夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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優しいにおい
児相職員と殺人ピエロの結婚。
品川真珠は、まあ捕まった時は別人だよね。幼少期も。
まさか、その頃に優しく声を掛けて貰い、渡された
タオルを今まで持っていたとは。
そのタオルから感じる優しいにおいが
心の支えとなり生きてきたのだろう。
出生の秘密。父のストーキングはえぐいなぁ。
興味本位だったアラタが少しずつのめり込み
逆に自分を出していく姿が良い。
しかし原作者が拘った歯並びは色々な意味合いが
入っていたんだ。黒島結菜さんだったから可愛く
見えたのだろうか。歯の印象は大切。
志らく師匠も丸山礼も良い塩梅の役処。
二転三転と振り回される内容と声のトーンを
分けている演技は良いし、内容に引き込まれた。
可哀想と言う言葉は受け取る人によって、相当な
思いと気持ちが、リフレインするフレーズ
だと改めて感じた。
終盤ガラリと貌(かお)を変え、伏線回収
拘置所での連続殺人鬼との面会シーンが主軸になるが、駆け引きがサスペンス満点で、回を重ねるごとに違った断片が見えてくる面白さ。
しかもこの映画は、終盤、伏線を見事に回収しながら、ガラリと貌(かお)を変え、見る者の心に訴える。
ほとんどのレビュアーが指摘の通り、黒島結菜と柳楽優弥が実にいい。
黒島さん、よく受けたね
真珠の歯の汚さが気になって不快でした。
理由に触れてましたけど、子供の年齢誤魔化すとそうなってしまうのですかね??
シリアルキラーの可能性が高い不潔な女性に、アラタが惹かれる理由が分かりませんでした。
ただ、映画として最後まで興味深く鑑賞出来たのでこの点数です。
おー怖い。
原作は未見です。
黒島結菜さんの怪演に圧倒。
死刑囚と結婚なんて普通に怖すぎる。
しかも3人殺して4人目かと思われる血痕も見つかっているのに。
被害者の子供の頼みとはいえ、児童相談所職員がそこまでやるのか。
本当に結婚するとは。おー怖い。
真珠の独特な雰囲気にみんな取り込まれていくのが恐ろしい。
真珠の弁護士の宮前もその1人のようであるし。
アラタと真珠。お互いを信じるのか信じないのか。化かし合いのようで 観てるこちらもどっちだ?と目が離せない。
あくまで被害者の首の在処を探るため真珠の放つ言葉通り動きだすアラタ。いや?真珠のためか?
アラタと真珠が会って話しをするにつれて、真珠もアラタに心を許したかのようにいろいろと話しだすが、何がどこまで本当なのか。
これはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。最後本当の結末はどうなったのか。
佐藤二朗さんの役が面白かったですね。ずいぶん変わってるけど あんな人いそうです。
先の読めないサスペンス
連続殺人犯の女性と獄中婚する男。
これは先の読めない、面白い映画だった。黒島結菜さん演じる品川ピエロの感情が全く読めない。
そんな黒島結菜さんと夏目アラタを演じる柳楽優弥さんの駆け引きが面白い。
そして、少々強引な設定も、役者陣の芝居で納得させてしまうという力技!
原作はマンガだとか。マンガだと其々のキャラクターがもっと細かい様なので、読んでみたくなった。
しかし、最期の結婚式のシーンは余計だったなぁ。何か冷めてしまった。
それに何だか感動させようという空気感も。理由はどうあれ、連続殺人犯なのは真実なんだから、許される事ではないでしょ。
#夏目アラタの結婚
落とし所が良かった
原作は未読。
堤監督の作風と言うかタッチと言うか、あの独特の雰囲気が僕はあまり好みではないため今回も迷ったのだが、まずは観てみようと思い直し鑑賞に至った。
話としては非常に良かったと思う。猟奇的殺人と不気味な死刑囚、消えた首を捜すという強烈な設定からの先の読めない展開。夏目アラタの揺れ動く気持ちと事件の真相、そして最後の最後で映画の印象が激変するほどの壮大な「純愛ラブストーリー」に昇華させるという落とし所。これは実に見事だったと思う。エンドロールの出し方などもかなり巧妙で、すっかり油断した所に狙いすました強烈な一撃を食らい、完全に持って行かれた。
また真珠は不気味過ぎて人物像が想像しづらく、アラタは言葉遣いなどから育ちを想像させ、一方で弁護士の宮前は振る舞いなどから育ちの良さを感じる。さらに死刑囚マニアの変態ぶりなど、人物描写は良く出来ていたと思う。ただ個人的には真珠の逮捕時とその後の「姿」があまりにかけ離れ過ぎていて感情移入が難しかった。同一人物として脳がいまいち処理し切れなかったのだ。あと基本的に真珠(黒島結菜)があまりに「美人過ぎた」のも入り切れなかった要因の一つだったかなと思う。もちろん歯茎の強烈さなどで成立させてはいるものの、それでも「女の匂い」までは消し切れてないという印象が拭えなかった。実はこの感じ、予告編の時からずっと気になっていたのだが、結局そこが引っ掛かってしまったのは最後まで変わらなかった。
ここでまた冒頭の話に戻るのだが、個人的に堤監督の演出と言うかタッチがどうしてもあまり好みではないという所に収束してしまう。色んな所が映画的と言うよりもTVドラマ的に感じられてしまうのだ。画的にも映画的な美しさとまでは言えず何ともTV的に見えてしまい、台詞などもあまり映画的な情緒が感じられず響いてこない。なのでどうしてもTVの2時間ドラマを観ているような気になってしまう。まあ単なる好みの問題だと思うのでこれ以上深堀りしても仕方ないんだけど。
ラストは見事な着地だったが、これも本当はもっと振り切ってくれても良かった。そういう意味では真珠がもっと凄まじい「バケモノ」でも良かったかも。その方がラストはもっと泣けた気がする。でもこれも僕の感覚が変態的で少しぶっ壊れているのだとは思う。ちなみにエンディングで流れたオリヴィア・ロドリゴの「ヴァンパイア」はめっちゃ良かった。
今年の実写邦画でいまの1番かな
アップの魅力!これにつきる
瞳の動き、口もと動き、肌の色艶がわかるくらいのドアップ画力最高!
