夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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心理戦と伏線回収、予定調和外しで面白かった
品川ピエロ=品川真珠と夏目アラタの心理戦、駆け引きに引き込まれて観ていたが、真珠のことが分かるに連れ、アラタの真珠に対する感情が揺れ始めて、唐突に本当の夫婦な二人になってしまって、ついていけない。
強気なアラタだが、サイコパス真珠の手のひらで転がされ、敢え無く術中にハマる、という流れかと思ったらそうではなかった。
予想される予定調和がことごとくひっくり返されて予測不能。
伏線回収がいくつもあり、話が二転三転、オチが読めなくて面白かった。
真珠がアラタの匂いをかぎまくった理由が分かってほろっとするが、いやいや、自分が楽にした人々の遺体をバラバラにして一部を埋めた女なんだわ、と思いなおす。
ピュアで可愛らしいところもあって、それも彼女の一部のようだが、平気で血に塗れながら遺体をバラバラにするのも彼女の一部。他人を完全に理解するのは不可能とはいえ、彼女の内面に共感できるものがない。
私は主人公二人ともに感情移入できませんでした。
アラタは、養護施設の出身だった。
もしかして、「誰も知らない」の長男だったりして。
チンピラ風だったり、ポーカーフェイスで本気がわからない柳楽優弥が大変良い。相変わらず目力がある。
黒島結菜が意外にも(失礼)複雑な役を見事に演じきって素晴らしい。
丸山礼、中川大志も役にハマっていていい感じだった。
住宅街のアパートの一室で行われていた凄惨なバラバラ殺人事件、といえば近年起きたある事件を思い出す。
神奈川県綾瀬市が撮影協力していたが、例の「座間」市は、綾瀬市の近隣。
座間市もテレビや映画のロケに協力しているが、この映画には協力できないだろうな、と思った。もし協力してたら、映画の本筋と関係ない都市伝説とか出てきそう。
原作既読のファンですが辛かった
原作既読のファンで、すごく楽しみにしていました。
前提として役者さんの演技は素晴らしかったです。また堤幸彦監督の作品が好きな人には良い映画だと思います。
ですが個人的には見に行ったことを後悔しました。この内容で漫画原作と言われてもな…と思いました。
原作未完のままで書いたとは言え酷いところが多すぎました。
1番は真珠のキャラクターが酷いと思いました。
真珠が「母が死にたがったのに死なせてあげられなかったから被害者が死にたい時に殺してあげた」みたいに書かれていて母親の影に支配される可哀想な女みたいな書き方をされてるように感じてすごく引いてしまった。最後に幼い頃にアラタに会っていて匂いを覚えてたって描写も、え?!と思いました。あの流れで真珠のキャラが一気に安っぽくなってしまったように感じました。
また、アップのシーンも多かったので真珠がメイクしたことないのようなことを言ってるのにずっと眉毛が整っているのがすごく気になりました。歯並び頑張ったなら眉毛も気にした方が良かったのでは…。
他では宮前に関しても全く書かれず、ただただ弁護してくれる良い人のまま終わってびっくりしました。藤田もただ佐藤二郎さんを出したかったんだなーくらいの書かれ方で意味ある?と言う感じで限られた時間の中で必要があるように感じずきつかったです。
被害者3人に関してもエピソードが全く描かれず被害者が真珠に近付いたのは…なんで??可愛かったから???分からないってなってて本気か???と思いました。
時間の制約があるとは言えここまで違う話を書きたいのであれば漫画原作ではなく設定を借りたオリジナル作品として公開された方がよほど良いと思いました。
面白かった!
