劇場公開日 2024年9月6日

「歯並び悪いくらいじゃ消せない可愛らしさ!」夏目アラタの結婚 ごはんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0歯並び悪いくらいじゃ消せない可愛らしさ!

2024年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予告でなんだか面白そうと思って鑑賞。

原作漫画があることも知らず鑑賞したけど、なんだか思ってたのと違ったというか、この作品を捉えるテンション感を掴みきれずといった感じだった…

ただ真実に迫るストーリー自体はしっかり自分も振り回され楽しめたと思う。

「気がつけば殺人犯の手のひらの上」
…みたいなのを期待していたんだけど、結果的にはそうじゃなかった…
そんな事期待してたからこそ、ある意味主人公アラタと同じような気持ちにもなれたような気もするけど…
でも如何にもな雰囲気の演出だったじゃない…
あんな「コイツやばいですよ〜」演出で偏見の目で見ないというか、そういう思考で見ないのは無理があるもんなぁ…

「殺人犯が可愛すぎる問題」
連続殺人犯を演じる黒島結菜さん。
黄ばんだガタガタの歯並びにはなっているけど、それを持ってしても余裕の可愛らしさよ…
これ劇中でも見た目可愛いって認識なのかな?と疑問だったけど、佐藤二郎さんの「かわいい」の台詞でやっぱ見た目はかわいいって事でいいんだ…と納得。

「シリアスなんだけど、なんだかコメディ感あると言うか…」
ストーリーや真実なんかは真面目でミステリー的な感じでとても面白く、真面目に見れる内容なんだけど、どうもそのテンション感を保てないというか…
原作でもそうなのかも知れないけど別に真珠の一人称ボクじゃなくても良かったと思うんだよね。幼さみたいなのは出るけど別に幼い子がボクっ子ってわけじゃないだろうし。
あとは友情出演の佐藤二郎さんがこの微妙にシリアスさを崩す戦犯な気も…
あの人もやばい感はあり良いキャラなんだけど、ちょっとコメディ感強すぎると言うか…
佐藤二郎だからそう見えてしまっているのか…

期待としては「死刑にいたる病(2022)」のようなものを期待していたのだけど、ちょっと…いやだいぶ違ってたかな…

ただ本作のかわいそうだから救うとかのそのかわいそうって感情とかに関しては、少し覚えておきたい部分もあったなぁって作品ではあった。
かわいそうだから手を差し伸べるとかでも差し伸べないよりは良いと思うけど…

ごはん