、麻薬関係、等々 かなり監視をシッカリしなきゃって感じはこの映画観て思いましたね。
マネロンに金塊密輸のアジトにされるって話、満更でも無いなと思います。
ご興味ある方は
劇場へGO!