原作読んでます。ファンです。
でも、原作読んでなかったとしても、映画として素直に面白いと思いました。端折ってはいますが、端折られたのはアラタと真珠以外の人間模様であって、基本的に原作通りのストーリー展開ですし、違和感はありませんでした。
読んでない人にとっては、開始5分で殺人犯に結婚申し込むのは、トンデモ展開でしょうが…原作自体がトンデモですし、
そうなった背景は充分描かれてはいないですが、アラタはそんだけ熱く、責任感のある男なんです。(笑)
原作は、第一話から結婚届持ってますから。
逆に端折ったおかげで、映画としてのテンポは良くなり、どうなるの?という疑問がスイスイと解かれていくカタルシスさえありました。
その緊張感はまさにサスペンスであり、有罪か無罪か、やったのは誰だ?というミステリーでもあるのですが、はっきり言ってしまえば、
「真珠はやってます。」
なので、
「殺人者とのラブストーリー」です。
殺人者が愛を求めて、と言う話です。
ちょっと変わった純愛もの、と言ってもいい。
「死刑に至る病」とは全く路線が異なります。
真珠は外をコントロールはしていません。
映画としてのエンタテインメント感も充分です。
ハンニバルレクターや、日向真奈美にも通じる黒島さんの見事な演技に大変感銘を受けました。正直、原作のイメージと違うと思ってましたし、原作の色気が無いなーとも思ってたのですが(ごめんなさい)、他の誰にもこの役出来ないというレベルまでのめり込んでやり切ってると思います。
犬並みの嗅覚も(笑)。
登場人物を絞り、2時間のほとんどを柳楽さんと黒島さんのやりとりに割いたのも正解だと思います。
そのヒリヒリするやりとりはまさに密室劇です。
いつ真珠が裏切るのか、それは一見、頭脳戦、心理戦のようで、実はその全てのやりとりは、真珠の純粋な思いから来たものだったという最後の回収は、本当に素敵でした。
真珠は、死刑を逃れるための工作はしましたが、アラタに対しては誠実に対応していました、ということです。
原作との差異、例えば宮前が実の父親である可能性は、文句言う人がいますが、私は削って正解だと思います。
それを入れてしまうと2時間には収まらないし、もたついたと思います。
エンタテインメントなんですから、この突き進むストーリー展開で映画としては成立します。
さて、原作では、2人は結婚しますから、原作通りのエンディングですが、
しかしながら、いくら可愛くても殺人犯と結婚出来るか?と言う問いに自分はどうしてもYESが言えなかったので、星半分減としました。
ごめんなさい。
でもかなり面白いので、オススメです!
×
え?いきなりプロポーズかい!って感じだったけれどそこからが面白かった
真珠のコトバに裏や裏の裏を考え翻弄されるけれど、本人はただただまんまで話していただけ。アノ時救われた匂いを求めていただけなんだよね。
堤作品
<追記>
原作未読の方が意外と多いようなのですが、ちょっと未消化な感じがしてる方は原作読んでみることをおすすめします!
でも全然違う話になってるんですけどね。原作は設定とか説明とかしっかりしてます。
<追記ここまで>
原作を利用しつつ、全く違うプロットですね。端折ったというには設定が違うところが多過ぎるし、改変っていうと悪そうだけど悪くはない。
冒頭から、「あ、堤監督の作品だな」って感じだったので、前半は割と忠実にやってて意外だった。全体的に見ればオリジナルと言ってもいいのかと。
いやー、また事前に原作全巻借りて読んじゃったもんだから、やはり違いが気になっちゃいますね。原作ものは原作読んで行かない方がいいのかも、自分的には。
でも夏目アラタの柳楽くんも品川真珠の黒島さんもばっちりハマってたと思います。他のキャストもすごくて、このキャスティングに救われてるところもあるかも。
レビューの下に書く顔文字の印象は、3つじゃ足りないですね。
<追記>
