「黒島結菜さん、この役をよく引き受けましたね(勇気に脱帽‼️)」夏目アラタの結婚 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
黒島結菜さん、この役をよく引き受けましたね(勇気に脱帽‼️)
品川ピエロ(品川真珠)の血塗れの空きつ歯
(実は、マウスピース)
その歯を剥き出して笑うシーンのインパクト。
予告編でその強烈な印象に惹かれて観た私も私・・だけど、
結菜さん、殺人鬼(?)役をよく引き受けましたね!!
(この役って彼女の今後のキャリアにプラスに働くんだろうか?)
正直言って、私が女優なら、お断りすると思う、凄い役。
《異色ののラブストーリー》・・・
とか言われても、やはり品川真珠は、めちゃめちゃキモイ。
(夏目アラタの愛がもし冷めたとか、彼の愛を疑った真珠に
(寝首かかれそう・・・な怖さを感じずに、
……………隣で寝られますかねー、
元ヤンのアラタなら、そんな小さい男でないのか?
男気見せるのかな?
原作漫画は未読ですが、チラッと絵は観ました。
端正な筆遣いですね。
品川ピエロの殺人事件被害者の息子の中学生の、たっての願いで
児童相談所の職員・夏目アラタ(柳楽優弥)が死刑囚の・品川真珠に、
面会に行くところから始まる。
目的は被害者の首を埋めた場所を聞くため。
真珠に偽の身代わりと見抜かれ、真珠はドタキャンで、
帰ろうとする。
アラタは引き止めたい一心で、
「俺と結婚してくれ!!」
ドサクサで口走ってしまうアラタ。
実際に凶悪犯と獄中結婚する一般人の話は時々聞きます。
首都圏連続不審死事件の死刑囚・木嶋佳苗は5度結婚してるし、
現在進行形でドキュメンタリー小説が週刊B誌で連載中。
木嶋佳苗が文章力で《人心を操る姿》には戦慄を覚える。
真珠が、「ボクは誰も殺してないんだ」・・・
事実、品川真珠には悲しい過去があり、夏目アラタは次々と
真珠の「本当の過去」を発見するために奔走する。
裁判シーンが見どころ。
特に真珠のコスプレ風のファッションが楽しい。
(黒島結菜が中性的で、ボクと呼ぶも似合っているけど、
(あまり美しくも可愛くも見えない気がする、ごめんなさい)
アラタとのラブシーン(?)でムードを作るBGMがウワーっと
掛かる。これが悪趣味で気味が悪い。
(柳楽優弥の目が終始、笑ってなくて、怖いんだけど!!)
佐藤二郎の死刑囚ウォッチャーがめちゃ面白い。
佐藤二郎は、ほんといいわあー‼️
真実の愛に憧れる品川真珠のアラタへの愛は、実は昔々の
ある【匂いの記憶】に遡るなど、真珠の不幸に同情も出来るのだが、
素直に喜べないのは、バラバラ殺人の描写のせいだと思います。
私の中では、この「異色のラブストーリー」に乗れないし、
正当化もできないのだった。
素直に楽しめなかったのが本心。
バラバラ殺人鬼なら、
「純愛モンスターのリカ」の高岡早紀方が魔性だし
黒島より魅力的に思えちゃうんだよね。
確かに好奇心は満たされた。
面白かったと、言えなくもない。
ひとつ引っかかったのは、少女時代の真珠役の子役ちゃんとの
見た目の違い・・・(幾ら成長しても黒島結菜にはならないと思う)
★☆★
夏目アラタ、品川ピエロに恋したって、本心かい?
私には、そうは見えなかったけど。
「ブルーに生まれついて」にコメントありがとうございます。
チェット・ベイカーの最後は、そんな感じなんですか。悲しいですね。
ミュージシャンの孤独を想像させられます。
琥珀糖さん、新作をいろいろ観てらしてうらやましい〜。
私の気になっていた作品のレビューを、いくつか読ませていただきました。
それで観た気分になりました(笑)