「【”イーロンマスクもビックリのイロイロと我儘な人。”今作は、突っ込み処満載の”IR法導入反対映画”なのかな、クスクス。ポーカーのルールを覚えてから鑑賞しようね!】」劇場版 トリリオンゲーム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”イーロンマスクもビックリのイロイロと我儘な人。”今作は、突っ込み処満載の”IR法導入反対映画”なのかな、クスクス。ポーカーのルールを覚えてから鑑賞しようね!】
ー これは、TVドラマを見ない私だけかもしれないが、”劇場版”と冠に着く映画は、余り嵌らない事が多い。
当然、内容はTVドラマを見ている前提で製作されている事が多いので、最初は登場人物の関係性を掴むのが大変なのである。
今作は、関係性は直ぐに分かったが、それ以上に突っ込み処が満載で、序盤で脳内を切り替えてイロイロと突っ込みながら楽しく鑑賞した。だって、映画館で観る映画は楽しまなきゃね!-
■粗筋
明るく、人に好かれるハル(目黒蓮)と気弱だが凄腕エンジニアのガク(佐野悠勇斗)は、トリリオン社を成功させ、新たに”日本初のカジノリゾート”事業を始めようとする。そのために、ハルは若き頃苦い思い出のある因縁のカジノ王、ウルフ(石橋凌)と手を組もうとする。
◆感想
・ハルは、”日本初のカジノリゾート”事業を石材産業が衰退した小さな島で起こそうとするのだが、その際のライバル宇喜多社長(田辺誠一)との、島の体育館での島民を前にしたプレゼンシーン。
宇喜多社長は、島民が住む地域を買い上げ、高層マンションか、内陸への移住を無償で提供する案を出すが、ハルは来ない。しょうがないのでガクが埋め立てプランを説明するが、ブーイング。
すると、颯爽と現れたハルがそれまでカジノ計画に反対していた石材工場のオジサン(木場勝己)を説得し、ナント石材工場の山を切り崩しそこにカジノリゾートを立てる案を提示する。そして、山道をショベルカーなど重機5台ほどが登って行くのであーる。それだけの台数ですかい?で、一年後、立派なカジノリゾートが建っているのである!いやー、VFXって凄いなあ、クスクス。
・カジノリゾートでの、ウルフの悪だくみが明らかになるシーンも、突っ込み処満載である。IR法でも懸念されているマネーロンダリングを行い、巨額の金塊を隠し金庫に蓄えているシーン。
うーむ、申し訳ないが、全体的にチープ感が漂うんだよなあ。
・ハルとウルフのポーカーシーンも、もう少し「007 カジノロワイヤル」や「モリーズ・ゲーム」などを参考に、演出を工夫して欲しかったかな。シシド・カフカさん演じるラモーナのディーラーは良かったからね。
<などと、色々と書いて来たが、ウルフを巧く騙す後半シーンなどは、コンゲーム風でもあり、ナカナカでありましたよ。
でも、ヤッパリ、ポーカーはブラフなどで勝つのではなく、ロイヤルストレートフラッシュで華麗に決めたいよね!じゃーね!>