一つ残念なのは公判時の真珠の衣装でしょうか。原作通りにやるならドレスも学生服もライダースも一つ小さいサイズでピチッとすべきだったと思います。ここでエロ要素を付け加えるのをわざとやめたのか、詰めが甘いのか、黒島さん側のNGなのか…
二朗系
原作漫画を連載で読んでいたので、実写化は不安もありましたが、、、視聴後感としてはとても良かったです。
「親ガチャ失敗」ですが、柳楽優弥といえば「誰も知らない」以来、そういう境遇の役がハマり役だった時期がありますね。夏目アラタの難役も好演していました。
それより?、も難役だったのが真珠役の黒島結菜さん。朝ドラやってた?くらいの印象でしたが、、、彼女より真珠役がハマる女優さんはいないんじゃないか、とさえ思いました。
ただ、本作の肝は、佐藤二朗ですよ。
福田雄一作品における佐藤二朗とムロツヨシがどうしてもダメで、福田作品自体を敬遠しているワタシなんですが、堤幸彦監督でも、二朗は二朗でした。
なんというか、いい人なんだけど気持ち悪い役をやらせたら、悔しいですが当代随一かもされません。他の人ではどうにも自然にできない。もしかしたら、二朗を観るためだけでも、本作の価値があり、、、というのは過言ですね(笑)
アラタと真珠はハマり役
先が読めないストーリー展開で十分に楽しめる作品でした。唐突なプロポーズには驚きでしたがその後の怒涛の展開でバランスした感じ。想像の域のそのはるか上を観せてもらった気がします。
黒島結菜ちゃんの演技力が光る秀作。十字模様の映像が何なのか気になりましたが見事に回収!
103
原作通りではないけれど…
auの携帯を使い初めて17年と半年
もちろんスマートパス会員。
映画の幕間に必ず宣伝がありますね
色々な特典がありますが
こちらの作品はいつでも1100円(対象劇場)でした。
そして雑誌も読み放題なので、この作品も
読み放題で最終回まで読んでいました。
今年に入り最終回を迎えました
だいぶ内容忘れています。
126席のキャパ、本日2回目の上映。
7割ほど埋まっていました。
漫画、確か12巻ほどあったと思いますが
それを2時間で納めるのは
到底無理。
よくまとめたなぁと言う印象
漫画とは別物で考えれば
とても面白かった。
市村正親さんと佐藤二朗さんが光っていましたね
市村正親さんの落ち着いた押さえた演技と佐藤二朗さんのオタクそのものが良かった。
エンドロールで立つ人がいなかったはびっくりでした。
映画とは関係ないですが、
映画とランチがワンセットで私の楽しみなのですが
今回のランチのお店が、上野のABABにお店があったのですが、今年の6月に耐震の都合でABABが閉館となりました
なのでそのお店がある、ららぽーとTOKYO-BAYに来ました
こちらもオープン時、10代で良く遊びにきていました
わりと映画で良く行く越谷レイクタウンも日本一広いですが、こちらもかなり広く迷いました。
重要なところの改変がしっくりいった
マンガ三分の一予習、荒唐無稽な設定で出落ち感満載のマンガは意外とそうでもなく、面会の駆け引きとどんな展開に転ぶか面白い作品です。映像化にあたり、マンガではどうしてもわからない部分である、なぜ真珠はアラタに心を許したのかということ。作者の便はあると思うが、はっきり語られないマンガでは推測にしか過ぎない。そこをうまく補足したのが、今回の脚色だと思います。マンガでは、幼少の真珠に出会ったのは弁護士の方で、アラタはその話を聞いたに過ぎません。これを本当に出会わせていたことにして、ニオイを共通の記憶にしたことが、辻褄も合い説得力が増しました。
マンガチックな展開の中にも、リアルさが加わり、救いがあったのは私は好みです。マンガだったら必要ないことでしょうけど。
そんなことはなくても原作のアラタは魅力的で、柳楽さんのアラタもしっかり再現された魅力がありました。
ミステリーとしても面白いです。
あの歯はどうかな?無い方が良いかも?
あの歯は無くても十分 演技で魅了出来たんじゃないかな?凄く2人の演技が良かった!
丸山礼はともかく佐藤二郎の演技がまた邪魔をしてる!
そろそろ佐藤二郎が出て来る映画を観たく無くなって来たかな!
