「ちむどんどんする」夏目アラタの結婚 きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
ちむどんどんする
いつうちなーぐちで話すかドキドキしながら見てたさ〜
なわけないけど、久々にスクリーンで見る黒島結菜さんの猟奇的殺人犯の演技は、何か良く無いことを心に秘めてるような企んでるようなこちらを不安にさせる僕っ子で随分と惹かれるものはありましたが、多分よく似た僕っ子にお願いしようとしたけどトイファクと揉めたか演技的に問題あったかで難航したのかなと。
柳楽優弥さんは序盤の「結婚しようぜ!」の破天荒加減が秀逸でさすが銀魂の土方隊長がハマり役って感じだったのに、だんだんとキャラが丸まってしまい感情移入すら突っぱねる感じがどんどん薄まっていってしまったのが残念でしたね。今どき主人公がタバコ吸ってるのも珍しいし。そもそもこれって何年くらいの時代設定なんだっけ?
トップカットの空撮といいスーツケースからの木の葉を跨いだ視点の上昇といいドローン使った絵はとても良かった。構図とかもところどころ印象的なんだけど空想と現実の境目みたいなののメリハリが曖昧だったのが没入できずに腕組んで見始めちゃった原因でもある。
内容的にはもう少しふたりの駆け引きだったり紆余曲折があったりするはずなんだろうけど(原作未読)とにかく隔てられてた2人が法廷でフィジカルに接触するシーンがクライマックスなはずなのにそうでもなくてね。最近の日本映画って圧倒的に毒親の話多いけど失われた20年のツケがどっと回ってくる2020年代ってことなのかしらね?
SPEC以来久々に堤監督の作品見たけどやっぱ色々日本映画はきついね。ハリウッドの作品とか海外の話題作が途切れてる今こそ攻め時なのに…キー局気づいてるのかなあ?最後の悪あがきかなあ?ネフリ一強時代来ると鑑賞料金また上がりそうで嫌だな。
とはいえ感動した!とか伏線回収素晴らしい!って褒めてる人多いのが救いです。私自身はいまいちハマらなかったですスイマセン
そろそろauマンデーは絶対映画館で映画観る!って意地になるのもやめる時期かもしれない。とはいえ今週末公開の哀れみの3章とベイビーわるきゅーれに期待!
それでは!ハバナイスムービー🎞️