夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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原作ファンです。
原作完結まで既読です。原作未読の友人と鑑賞。
2人とも楽しめました。
原作完結以前の撮影であったことや、2時間という制限の中で原作の重要な要素が大幅に削られていましたが、ミステリー要素をたぶんに感じさせる導入、登場人物も読者も同様に引き込まれていく品川真珠の魅力が上手く表現されており事前に下げておいたハードルを十分超えてくれる出来でした。
中盤から後半の解決パートの駆け足や映画オリジナルの部分は前半の期待を上回るものではありませんし、
12巻に及ぶ原作を超えるものでは当然ありませんが1本の映画として納得が出来ない程ではありません。
原作の登場人物達の感情の変遷や深いテーマを2時間で描こうとするのは不可能で、2時間にこの物語を纏めてくれたと思えば良い映画であったと原作ファンとしても感謝しています。
ラブシーンに流れる曲は少しだけミスマッチかな?
この映画に魅力を感じた方は是非映画とは違う動機、結末を迎える素晴らしい原作も読んで頂きたいです。
口臭
気にならないのかなあ…アラタ、キスしてたけど。
あと真珠の声が良すぎて発言が全て正当化されてた。(私の中で)
綺麗な肌、整った顔立ち、可愛らしい癖毛、凛と張った涼しい声、ガリガリの体型、病巣だらけの口内、真珠を構成する要素全てがミステリアスで"それ"らしい。
でも"それ"らしくなった原因の半生は同情しちゃうけど、その同情って難しい。かわいそうってどうしても対象を下にみてる言葉だし、言われたくないよね。まさにあれか、同情するならなんとやら。
自分では選べない生いと親からの愛と呪縛に苦しみながらも必死に生きてきた人生を他人から「かわいそう」って言われたくないよね。あまつさえ「かわいそうな人を救ってあげたい」なんて発言凄いな、神を気取ってオ◯ニーからの自己陶酔賢者モードは色々痛い。最初は弁護士の態度がまさにそれだったから真珠からすると利用しやすいのかと思ったが、アラタおまえもかーい。児相職員になった理由が薄っぺらくて拍子抜けしたけど劇中のアラタのキャラの成長具合を反芻してすごい納得した。
評価を上げるにはまず下げるところから描くのね。
本当の自分を知って真剣に向き合って欲しいって欲望はみんな持ってそう。真珠はそういう人を待ってたんだね、アラタに再会できてほんとによかった。
再会できなくても連続殺人鬼にでもなれば向き合ってくれるひとは必ずいるか。愛じゃなくて好奇心や憎悪なんだろうけど。
ふと沸いた疑問なんだけど委託殺人してたのはガリガリのとき?
バラバラにしてた時の背中はふくよかだったけど、時系列ってどうなってるんだろう?
看護学生(ガリガリ)→バラバラ期間中(ガリガリ→ふくよか)→逮捕(ふくよか)→獄中(ガリガリ)
ってこと??
裁判や面会ってあんなにほいほいすすむもんなんかな?
血液がどうのとか裁判前に捜査しとくもんじゃないのかな。(その辺は主演二人の怪演に見入ってしまって後から沸いた疑問なんだけど)
てかそもそも自◯希望者が真珠に集まってくるのって何故??
原作があるみたいだから読んでみようかな。
にしてもアラタも真珠も、真珠と文通してた子供も、みんなどっか壊れてるんだろうな。
その中でも純愛はあるんだ。やっぱり愛ってすごいや。
事前情報なしでの鑑賞がオススメ
圧倒的「夏目アラタ(柳楽優弥)」の映画。このような純愛の形だってあってもいい。今作を観ると運命の赤い糸ってやっぱりあるんじゃないかなと思ってしまう。黒島結菜さんを筆頭に脇を固める役者陣が素晴らしかった。
面白かった!