深刻な素材をカラッと明るく仕上げたエンタメ作品
柳楽優弥扮する主人公・夏目アラタが、連続バラバラ殺人の真相に迫るミステリーであると当時に、容疑者である”品川ピエロ”こと”品川真珠”(黒島結菜)と結婚するというラブストーリーでもありました。
容疑者の真珠は、最終的に生い立ちからして無戸籍であることが分かり、また充分な育児も受けずに育ち、継父からのDVや学校での苛めも経験するという極めて悲惨な状況で生まれ育ったことが明らかになります。そうした”素材”からすると、「市子」同様の重苦しい社会派ミステリーにもなり得るお話でしたが、本作は「市子」と違い、奔放で陽キャな夏目アラタを主人公にしたことで、全く異なる味付けの仕上がりになっていました。
また、真珠の汚いというか不気味な歯並びも見所のひとつ。黒島結菜の美しいお顔とは対照的に、ニヤッと笑うと見える汚くて隙間だらけの歯は、予告編から印象的でした。これが一見ホラー的な怖さも醸し出しており、本作のエンタメ性を一層引き立てていたと思います。そしてストーリー的にもこの歯がポイントであることが明かされ、この辺の創りも非常に良く出来ていたと感じられました。しかしあの歯はどうやって作ったんでしょう?
ストーリーの面白さ、秀逸なキャラクター設定、柳楽優弥と黒島結菜のダブル主演の役になり切った熱演と、思っていた以上に面白い作品でした。個人的にちょっと残念だったのは、エンディングテーマであるオリヴィア・ロドリゴ の「ヴァンパイア」。真珠の感情を代弁する曲ということで選ばれたそうですが、曲自体は良いと思うものの、日本語の曲にして欲しかったと思わざるを得ませんでした。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
まさか最初の印象とは打って変わって感動するとは思わんかった!
単純なサスペンス映画ってよりかは強いメッセージ性も含まれていて何度かこちらに問いを投げかけてくる演出はかなり引き込まれた😊
個人的に、夏目アラタの職業に少し疑問を感じてたけど最終的には合点がいったw
匂いの記憶
原作未読。
ミステリーや謎解きやスリラーを勝手に期待したが少し変わった純粋なラブストーリーって感じだった。
決して色白で女性的とは言えない黒島さんの少年の様な身体つき(一人称も僕だし)が同情は誘うもののリアルな恋愛をイメージできず、逆に求婚に対して裏を感じさせるような効果があって良いと思った。
どうしても口元に目が行ってしまうが、入れ歯が顔つきや喋り方に少なからず影響してしまっており気の毒に感じた。
面会終了を回避するための「結婚してくれないか」のセリフが唐突かつ不自然過ぎて最初から話に乗れず、そのまま最後まで行ってしまった感じ。
面白そうなシチュエーションありきでストーリーを後から肉付けして行ったタイプの小説をそのまま映像化したという印象。
レクター博士ほど怖くない!!
簡単なストーリー説明だけで見ました。
重いテーマなのに伏線を上手くはって最後に種明かしをする。法律の盲点をつくこの作品は、品川真珠の演技がすべてです。真珠と言う人物を理解して溶け込まして演技する。難しい役を大変だったと思います!夏目アラタのタメ口が上手く思いを伝えてると思いました。
裁判映画はヒットします!!
