「匂いの記憶」夏目アラタの結婚 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
匂いの記憶
原作未読。
ミステリーや謎解きやスリラーを勝手に期待したが少し変わった純粋なラブストーリーって感じだった。
決して色白で女性的とは言えない黒島さんの少年の様な身体つき(一人称も僕だし)が同情は誘うもののリアルな恋愛をイメージできず、逆に求婚に対して裏を感じさせるような効果があって良いと思った。
どうしても口元に目が行ってしまうが、入れ歯が顔つきや喋り方に少なからず影響してしまっており気の毒に感じた。
面会終了を回避するための「結婚してくれないか」のセリフが唐突かつ不自然過ぎて最初から話に乗れず、そのまま最後まで行ってしまった感じ。
面白そうなシチュエーションありきでストーリーを後から肉付けして行ったタイプの小説をそのまま映像化したという印象。
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