サスペンスからの、ラブストーリーとは!事前情報なさすぎた(笑)
嘘のような展開でした。
特にラストはかなり良かったー!
ただ勿体無いのが私で、強いアレルギー薬のおかげでウトウトしてましい、、、0.5マイナス→御免なさい。
再度、WOWOWでいつか復習します!
くんかくんか
連続バラバラ殺人事件の犯人として退歩され、一審で死刑判決を受けて控訴中の女と獄中結婚することになった児相職員の男の話。
異臭騒ぎの通報で警察が訪れたアパートで、バラバラになった遺体をカバンに入れようとしていたピエロ姿の太った女が捕まり巻き起こっていくストーリー。
なかなか無茶苦茶な理由で巻き込まれ、ひと肌脱いで面会に行って、そんな理由でした求婚?という流れと、妙なリアクションの心の声でちょっと序盤は安っぽく感じたけれど、だんだんと心の声は減っていき、何を考えているかなかなかみえない真珠と、見透かされまいとするアラタの駆け引きがなかなかアツい。
モモちゃんはちょっと余計だったけれど、友情出演の殺人犯マニアを絡めつつ、法律によほど詳しくないと解らないようなネタを織り込み真実に迫っていく、ちょっと異質のサスペンスであり、それで終わらないヒューマンドラマでもあり、ちょっとあり得ない様なところもあったけれど面白かった。
黒島結菜 新境地かな?
初めは ミステリー?と思って見てましたが だんだんと ロマンスっぽくなり
これは 見るの間違えたかな
やはり洋画が良かったかなあ て思ってしまいましたが、最後のシーンで ああ
納得でした。
待ってた!意味が ようやく 理解できたので まぁ 満足です。
死刑囚との獄中結婚から始まる危険な駆け引きの行方を描いたサスペンス...
死刑囚との獄中結婚から始まる危険な駆け引きの行方を描いたサスペンス映画。
主人公・夏目アラタを柳楽優弥、死刑囚・品川真珠を黒島結菜が演じ、佐藤二朗、中川大志、丸山礼、立川志らく、市村正親が共演。
純愛物語かな、、いいね!
面白い
まず柳楽優弥さんと黒島結菜さんの演技が上手くて、キャストが最高、この一言でしょう。
原作を知らなかったのですがストーリーにも引き込まれ、アラタと真珠から目が離せなくなる。いつの間にか2人に共感してしまって、ラストは胸が熱くなり、驚愕、感情的に揺さぶられる、思わず、涙しました。ただのホラーじゃない、社会的な問題も浮き彫りにしているようで、胸にしっかりと残りました。本当に最高でした。
とくに、黒島さんの表情やイメージが、段々と真珠にしか見えなくなり、翻弄され、いつの間にか応援してしまっていた…どうにかして幸せにしてあげたい、笑顔が見たいとすら思うほどに笑、、とても良かったです!!!!
人を想い続ける気持ち
死刑囚との獄中結婚から始まる危険な駆け引きの行方を描いたサスペンス映画。
ミステリーやサスペンスの要素が入った純愛映画のように感じました。
幼少期に心に深く刻まれた跡は、決して消えるものではないと思う。キズは心にフタをして思い出さないようにして、優しさは希望にして、今を生きている。いつかきっと傷跡を和らげてくれる新しく楽しく幸せな日々があるはず。
柳楽優弥さん、黒島結菜さんの、過去の出来事(傷跡)を感じさせる演技が心に沁みました。
子供が子供らしく生きられる世の中ではなくなってきているのかなぁ
人は誰か一人、たった一人でもいいから、心から信頼できる人がいたなら、道は踏み外さないんだと思う。
アラタには児相の所長が居たから良かった、だが真珠には誰も居なかった、母は頼りなく、むしろ母のお守役、友達も居ない、それにつけてもあの父親、ハイエナのように集るだけ。
彼女にとって、せめてもの救いは唯一の信頼できる❌️マークのミニタオルの持主に再会できたこと。罪は決して消えないけれど、心の支えができたことは良かったと思う。
子供は親を選べない・・・
いつの時代も変わらない。
二人ともはまり役!