黒島、柳楽さん演技最高!
素晴らしい脚本!
次の展開が気になり上映時間があっという間に終わる!
素晴らしい!
絶対観ておいた方がいいですよ。
今ところ自分の中では実写邦画1番かな!
コロナ以降、邦画はすばらしい‼️
ハリウッド勢いないねー❗️
けっきょく、あの人の首は!?
原作未読。やっぱりエンドロール見て、漫画原作だよね~と思いました。
男の子から依頼のあった父親の首は見つかったのでしょうか?身元不明の4人目の被害者も誰だか分からずじまいで終わってしまって、スカッとしませんでした。
黒島結菜さんのキャラが面白かったぐらいですね。
演技なのか?演技の演技なのか?
原作も読んでなく、予告編を見たくらいで鑑賞しましたが、かなり楽しめました。
特に、品川真珠役の黒島さんの演技が最高でした。
初めてみた女優さん。テレビ全然観てないので、朝ドラのヒロインだったとは知らず、一人称がボクであることから、
あのちゃんなのか?あのちゃんでないのか?もちょっと気になったところでした。
前半の真珠の言動、狂気じみていて、もし仮に無罪になって、
アラタと一緒になった場合、アラタは新たな犠牲者になるのだろうか、とか、
前半だけだと結末が読めない感じが良かったです。
あと、キモオタさんが黒幕なのか?とか、桃ちゃんが証拠を隠滅しないだろうか?
とか、なかなか想像させてくれました。
安楽死させたあとに、遺体をバラバラにしたり、一部を埋めたりって
いうのは良く分かりませんね。
前半の最大の謎解きの一つだった、被害者の頭部のありかも、
ラジオかテレビの音声で流れてるくらいでしたね。
真珠の歯並びはマウスピースを使ったとのことで、安心しました。
最後のヴァンパイアも良い曲でした。
裁判所のシーンも黒島さんの演技が秀逸で、
肌が触れ合う表現も良かったです。
名作でした。二人の今後に幸あれ。
怖くなかった
予告が怖すぎたので迷ったけど行ってきた。
柳楽優弥さんが好きだけど今回はヒロインの演技に魅せられました。
あの歯はどうやって作ったんだろう…。
あの行動でどうして夏目さんはマスコミに追いかけ回されないのかな。
全然予想外のストーリー。
夏目くんには共感できない…!
私は柳楽優弥が好きである。
柳楽優弥の人間に対する冷たさと優しさのバランスがリアルで丁度良い。弁護士、傍聴席、検事、殆どの人間が型にはまる中、この人の冷たさがなければ共感できずに凡百の映画になっていたと思う。
犯罪系は徹底的にリアルか、人間の冷たさがないと見てられなくなる。この映画もありえねーって感じる部分を、うまく柳楽優弥が消化してくれた。裁判長も地味に良かった。
ただ柳楽優弥に好印象がないと辛いかもしれない。よくある犯人にありえそうな情報が羅列されても、単純に狂ってるだけの人に他人は興味を持たない。
演技がひかる!
原作漫画を知らずに鑑賞しました。柳楽優弥さんお目当てでしたが、ヒロインの黒島結菜さんの演技もすごくて、主演お二人がとても良かったです!
表情や仕草に引き込まれて観ていたので、映画全体のまとまりを再確認するために、もう1度見に行きたいです。
現実に真珠のような人が身近にいるとキツそーだけど、キャラクターとしてはとっても魅力的な女性です。
意外!良く有るただの暗いサイコミステリーでない本作ならではの魅力。ミステリーからヒューマン、そして純愛ラブストーリーとして結実!二転三転するストーリーこんな映画見たことない! 自分最近の大ヒット!