品川真珠は歯が命
たいへんおもしろかったです
1番の好評価は柳楽優弥、黒島結菜、2人の演技力だと思う。見せ方も相まって品川真珠の不気味さがよく表現されていました。その不気味な真珠に負けずおとらず夏目アラタの元ワルの色気みたいな存在感もよく表現されていました。
でも作品としては思ってたのとは違いましたね。観たあと2~3日は気分が重くなるような重度のサイコサスペンス的なものかと思ったけどかなり軽めだったと思います。そういう意味では肩透かしくらった気もします。
ハードなサイコホラーを求める方にはお勧めにはならないかもです。
あと、腑に落ちないのが真珠が法廷に着て行った服装3パターン。あの服はどこで入手するの?自前?だとしたら真珠の太っていた時期、やせた時期の時系列がよくわからない。
それとバイクで逃走シーンもいまいちしっくり来ない。二人ともそこそこバイクに乗りなれていなけりゃあれだけの警官の囲みを突破して逃げられないと思うが、バイクもメットも全然使用感が無かった。
というか日本のバイク、カーアクションって海外に比べれてわざとらしさがあるよね。演出、撮り方の問題だよね。
品川真珠の狂気の表現の1つに歯が印象的だけど、刑務所内でも歯の治療はできるんかな?
映画最後にハッピーエンド風になるんだけど、出所したら真珠にはちゃんと歯医者に行ってほしい。
そうか…こういう映画だったのか…
そうか…こういう映画だったのか…
それが観終わった時の感想。
黒島さん頑張ってたけど、もうちょっと気味悪さを終盤まで引っ張ってもらっても良かったかな。
あと堤監督という事で、勝手に期待しすぎた感じもある。
原作漫画を読みたくなった。
品川真珠の居場所
予告を見た時からずっと気になっていた本作。公開初日に、仕事帰りに先に「エイリアン:ロムルス」を観てからの最終上映回での鑑賞となりましたが、睡魔に襲われることなく、最後まで引き込まれる内容でした。
ストーリーは、逮捕時にピエロのメイクをしていたことから「品川ピエロ」呼ばれた、連続バラバラ殺人事件の犯人で死刑囚となった品川真珠から、まだ発見されていない被害者の首の隠し場所を聞き出そうと面会に訪れた児童相談所職員・夏目アラタは、真珠の警戒心を解くために咄嗟に結婚を申し込み、その後も面会を続けて交流を続けていく中で、真珠は少しずつ事件のことを語り始め、意外な事実が明らかになっていくというもの。
バラバラ殺人事件の真相をめぐるサスペンスとして、最後まで予断を許さない展開がとにかくおもしろいです。加えて、殺人容疑のかかる品川真珠の哀しき生い立ちをめぐる物語としても、考えさせるものがあります。また、夏目アラタと品川真珠の二人の関係を描くラブストーリーとも見ることができますし、夏目アラタが自身を見つめ直す成長譚としても見応えがあります。こんな感じで、殺人事件の真相を追う中に、さまざまな要素を盛り込んでいるところに魅力を感じます。
そんな重層的なドラマを描く演出として、拘置所の面会シーンが効果的に描かれています。アラタの内言によって、観客は彼の視点と同化するように没入できます。品川真珠の漆黒の闇のような瞳が印象的ですが、真珠の狙いは何なのか、事件の真相はどうだったのか、その瞳からはなかなか読み取れません。逆に、気を抜けば彼女の深淵に飲み込まれそうな恐怖を覚えます。
当初は真珠をうまくそそのかして情報を得るつもりだったアラタ。死刑囚マニアの藤田の忠告を受け、自身も警戒していたはずなのに、気づけば真珠に翻弄され、いつのまにか取り込まれてしまいます。その過程こそが、本作最大の見どころではないでしょうか。果たしてこれは緻密に計算された罠にはめられたのか、真珠の境遇への同情がそうさせたのか、それとも彼女への純粋な思いからの行動だったのか。いずれにせよ、その根底には自身の居場所を探し続けた真珠への無償の愛があったように思います。アラタの心に去来するものを思うと、なんだか温かいものがこみあげてきます。
主演は柳楽優弥さんと黒島結菜さんで、この二人だからこそ作り上げることのできた世界観に圧倒されます。特に黒島結菜さんの一皮むけた怪演は、観る者に強烈なインパクトを与えます。これを受ける柳楽優弥さんの柔軟な演技が、それをさらに引き立てます。脇を固めるのは、中川大志さん、佐藤二朗さん、丸山礼さん、立川志らくさん、市村正親さんら。
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