堤幸彦監督作品。主人公とまさかの獄中の凶悪犯と結婚?!ミスマッチとおもいきや、まさかの連携が凄い。
まさにはまり役の二人!この映画を見逃す手はない、是非とも劇場にてこのストーリーをお楽しみください!
※あれっ!これって踊る大捜査線の小泉今日子が演じてたあの獄中の凶悪犯とにてない?と思ったのは俺だけかな?
まあ、観てください。
原作を読まず、予告を何度も観ました。その上での感想です。
予告でちょっと嫌悪感があったのですが、実際観たら面白い!完成度は高い、いや完璧です。ストーリーと役者は完璧です。映像好きの私としては獄中の面会シーンのやり過ぎ感が気になりましたが、それでも完璧です。
この後に読む原作が楽しみです。
原作を生かしきれなかった…
原作読んだ時『杉咲花』しかない!って思ったんだけど…
柳楽優弥は見事にアラタを演じたと思う。さすが。
桃ちゃんも文句なし。
親代わりの所長のラスト前の見せ場が無いのが残念過ぎる(涙)
二郎さんの新聞配達員としての男気も見たかった(笑)
看守今野のアラタとの微妙な関係?も好きだったのに…
もっとも残念なのがアラタの母親が全く出てない。
あのかぁーちゃんありきのアラタって大事なところなのに…
大志くんだって良い人のまんまで終わっちゃったしね。
尺の問題なんだろうけどラストくらい原作に寄せてハッピーエンドにして欲しかった。
原作の心理戦が浅くて残念。
死んだ3人との関係もほぼスルー。
煮え切らないまま終わってしまいました。
原作好きなら避けた方が吉。
う~……
柳楽優弥さんの演技を見たくて鑑賞しましたが、ストーリーが……。
まったく取材しないで書いた小説の、あらすじを読まされているようでした。
主人公二人の感情の移り変わりが、あまりにも記号的というか、「こういう場合はこうなりますよね」的で、リアリティがありませんでした。
ミスリードしようとして、監督の方がミスの方に引きずられてしまっている感じ。
堤監督の映画は、「21世紀少年シリーズ」「人魚の棲む家」「望み」そして今作しか観ていません。
正直、好みではない作品が多いのですが、「望み」が良かったので、今作も期待してきました。
でも、キャラクター設定の扁平さがどうにもこうにも苦手かもしれません。
あと、繰り返し登場する十字架(この映画では×)とか、死刑囚に魅入られるとか、「三度目の殺人」のオマージュなんでしょうか。
それにしては、作り込みが浅すぎじゃないかと感じる。
次の作品がダメだったら、もう堤監督の映画を見るのはやめようと思います。
夏目アラタの・・・
漫画は読んでいないせいか、評価が難しい作品です。
大量殺人事件の被告に面会し結婚を申し込みこむ流れには唐突感を覚えたものの、その後の展開は見事で、前半の大風呂敷をちゃんと回収していました。
柳楽優弥、黒島結菜、立川志らく、丸山礼皆さんお上手で、この映画を成立させていました。
初期設定が△でも、シナリオと俳優さんがよければ、いい映画になる見本の様な映画でした。
エンディングの歌もよかったです。
結婚には勢いが必要
堤監督お得意の本格的かつシリアスなサスペンスものかな?と思っていたら、まさかのちょっとコメディチックなラブストーリーもの!?
いや、これは良い意味で期待を大きく外されました。堤監督作品はあまり相性は良く無いのですが、この作品は私に合いました。
柳楽優弥の顔芸に近い表情も良かったし、黒島結菜の怪演も良かった。
原作を読んでいる人にはちょっと評判が悪いみたいですが、原作を全く知らない私は十分に楽しめました。
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