「シュールで楽しい娯楽映画」セーヌ川の水面の下に あまたさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールで楽しい娯楽映画
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サメ映画というとトンチキZ級映画というイメージが強いですが、本作はまともな映画です。
「サメとチェーンソーで戦う」的な娯楽系というよりは、サメを自然災害と捉えて、
「トライアスロン大会近くにサメが目撃された」という現実的なシチュエーションを起点に物語が進みます。
人間側のキャラとして、見境なしにサメを守ろうとする環境活動家と、トライアスロン大会を強行する市長という、左右に悪役が登場するのが特徴。
ただし、本作は環境保護を訴える作品ではありません。環境活動家は浅はかでサメに喰われるキャラとして描かれてます。
どっちかというと、左右どちらも信頼できないヤケッパチな時代精神の反映でしょう。
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