児童相談所の職員、夏目アラタが結婚を申し込んだ品川真珠は、獄中の女性死刑囚だった!
果たして結婚の行方は?彼女は本当に連続猟奇殺人犯なのか?
予告編を観て、鑑賞前は「踊る」や「羊たちの」みたいな、暗くておぞましいサイコ・ホラー、心理ミステリーかと思ったら、違ってた。
結構本格ミステリーからのヒューマンからの純愛ラブストーリーだったので驚いた!
主演の柳楽優弥が上手い。
元ヤンキーっぽいイイ奴で感情移入できて、一緒にドキドキできる。
対して、黒島結菜のどこかあどけなさが残るキャラクターも実に合っている。
不気味だったり、芝居じみて可愛い子ぶったりところころ変わる表情で魅力全開。
デブまで本人が特殊メイクで演じててビックリ。
そして魔の手が、アラタの同僚にまで及ぶ。
絶対桃ちゃんが、裏で操られてこんなことしてしまいました的な伏線かと思ってたが、そうでなくて良かった。
IQが高くないはずだった真珠との徹底した頭脳戦。
黙秘から一転、犯行を否認したり、本当は犯人ではないのか?
死刑囚確定のはずが、まさか出獄の可能性も出てきて、本当に結婚しなくてはいけなくなるか?
二転三転では済まない、凝りに凝った展開が面白いけれど、それだけでない真珠の意外な過去。
さらにアラタの過去わかってきて、二人は急接近。
取り込もうとしているように見えた行動が実は、そのままの感情だった?
まさかの清々しいハッピーエンドが素晴らしい!
しかし、予告編が本当に良くない。
ピエロの化粧、面会室でガラス越し、口のあたりをにゅーっと指で拭う様子は、そこだけ切り取って見ると完全に「ジョーカーの便乗」に見えてしまうではないか。
ちょうど同じ時期に予告が流れているから時期も悪い。
そのせいで観るのをやめた人もいたと思う!
意外性のある名作 佐藤二朗さんは・・・
予告しか見ていなかったのですが、良い意味で裏切られる作品でした。
黒島結菜さんの演技は秀逸でした。
猟奇的な部分、恋する女性、悲しみや孤独、すべてを諦めたような表情。
そして幸せな顔。
どんどん話が進むにつれて色んな事実が明らかになる。
目が離せない。大きな驚きはないかもしれない。
無戸籍のこども、どこかで聞いたことある設定
そう思うかもしれないが、これはこれで説得力もあった。
解説役の佐藤二朗さんは正直にいうと少し苦手だった。
必要な役柄なのかもしれないけど、いつもの佐藤二朗さんで
何役というか、佐藤二朗さんがそこにいるとしか思えず
ノイズになってしまった。
主演の柳楽優弥くんももう30代。イケメンであり演技力も抜群。
(今思えば、面白くないはずがない。)
少し正義感があって、やさしさがあって、開始当初は頼りなささえある。
でも芯がある役だった。どっしりと役を受け入れ演じきったと感じる。
レイトショーで何見るか選択肢がたくさんあったなかで選んだ1本。
思いがけず名作に出会えた。人にすすめたい作品。
法廷ファッション、1着目と2着目はどういう意味があったのか
それを考えながら今日は終わりにしようと思います。
原作も明日読んでみよう!
伏線だらけの………
映画【夏目アラタの結婚】若干遅れて?観てまいりました。
法廷もののストーリーが好きなこともあり、一体どんな物語かと疑問を持ちつつ、観るだけ観ておくかと思い鑑賞してみました。
あらすじとしては、児童相談員の夏目アラタが、ふとしたキッカケから、死刑囚である品川真珠と、本来の目的とは異なる目的を持ってプロポーズすることから、様々な展開に巻き込まれながら、また新たな展開へと進んでいくという物語でした。
夏目アラタの突拍子もない発想の連続といい、死刑囚の真珠の頭脳指数といい、この二人の駆け引きの展開に周りが翻弄されながらも、ストーリーが絶妙な感じで、イイ緊張感を保ちながら展開していくので、時間を気にする感じがないままにクライマックスまで持っていかれます。
また、エンドロールの中盤まで話が終わっていない感じなので、エンドロールが始まると早めに席を立つ傾向のある方は、要注意な作品かと思います。"匂い"のこともありますので…。
最後に、私の感覚からすると…この作品は結論的に伏線だらけのラブ・ストーリーに感じられました。
非常に面白い感じの作品かと思います。
柳楽くんが良い
柳楽優弥が格好よかった
自分を「ボク」とかゆう女性、キャラ立ってて良い。わざとらしい…読めない性格だな…と思ってしまうが、この一人称似合っていた。「私」とか言ったら台無しである。
刑期を終え出てきてもまだ30代前半だ、未来は明るいかもしれない。その間、面会に通い続けるのかな?
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